牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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カナディアン、アイリッシュは少数派。「入門編!五大ウイスキーセット」とかって受けるのかなぁ。

2023-10-11 13:15:40 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                          
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ちょっと前に、ロゼワインのシェアって日本では本当に少ない、というのをインポーターさんの取扱い数も交えながら触れました。


で、それと似たようなことがウイスキーでもありました。

お客様との商談で「ジャパニーズウイスキーも五大ウイスキーに入るようになった」という文脈から、「では、消費者に『五大ウイスキー』というのは響くのかな」と。

トリュフ、フォアグラ、キャビアの世界三大珍味は食べてみたい!といって食べた人は多いでしょうし、かの松平健も世界三大カレーと称して「マツケンカレー「欧風」「インド」「タイ」3種のカレーを出していて、これも食べてみたい。





それでは五大ウイスキーは、ということに。

スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズなのですが、
スコッチはジョニ黒とかオールドパーとかシーバスリーガルとか昔から有名ですし、自分も学生時代のヨーロッパ貧乏旅行でグレンフィディックをお土産に買ったのを覚えています。

また、アメリカン、というかバーボンは、チャンドラーの探偵小説でフィリップ・マーロウが飲んでいて((「タフでなくては生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」ってやつですね)、ハードボイルドの象徴でした。

小説つながりで言うと、村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」ではアイラ島のウイスキーが語られていますが、アイリッシュの定義はアイルランド島産だから違うのかな。

そうなんです、アイリッシュとカナディアンって、名前がなかなか出てこないんですよね。
強いて言えば、名前通り(のはず)の「アイリッシュ・ミスト」とか、「カナディアン・クラブ」とか。

実際、昨夕神楽坂の大きめのスーパーで見てみると、輸入ウイスキーは50種類くらいあって、そのうちアイリッシュは1種類、カナディアンは2種類。
アメリカンは10種類ちょっとで、残りは全部スコッチかイングランド(もしかしたらアジアも1種類くらいあった?)。
また、カクヤスさんでも似たような状況で、30種類ちょっとのうち、アイリッシュは1種類、カナディアン3種類でした。
(どちらもカナディアンはカナディアンクラブのバリエーションだった)

五大ウイスキーといってもアイリッシュやカナディアンは日本では本当に少数派でした。
こういうの、「一度は味わってみましょう」という売り方は受けるのでしょうか。

「入門編!五大ウイスキーセット」とかやってみたい気もしますね。




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