きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

毒をんな

2016-06-03 | 息子keke
今日も帰ってくるとゲームをしている音がする。

経験上、どうもこれが私をカチンとさせるようである。
「なんでお前は仕事を探さないのか。」と言うと、「お金は入れてるし、そんなこと言われる筋合いはないでしょ。」という態度である。

うっと私はたじろぎ、「でも今のうちに仕事を探さないと後からでは仕事につけないぞ。」と言うと「その時考えればイイ」と言う。

「それに私はクラス会でもみんなに息子は何してると言われるんだゾ」と言うと、「自分も子供の頃、母子家庭と言われた。同じ気持だった。(なんで親の見栄ために自分が働かねばならないのだ。)」と言い、「なんでそんなことで怒るの?」等と言う。
(私は怒ってはいないつもりだが、kekeは怒っていると思うらしい。)

「仕事を探そうとして仕事がなくて、そうしてるなら分かる。なぜハローワークに行かないのか。」
「行っても何の仕事がいいか分からない。」
「アから片っ端から履歴書を送れば。条件にあう(資格学歴不問)とこ全部。」

どー見ても今の生活、普通じゃないでしょ!と私は言う。
なんで病気でもないのに働こうとしないの。
ゲーマーになるならいいけど、毎日ゲームする意味があるの?
ただそうやって、無駄に時間をつぶして現実逃避してるだけじゃん。

「そうだよ、現実逃避。なァんも意味ないじゃん。そーいうのが腹立つんだよ。せめて日本一周旅行でもしてきなよ。」
「世間体よくしたいだけか。」
「そうだよ、クラス会でも飲み会でもバカにされるんだからな!この前は当たり前の事ができないsakeさんの子供、とまで言われたんだぞ!」

kekeは「自分に八つ当たりをするな」と言うが、厳密にはkekeに怒っているのではなく、私は世の中の連中に腹を立てた。さんざ女を泣かせてるくせにkekeのことを尋問するマグロ君やAさんのことだった。Aさんが言う「今の若い人はオレ達の思う当たり前の事ができないからね、sakeさんの息子もそうでしょ」はAさんにとっては若干意味が違うのだろうけど、私には同じことだった。それを憎んだ。

あんな人たちにちっちゃい子しか知らない人達になんと言われても相手にしなければイイと思うけれど、あんな人達にkekeをバカにされるのはとても悔しかったのだ。そして面と向かって怒れず、kekeに(たしかに)八つ当たりをする自分はもっと腹が立った。

kekeは働いてはいないが、誰一人傷つけてはいないのだ!!
と私は言いたい。
すごいいい子なんだぞっ!

今度言われたら言い返してやる。
中島みゆきの歌にもあるさ。「噛み付かれたら噛み返す、踏みつけられたら足をすくう」とな。

そうならなきゃ誰がアタシを守ってくれるというの。
これこそまさに、私のテーマソング。毒をんなである。


この前の日の晩ご飯。
この日はkekeと一緒にご飯を食べた。
ニンジンのラペ、甘酢きゅうり、ほうれん草は豆板醤とオイスターソースあえ。いわしの南蛮漬け。
いつも食べないものばかりなのにkekeは1度づつ箸をつける。kekeには別に刺身を買って来た。

この世にはいろんな色がある。
人はそれぞれ好みの色はあるだろう。
でもその中で良い色や悪い色があるのだろうか。

「生きたくないなら死ねば」と言えば、私はたぶん山林夫婦と同じことになるだろう。
せめて言えるのは「死ぬなら2人で死のうぜ」ぐらいである。(でも死なないと思うのでご安心ください)

生きるのに疲れる。