きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

なんとなくおそロシア

2016-06-04 | 今の会社
秀クンが「sakeさん、旅行来るの?」と言うので、「行きますよ~」と言うと、「部屋どうするんだろうね?」と言う。

私はおそるおそる「えぇ・・男と女は部屋を分けるのでは・・」と言うと、秀クンは「まさか。」と言い「個室なんてないよ。」と言う。

「えぇ~~~~!男女一緒なんておかしいですよ。。。」と言うと秀クンはズルイとでも言うかのように「sakeさんだけ個室の方がおかしいよ」と言い、「社長達と一緒に寝ればいいじゃん」とか「ZENさんと2人でとか。」と言うのである。(10年前はこんなキャラではなかったのに、今はこの業界に毒されたただのオッサンである。)

「えぇ・・・」と私はその場ではこれ以上争わなかった。


なぜならこの時既に私はAさんに根回ししてあったのである。

「男と女で部屋を分けてちょうだいねン」と言い、オネガイオネガイ、あんな酔っ払い達と一緒なんてゼッタイアタシキケンダヨ。どうか私は別にしてちょうだい、オネガイオネガイと頼み込んでいたのである。
そして、Aさんから「sakeさんの部屋は別に取れたよ、ちょっとグレードは落ちるけどね。」と既に内定確約をもらっていて、ヤッターヤッター、ヤッターマン!(^o^)ノになっていたのだった。

10数年前にも旅行はあったのだが、その時はkekeが小学生で私は参加しなかった。今回初参加なのでR。

Aさんにお世辞ながら「旅行楽しみですねっ♪」と言うと、「観光気分でいるのはたぶんsakeさんだけだよ。」と言う。
Aさん曰く、この会社の旅行は始まりのバスから宴会が始まるそうで、集合前にあちこちから氷を買い集めてクーラーボックスに詰め、バスの中では交代で年中焼酎割りを作ったり手渡ししたりするらしい。
そしていい気分になったオッサン達は、予定外の場所で「トイレに行きたい」と騒いだり、予定の見学場所も「そんなとこ行きたくない」「バスで寝てる」と言い出し、そういう場合は急遽違う予定に対処できるように旅行会社の人が常にスタンバイしているそうである。

そしてAさんが一番頭を悩ませているのは二次会以降である。
この旅行の予算の中にそれは含まれていないので、2次会以降は個別に代金を払うはずなのだが、お姉ちゃんは呼んでくるわ、飲めや歌えや、部屋に替えればマッサージは頼むわで、翌朝シラフになった頃にオッサン達は「そんなの知らない」と会計を払おうとしないそうである。

「えぇ・・・・」と私は言い、「それでは今からFAXで『それは会費に含まれてませんので個別に会計願います』と送りましょうか。」と言うと、「それはシラけるからやめよう」とAさんは言い、「みんながバスから降りる時にアナウンスさせるから。。」と言う。

う~ん・・・でもAさんの↑上の説明ではバスを降りる時には既に皆、酩酊状態のハズ。。。。
どんな旅行になるのか、何となくおそロシア。。。。。

(明日から出かけてくるので、コメントのお返事は遅くなります。m(__)m)

kekeとの会話

2016-06-04 | 息子keke
帰ってからkekeの部屋をノックし、「ハローワーク行ったのン?」と尋ねると、「行くだけは。」と言うので、「それでも外に出ると気分も変わるだろう、よいことだよ。」と言うと、kekeは部屋から出てきてハイと3万円差し出す。

「いいの?」
「ウン。」
「お金があるうちだけでいいよ。」と言うと、kekeは「それはよくない。」と言い「生きていたいか考えて生きていたいと思ったら働きたいと思えるかも。」と言う。

「生きていたいと思えなかったら?」
「死ぬ。」
ウルウルと涙を流すと、kekeは「コノ人ケッサクですねぇ」という感じでアハハ「働くようになってここを出て行くのと死ぬのも変わらないのでは。」と言うので、「いつか会えると思えるじゃないか。」と言う。

「死ぬぐらいなら今のままヌクヌクしてくれてもかまわないんだけど。」
「それは良くない。」

kekeは台所に行き洗剤でお皿を洗うので、「アンタちゃんの子供がアンタのようなことを言ったら、何て言葉を返すのン?」と言うと、「死んでいいと言う。」と言う。
「生きているのが辛いなら死んだ方がシアワセでしょ。それを生きろというのは親のエゴ。」
この主張だけは未だに健在なようである。「でも親の気持はなったことがないから分からないけど」とも言う。

「それなら働いてまで生きるより、死ぬ可能性のほうが高いのでは。。。」というと「五分。」とkekeは言うので生きていく可能性も割りと残されているようである。たぶんこのまま家の中だけでも楽しい生活があれば、今度は今ここで死ぬ動機が見つからなくなるのでは?とも内心思う。。。

「自分に八つ当たりはやめてほしい。」とkekeは言い「自分に八つ当たりをすればアナタはスッキリするかもしれないけれど、自分はそれを当たる先がないから苦しい」と言うので、「日記でも書けば?」「お友達に母の悪口言えば?」と言うと「それはできない。言う相手に迷惑がかかるから。」と言い「日記はいいかもしれない。人にも見られないし考えも整理できるから。」と言う。(私も感情的に怒るのはやめようと少し誓う)

「あの7歳の山林の子、みつかってよかったね。」
「あれはすごい。2年生で7キロ歩くなんて。将来大物になるかも。」
「kekeも2年生の頃、すごいことがあったんだよ。」と私は言った。

「職場に子供からちょいちょい電話が来るのがイヤだったから、会社の電話番号を教えなかったんだよ。それで1度何かの時に、kekeが電話番号を必死で探して上司の名刺があったんだね、それでかけてきたことがあった。」
「覚えてない。」
「うん、あれはすごいと思った。本当に見つからないような所にあったから。案外あの年代って動物的本能が働くのかもしれないね。」

「あの3万円を自分のしたいことで使えば。」
「今さら使いたいことないんだよねー」
「おいしいものでも食べに行けば。」
「家で充分おいしいもの。(自分の)まずい料理もおいしく食べられるし。」
「旅行でも行けば。」
「1人で行ってもねー」
「世界遺産とか見たら?」
「そーいうの全然興味ないもん。」

「それじゃkekeと2人でどっか行こうかなー」と言うと、kekeは「行かない」と言い、「誰かと旅行に行きたいと言うのは旅行が好きなんじゃなくて、誰かと旅行をしている自分が好きなんだ。」と言うオチで終わる。