きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

夏野菜

2016-06-19 | 日記
野菜の店に行くと、誰もいない。

・・と木陰で休んでいる72歳(のおばあさん)S田さんとお茶のみさん、何人かの方が居た。
さっそく仲間に加わることにした。

遠くから野菜を運んだトラックが来る。
「あそこの奥さんね、若いけど認知症なんだよ。まだ70にもならないのに。」と72歳のS田さんが言う。

S田さんが「おはよう~!」と手を振るがトラックの奥さんはこっちを見てニコニコしているだけである。
「旦那さんがひとりで面倒を看るんだと。自分の両親を奥さんに看てもらったから今度は自分が面倒を看るというけど、農家もしてて大変だろが。」
と72歳のS田さんが言うと、「あ、もう来てる」、とS田さんは店に向かって歩き出す。
開店前の入り口にはもう人が集まってきている。

「並んでないで涼んでいると場所を取っちゃうよ」というのはこちらも常連の山ガールさん。でもS田さんは、自分達が先に来てたと堂々と先頭に並ぶ。

お茶のみさんは「もうじき孫の誕生日だからお祝い包まなきゃ」といつものように話し出す。
「1人2万だから大変なんだよ。二人来ると4万円。ビンボウなのに。」

そう言うと、山ガールさんと72歳のS田さんは、お茶のみさんには聞こえないように「また始まったよ。。。」「ビンボウなら1人2万円もお祝いで包まないよ。。。」とコソコソこちらを向いて小声で言う。お茶のみさんは気にせず「孫が来る時だけだよ、お祝いね。お嫁ちゃんもいつもよくしてくれるからね。」と言うが、また山ガールさんとS田さんは「こっちは孫より自分の楽しみに使ってるよ。。。」「年金暮らしじゃ2万も包めやしないやねー・・・」とそのたびにブツブツ言うのでおかしい。(これもいつもの事)

「ナスはまだかな。」と言うので「先週出てましたよ」と私は言うが、「幾らだった?」「何本入ってた?」「地元の野菜じゃないんじゃないの?」等とみんなが言うので、「いや、確かに農家さんの名前も入ってましたよ。3本で幾らだったかなぁ」と思い出している間に、開店。

今日は人気の誰それさんのトマトがたくさんあって、私はOMさんの分もカゴに入れた。
というのも、先週OMさんとこの店に来たが、その人気のトマトはその日売られていなかったのだ。
OMさん、きっと喜ぶだろうなと思った。

ニンジン、とうもろこし、ナス、きゅうり・・とカゴに入れてレジに行くと、後ろの女性が「ニンジンの葉は食べますか?」と言う。

「いや、食べませんよ。」
「それではいただいていいですか?家のうさぎにあげたいんです。」

と言うので二つ返事で切って持っていってもらうことにした。

帰ってから、さっそくOMさんにこれが先週噂だったトマトですよ、と持って行くと喜んでくれた。
また今度一緒に行きましょうということになった。