コインランドリーに行く

朝起きても疲れが取れない。
夢にまで片付けが出てくる。

そして今日はカーテンを洗うことにした。
今年に入ってからは洗ってない。

ここまでひどい人は居ないだろうと思う所で打ち明けると、古い方のレースのカーテンはkekeが生まれる前から使っている。間違いない。義母に買ってもらったものだからだ。
幾ら洗っても根っから汚れが染み付いてやばいグレーになっていて、最近では日夜端っこに寄せている状態。今回ニトリで2枚2000円で買えた。
もう一つのレースのカーテンは数年前に買った。こちらはまだ見れる色だけど、やはり新品に比べるとやや暗くなったように見える。

洗い終えて干す時にハタと気付いた。
今はkekeのベッドがリビングにあり、踏み台が使えない。
ものすごい背伸びをして、ヒーヒー言いながら輪っかを通す。背があと5cm高かったら・・と真剣に思ったのは今日が初めてだ。

そして厚手の方はジャン！初めてコインランドリーで洗ってみようと思う。
今までも洗濯機で洗ってみたけど、回ってるんだか回ってないんだかよく分からないままテキトウに干してる感じだった。
今は車があるし、これでカーテンを運び一度に放り込んで洗うなんて効率いいし、いかにもマイカー生活っぽい。

さっそく出かけるぞと思ったが、この3枚の大きな重厚カーテンを何に入れて運べばいいのか・・・紙袋にはとても入らないし、昨日のニトリのビニール袋はもう処分する布地がギューギュー入っている。
私はハタと困り、押入れを開けると出てきた。
kekeが1人暮らしで布団を買った時に布団が入ってたビニール袋。
これに詰めて行けばよいのだ、とっておいて良かったこともある！

そしてコインランドリーに行き中に入ってから、私は途方に暮れる。
3～4種類ある機械で何をどう使えばいいのか分からない。
そして大きく書かれている説明看板を棒立ちのまま読む。
洗剤を忘れてしまったが取りに行かねばならないのか・・・と思ったが、どうやら洗剤も自動的に入れてくれるらしい。
読むと、お金を入れてスイッチを入れれば良いようだ。。。

800円・・・高い。
モコの洗車ですら500円なのに、たかが3枚のカーテンの洗濯が800円とは。

でも何事も経験だと思い、財布を取り出す。
そして1000円札を入れようとするが、入れる場所が無い。
そんなバカナと思うが、どう見てもコインを入れる場所しかない。

私のこの様子をさっきから摩訶不思議な感じでチラチラ見ていたオバサンがいるのを知っていたので、さすがに「1000円札はどこから入れるんですか？」と尋ねてみた。
するとオバサンは「1000円はプリペードカードを買うんじゃないかしら？」と言うが、よく見たらその隣に両替機があった。
「あ、両替機がありました、もう大丈夫です」と言って、慌てて100円玉を入れるが、間違えて自分の機械じゃなくて、隣のおばさんの方の機械に入れてしまい（同じ機械が並んでいるから間違えた）、おばさんをも慌てさせた。
（まもなく、100円玉は戻ってきた。）

おばさんは入れ替わりに帰って行き、私は1人残された。
そしてお金を入れてスイッチを入れる。

機械が動き、カーテンが泡々になってグルグル回っている。

・・・が、その時初めて気がついた。
機械のドラムに少量コースは洗濯物がここまで、標準コースはここまで、とラインが引いてある。
私の分量はどう見ても標準コースなのに、少量コースで洗ってしまった。

これはやばいと思い、コースを変えようとするが、もはや手遅れ。
初めてのコインランドリーがもしかしたら失敗に終わるかもしれない。。

でも、カーテンだから洗剤が少々残ってたっていいだろうと開き直り、それにしてもこの泡の様子がいかにも汚れを落としてくれていそうで目が和み、私は他にも何か洗ってみたいと言う誘惑に駆られ、もうじき出す予定のコタツの上掛け（毛布）と畳に敷くキルティングのマットを家に取りに行った。

ここは例のごとく苦手な、車が頻繁に通る道路わきの頭突っ込み駐車場である。
4台スペースのうちの真ん中の2台の場所で無いと出し入れできない。この間に他の客がそこに入れてしまったらアウトなのだが、それでも家に戻る事にした。
こんな天気の良い日に何を間違えて、家で掃除をするハメになったのだろう・・しかも３日連続で。。。

そんな感じで３往復。カーテンも毛布も何の心配も無いほどうまく洗濯ができた。（少量コースなので若干しめっていたけど、それは部屋に掛けながら自然乾燥させることにした。）

kekeがバイトから帰ってきたので、「カーテンをコインランドリーで洗ったんだ」と言うとへぇーと言い、その時初めてレースのカーテンが新しくなっているのに気付いたようなので「昨日買ってきたんだ」と言った。
kekeは「明るい」と喜んでいた。「これからはチョコチョコ買い換えよう、これだけは。」と私は言った。

それから午後は押入れやタンスから不要な布地ものを出す事にした。
何と４５リットルのゴミ袋で４つ分ぐらいのものが当たり前に出てきた。
今後使うことが無いだろうシーツ、昔は使ってたけど今は使ってないタオルケット、破れて使えない布団カバー、破れてはいないけどもう使わない布団カバー、昔裁縫しようとして買った布地類・・・。

服は「これはほとんど手付かずで捨てるには忍びない」と言う類をピックアップして、リサイクルショップに持って行った。（しかし、ガソリン代にもならなかった。）
義母からもらったネグリジェやパジャマ。キライな訳じゃないしどうせなら着て汚れてから・・とも思ったが、それで直に外にも出れないから不便で２０年間ほとんど着ないのだ。たぶんこれからも着れないだろう。

服はこれから見極めるが、穴が開いたり布地が摺れてきているもの。
布地はよい状態だけど、もう着ないと思われるもの。（単純に好みで無いし、寝るには窮屈な服）
これらは思い切って捨てたいと思う。。。できれば。。。