きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

人生相談

2023-05-18 | 息子keke


今日は週に一度のプルコギ弁当です。
いつもは野菜いっぱいですが、今日はお肉の比重を多くしてみました。kekeも喜ぶことでしょう。
(よく「ご飯がまずい」と言われるので、たまにはこういう日もいいでしょう。)

朝もマドモアゼル・愛さんの動画を見ていたら冒頭で「毎日の生活がどんなに貴重なことか」と言うお話をされていました。本当にそうだなぁ・・・と思いながら、またしみじみと聴いていた訳です。

例えば上のプルコギ弁当。今では何でもないありふれた朝のお弁当です。
でも、この先息子が(もしも)家を出て暮らす時が来たら、この写真を見て今日のこの時のことをしみじみと思うわけです。マドモアゼル・愛さんは新緑がお好きなので「いつか病院のベッドで横になっている時に(あの頃のように新緑の中を歩くことができるとしたら大金を払ってでももう一度歩きたい)と思うのではないか」と言われていましたが、本当に私もそうだと思いました。

今日を書きとめておくことはそういうことです。
その日が1年後でも10年後でも20年後でも変わらない。「今この時を大切にしなくては」とますます思います。

仕事があることも、今日この時間に帰れることも、こうしてご飯を作ることも全てが愛おしいと思うのです。
そしてあんなに思い悩んだ10年前。。。。息子が部屋から出てこなくなっていた時期さえ、幸せな時代だったと今は思うんですよね。そしてあの頃が無かったら、今は無かったとも。


そして今日はふと思い立って「人生相談」を検索してみました。よそ様はどんなことに悩んでいるのだろう?と思い始めたのです。そして検索してみると、偶然マドモアゼル・愛さんの回答する人生相談の番組の文字おこしのサイトが見つかりました。

さっそく読んでみると、34年連れ添ったご主人を亡くした奥様の相談があったのです。
https://telephone-soudan.com/20230206-kato-ai/2/
そしてマドモアゼル・愛さんはどのように回答するのかなと思うと、「その絶望を味わいつくしなさい」と言うのです。そうしないとその悲しみは終わらないそうです。(実際に愛さんも同じ経験があるそうです。)
その孤独をかみしめること、なのだそうです。

あぁなるほど、と思いましたね。
これを読んで、「もう私に恐いものはなくなる」と。
不幸な出来事が起これば起こるほど、人は強くなるのです。
今までの自分がそうでしたから。

1人で暮らすのが怖いと思っていましたが、そうか、そうなったら逆にまた一つ恐いものがなくなるのでした。宇野千代さんはエッセイで「悲しい時は自分からその中にスルリと入り込むのが良い」と書かれていましたが、怖い怖いと思うから怖くなるのかもしれません。
1人で暮らしていけるようになったら、そういう人生相談の夫婦の悩みとか、親子の悩みとかも、上から見下ろしてしまえるような
気持ちになれることでしょう、あら感謝のひとつもできないのね、みたいな。

しかし人生相談を読んでいると、自分もまた同じような勝手な親(毒親)だったのだなと思います。こういうのを幾つか読んでいると、相談してる本人に問題があるケースが結構多いような気がします。
本人(相談者)は「家族の誰がどうで困った困った」と言うけれど、結局突き詰めればその家族が、相談者の思い通りに動かないから「困った困った」になっているケースが多い。すなわち、「困った困った」という思考回路にすぐなる相談者にもその一端は・・・結構あるんじゃない?(もちろん例外もあるでしょうが)

10年前に自分も同じように「息子が困った困った」と言っていたので、同じ事なんですけどね。やっぱり子供の気持ちよりも、世間体とか将来このままでいいのかとか、そっちを念頭に置くから困ったわけで、息子の心を理解しようとしていなかったんだなぁと今更ながら人様の悩みを読んで気がつきました。

でもその時期があるから今がある訳で、それが無かったら今こんなに仲良く暮らせていたかどうか分かりません。でも今仲良く暮らしていることが、この後にどう響くか分かりません。
何がいいとか、悪いとかそういうことではないと思う。

そう言えば、友達でここ数年の間にご両親やご兄弟を亡くした友人がいて、その人が宗教に誘われたという話を聞いたけれど(断ったそうだけど)、誘った人は良かれと思って誘ったのだと思うけれど、人のそう言う心の状態の時にそういうことをするのはどうなのかなぁ・・?と思うんだよね。

つまり、その人を不幸と決めつけるってことだよね。勧誘とか言うこと以前に、そこに驕りのような何かを感じるんですね。まずはそういうのを抜きにして寄り添う事じゃないの?と思うのです。そして元気になってちゃんと物事をいろいろ考えることができてから、誘えばいいのにと思うのです。

自分も離婚した直後にそういうことがあって、当時は気がつかなくてたまたまスルーしてしまったけれど、本当に深く関わらなくて良かったと思います。上の人生相談を読んで、ふと思い出してしまいました。
そう言う時に近づいて来る人には用心した方がいいのかもしれません。