きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

勝てば官軍

2016-05-01 | 息子keke
TVで森尾由美さんのトークが映り。娘に大学時代は小遣いを渡さずバイトするように言った、という話である。

私はkekeをチラリと見て、「お前はこの先のことをどう考えているのか」と言うと、何も考えていないわけではない、と言う。しかし具体的に何をしようとは考えていないというので、「考えなければダメだろう」と言うと、「どうしてそれがダメなのか」と言う。

「40や50になった時困るんだぞ、せめて手に職を」と言うと、その時なったら考えると言う。その時仕事を探すかもしれないし、仕事がなければ死ぬからイイと言う。誰にも迷惑はかけていない等と言う。

「食費や光熱費、ここに住むのも金が掛かってるんだぞ、家にイレロ」と言うと、「ご飯を作ってくれと言った覚えは無い。これからは自分の金でご飯を食べる」と言う。(今までもたしかにそう言っていたが、本当にこれからそうしてもらおうと思う)
そしてどちらかともなく、過去の話に遡った。
今日の話によると、kekeは離婚も引越しもイヤだったそうである。「しかし、アンタは人の考えなど訊かない。そんな親に今さら相談するわけがない」等と言う。この家庭環境がこういう人間に育てたのだ、と言う。

「いや、環境じゃない。それなら同じ家庭環境で育った兄弟は全部同じ性格になるはずだろう。生まれ持ったものがあるんだよ。」と言うと、「それは兄弟順の環境が影響するから。」とkekeは言い、「次男がコミュニケーションが取れるから一番いい人材になるらしい」と言う。


ちょっと前にAさんが「知り合いのやっている会社はいつも人手が足りないらしいから、そう言う所からできる時だけ始めるのもいいんじゃないか」と言ってくれたので、それとなくkekeに言ったが「別に(要らないの意)」と言う。
妹は「知り合いの紹介って言うのもイヤじゃない?」と言う。本人がやる気がないまま行っても続かない。また辞める辞めないでもめるのが目に見える。

こうしてまた今日も砂時計の砂が落ちるように、今日も日が経っていく。

大学時代の事も「あんなビンボウ暮らしをしてて、留年してまで行けると思うか!」とその時だけは怒っていた。
「それは逆だよ。大学だけは出させたくて切り詰めてビンボウ暮らしをしていたんだ」と言っても認めない。「お金の心配はしなくて良いと何度も言ったじゃないか」と言っても認めない。

自分は離婚をしてすぐに仕事が決まったのは、学歴があったからだと思っていた。だからkekeも大学だけは出そうと思っていた。それが全ての間違いの発端だとなればどうしようもない。
あの戦争だって、結果間違いだと後になって分かったわけで、当時は真剣にそれで良かれと思って導かれたのだろう。勝てばみんな官軍なのだ。結果が悪ければ、その時誰がどう考え、どんな気持があったとしても、それが悪だと責め立てられる。

そのことを思うたび、誰かに言われるたび、自分こそが死んでしまえばいいと思う。(もちろん思うだけで死にませんが)
今までいろんな間違いをやらかしてきたが、その大半は自分が墓穴を掘るものだった。そのことに関しては1つも後悔が無い。自分がどんなに痛い目にあったとしても自分で選んできたことだから。

しかし、この失敗だけは償うにも償いきれない。
不幸の中では、この手の不幸が一番堪えるのではないかと思うのは傲慢だろうか。
kekeは世間体が悪いからだろうと言うが、それは違うと言う。

そう言えば今日新たに分かった事は、kekeは「自分が出かけるのがキライだったのは何故だか知ってるか」と言った。「周りの家族を見るのが辛かったからだ」と言う。
でも私は当時を思い出しても、やっぱりkekeは面倒くさくて出かけるのがキライだったような気がする。そういうこともあったかもしれないけれど、それが全てではたぶん無かっただろうと思う。

「さっきTVで言ったとおり、子供は(親の思う以上に)親を見て育つんだ」とkekeは言うが、親も子供を見ているので、kekeの言うことも、半分以上は言いがかりだと思う。


8 コメント

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sakeさんのせいじゃないです (kao)
2016-05-01 16:25:15
ご子息もいろいろくさくさしていて、
面白くない気分だから、一番身近で
甘えられるsakeさんにもやもやを
ぶつけるのだと思います。GWで
ずっと一緒にいるから、成人どうし
けんかしてしまうのでしょう・・。
sakeさんのおっしゃる通り、半分以上はご子息の
言いがかりだと思います。一番正当に聞こえる
離婚のことをもちだしているのでしょう。
こういってはなんですが、まともに
傷ついてあげる必要はないのではないでしょか;;
そうやってうっぷんを晴らされているのかもしれないし。。。取り合わないのが一番かも。
兄弟で性格がまったくちがうように、sakeさんの教育や
離婚が悪いのではないと思います。とにかく、「ああ、
面白くないからまたやつあたりしてるのだな。。」と
受け流すのがsakeさんが一番きずつかない防止策
だと思いますよ・・。ご子息のことあまりよくかけなくて
ごめんなさい。でもsakeさんが傷つくのは私も
とても悲しいんです。
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難しいですね。 (みみ)
2016-05-01 17:48:25
kekeくんの言い分は一見 筋が通っているようで実は焦りの裏返しのように思えます。

でも知り合いから職紹介は私も躊躇しますね。
自分がその仕事と合わない時 辞めるのが大変そうだし自分の事が紹介者経由で親(sakeさん)に筒抜け。
(もちろんそうでは無くても疑っちゃうでしょ?)

kaoさん同様 私もkekeくんの言葉を聞き流すのが一番かと思います。
辛いし悔しいでしょうが そんな時はここでぶちまけてウサ晴らししてください。

ブログにはそういう効能もありでは?

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>kaoさん (sake)
2016-05-01 20:52:05
kaoさん、こんばんは。
おっしゃるとおり、GWに家にいる時間が多いので、気になるのでしょうね。息子もこれでいいとは思っていないそうですが、具体的に何をするわけでもなく、言うのは今になってもどうにもならない事ばかり。。。

この20代の一番楽しいだろう時期を「ロスタイム」と言ってました。「無駄な時間」ということらしい。
自分で選んだことなので、この先本当に困っても後悔する事も無いでしょう。

本当に言ってもしょうがないので、見ざる言わざるでいたいのですが、時々このまま放置してて良いのだろうかと思うことがあります。
そうですね、kaoさんの言われるとおり、気にしないのが一番ですね。(^_^;)






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>みみさん (sake)
2016-05-01 20:57:40
みみさんも知り合いからの仕事紹介は躊躇しますか。
そう・・・あんなイヤイヤの返事では、またつまづくのが目に見えている。。なまじ知りあいだけに、私も行く行かないになれば怒るでしょう。話も入ってきますね。

「お金がなくなれば働く気になるかも」等とノンキなことを言うので、食べるものは自分のお金で買ってもらおうかと思います。

もしかしたらこの先、同じ悩みに遭遇する人(親子)が現れるかもしれないので、みっともないながらブログに書くことにしました。
離婚して18年・・今になって仮面夫婦でもたまにしか帰られない父親でもいた方がよかったのかなと思うことがあります。
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こんばんは (koichiw)
2016-05-01 23:54:07
keke君の出掛けたく無かった理由
立場は違いますが判るような気がします。
出掛けると仲の良いご夫婦が楽しそうです。
夫婦仲が悪くていつも別々に出掛ける自分
には辛い光景です。一層別れてしまえば気分
も違うのでしょうがkeke君の言葉に思わず
ドキッとしてしまいました。
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>koichiwさん (sake)
2016-05-02 06:13:26
koichiwさん、コメントありがとうございます。
そうですか。koichiwさんもそうとは驚きました。
私も離婚して数年は惨めな思いもしました。でもそのうち慣れてしまいました。kekeにはもっとちゃんと説明すれば良かったと思います。
koichiwさんはそれでも夫婦でいるのだから、立場的に一番おいしいとこ取りだと思ってました。だから驚きました。
別れたらどうだろう?目に見える光景は変わらないけれど、新しい恋人を作ることが堂々とできるのだから、現状を変えることはできるのかな。。。どうなんだろう。私自身がもう誰かをあてにして幸せになる可能性を考えていないので・・・希望はありますが非現実的だと思っているので・・・それに対する答えは難しいかもしれません。。。
でも希望があるなら、別れて新しい幸せを探すのもいいのかもしれません。・・(^_^;)難しいですね。
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婚活してみませんか? (かっつん)
2016-05-02 08:14:52
もしかして違う世界があるかもしれませんよ
同じ世界の中で堂々巡りをしてないでしょうか・・
あなたがもっと幸せになったらkeke君の状況も変わるかもしれません
落ち込まないようにね
大丈夫です
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>かっつんさん (sake)
2016-05-02 10:54:27
びっくりしました。
まったく考えていなかったので。
私のことを考えての提案ですよね。ありがとうございます。

でも・・今は好きな人はいるので。。。
どんな結末であってもそれが完結しないと次はないような気がします。

たぶん一人になってもそれはないかなぁ・・
広く浅く募集するということは心情的にたぶん無いと思います。
女性特有の感情かもしれませんね。せっかくのアイデアなのにごめんなさい。


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