きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
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多数決なんて

2016-06-27 | 巷の話題
イギリスでEUの加盟をやめるVSやめないの選挙があったそうで、それも終わってから「そんなはずじゃなかった!」みたいなことまで起こっているそうである。

私はとてもじゃないが、対岸の火事とは思えないのである。

来月の参議院の選挙も正直困っている。
新聞もとっていないし、TVのニュースをチラチラみるぐらいである。
芸能人のスキャンダルとなるとまだ耳が大きくなって聞こえてくるが、他の事をしているとあまり耳に入ってこない。自分なりに興味を持って総理大臣の本を読んだりもしているが、さりとて今度の参議院選挙は悩む。

外交ではこの党、内政ではここ、とか選ぶことができればまだしも、それぞれ一長一短もあるように思う。ましてや人物となると、さらに誰がいいのかなんてさっぱり分からない。

来月の選挙はともかく、このままだといずれ改憲の国民投票にもなりかねない。そうしたら、まさにこのイギリスと同じではなかろうか。
さらにもっと勉強しなくてはとは思うが、改憲がどうして必要なのか、まだイマイチ私には分かっていない。中国の脅威は考えなければならないだろう。それが理由だとは分かるけれど、そこから改憲に至る具体的な○○○だからこうでしょ→そうなるとこうしなければ→だから憲法は変えなければならないんでしょ。という途中経過の理論がよく分からないのである。

改憲したくない人は、例えば中国の脅威をそれ以外のどの方法で押えるのか?というのを教えてほしいし、その方法でどうにかできないのかということを改憲派の人とも相談して、中庸で今の憲法のままでいい方法を取ることはできないのだろうか。そういう話し合いはできないのだろうか・・・と思ってしまう。

改憲か、改憲じゃないか、ではなくて、その前に改憲しなくて改憲するのと同じぐらい外国と渡り合える方法を与党と相談して歩み寄って考えてほしいのである。(改憲しませんだけでは安心できない)

そういう経過もなく、国民に二者択一にして多数決にしていたら、まさに本当にこのイギリスのようになるような気がしてならない。
「戦争は絶対起こりません」と言われれば「じゃ改憲でいいじゃん」って私は思う。そして戦争が起こってからでは困るのである。

逆についても同じこと。
「改憲することはありません」と言うのを信じて、中国の奴隷(植民地)なるようになったらどうしてくれるのだ。

そもそも私のようなド素人に投票ができるのがおかしいのではないだろうか。
何にも分からない。アメリカ辺りともしかしたら水面下で何らかの取引があるかもしれないのを、私は知らないし、それをなくして投票しろと言われても判断のしようがない。

どこかの都知事を思えば(現時点では)、多数決なんてまさに正しくないではないか。ただ政治家がそれでどんなに悪いことをしても投票民のせいにできるだけ。

あのイギリスのごたごたは、いずれ同じことがこの国でも起きるような気がしてならない。


去年、歴代総理大臣の本を読んだが、桂太郎が総理大臣だった時代、桂太郎と西園寺公望が交代で総理大臣をやっていた。二人は党が違うのだが、片方が失政すると、選挙が行われ、もう片方の人がなるのだが、実は二人はツーツーで、与党が変わっても政策は変わらない。国民が納得するように選挙はあるが、二人が真剣に日本の将来を考えて党の利益ではなく、国益だけを考えて舵を取っていたのである。

だから今みたいな足の引っ張り合いみたいな無駄もないし、当選ばかり考えずにみんな(政治家)が本当に国や国民のことを考えて行動できたのである。
そしてトップは明治天皇なので、おかしなことをすれば天皇からペナルティが来るのでずるい事もしなかったのだ。(あくまで私の見解です。間違いがあったら訂正を指摘願います。)

私はこういう仕組みの方がこの国には合っていると思う。
どこぞやの改憲より先に、今のこの国民の多数決投票制度を改憲したらいいのではないかと思うぐらいだ。それも戦争で負けてからアメリカ流の多数決主義になってしまったのだろうか。

小学校からの学校教育でも何でも多数決ばかりで「多数決が正しい」ように思い込まされたのもどうなのだろう。(よく分ってない子供の人気投票なんて、今から思えば先生の影響が大きいような気もしたりして・・・苦笑。)

自分でもこれではいけないと思い、勉強には努めるが、正直毎月4,000円払ってまで新聞は読みたくない。好きなものを食べたいしドライブやカラオケも楽しみたい。
それを辞めてまで新聞を読むことになったら、何のために生きているのか分からなくなる。

それなりの報酬があるのだから、失敗したら自死ぐらいの気持で政治をしてほしいと思う。(苦しまず安楽死でもいいから)←自分が政治家ならそれでもいいように思う。