今日は、そう言えば自分が離婚した時のことを思い出してた。
最初から弁護士の先生は離婚しろなんて言わなかった。当時の夫が不倫をして家を出ても「長い目で様子をみましょう」って言っていた。それが変わったのは、彼が離婚届を送りつけてきてからだった。「あまりに無責任だ」と言って、こんな人と関わらず離婚した方がいいと言って、今ある財産と親権をこちら側にするよう片をつけるから離婚してしまいなさい、と言われたのだった。
そんないきさつで離婚した私だったが、それから10年間怒りにふるえた。
今ある財産と言ってもたいしたものじゃないし、それは結婚前に私が貯めてた貯金がほとんど。これから再婚して新しく家庭を作るヤツが親権なんてほしいわけがない。つまりヤツは何の償いもせず、痛くもかゆくもなく、せせら笑って新しい人生をやり直そうとするのが許せなかったのだ。
「やっぱり裁判をすればよかった」と後悔したのは1度や2度ではない。いや、ほとんど毎日そう思っていた。何年かかってもかまわない!!あの男の非情極まりない行動を白日の下にさらせばどんなにスッキリしただろうに!!と思った。
それが急展開するのがその10年後ぐらいだと思う。
なんと、ヤツが仕事もせずに新しい妻から愛想をつかされ(たのか自分から身を引いたのか知らないが)、別居して実家にいるのが判明したのであった。いったい何があったのだろう?それはよく知らないが、何の障害もなく、借金もなく、これから好きな人とさぞかしお幸せに暮らせるはずのヤツがそうなっていないのを見て、「神様は見てるんだな」と思ったのだった。別にざまーみろとも思えなかったし(イヤ多少は思ったかもしれない)、あんなにアリ地獄のように不幸にしたかったヤツなのに、いざそうなっているのを見ても思ったほど勝った感はなかった。
結局最後の1年は養育費は催促しなかった。だからいまだに払われていない。(ヤツの脳内では完済に記憶が摩り替わってるかもしれないが)
その頃は借金もしてるという話だったし、これで更に催促して首でもくくられたらこっちがまるで加害者みたいになっちゃうと思ったし、その頃はもうkekeと十分に幸せだったから、くれてやってもいいかなと思ったんだよね、私らしくないけど。
何が言いたかったかというと、あの10年間、私は裁判にすればよかった、とずっと後悔していたのだ。こんな悪い方のヤツが何も償いもせず、痛みもなくヘラヘラ笑って生きていくのが許せない!自分がどんなことをしたのか、どっちが悪いのか裁判で白日の下にさらしてやればよかった!とずっと思っていた。
でもさ、今になって想像すると、裁判になっていたら、ヤツだって弁護士をつけるだろうし、そうしたら入れ知恵されて、まず親権を取りにくるだろう。私は当時はパートで数万程度の収入しかない、それをネタに親権で脅して、財産分与をよこせと言ってくるだろう。それから、不倫や家出を正当化するために、私の悪態を捏造してでも触れ回ったに違いない。それで「こうなったのは悪妻のせいだから仕方ない」という結論に持って行こうとするだろう。
そんなになったら、こっちのメンタルが先に殺られたよ。
今だからこそそう思う。そのぐらいは絶対にやってきたはず。
なぜなら、加害者は正攻法じゃ勝てないから悪知恵使うしかないんだよ。。。今日はそれに気がついて妙に納得した。
当時の私は自分が正しい、それを白日の下にさらしてやればよかった!と思っていたけど、果たして裁判は私を正しいとしただろうか。。。悪知恵にはかなわなかったのでは。。。それが人間がする裁きの限界なのかもしれない。
でも神様の目はごまかせないというか、おてんとさんは見てるんだろうね。
それに比べると小さな次元だけど、「自分の言ったことは返ってくる」というのも見たことがある。例えば私の離婚を笑いものにしていた人は、その後10年以上も経ってから今度は自分が離婚するハメになった。ただの偶然かもしれないが、私は「自分が発した言葉がめぐりめぐって返ってきたのでは」と思っている。。。
けんすけさんも、そのようなことが何度かあったのですね。
ほんと、今がよければそれで良いように思います。^^
政治のお話、とても参考になっています。これからもよろしくお願いしますね。
今晩は!
色々大変でしたね
裁判は弁護士がいなければ負けてしまいます
どなたかが書かれておりましたがピンからキリまでありますね。
僕も離婚以外にも弁護士にお世話になったもんです。でも今が良ければそれで良しとしております。
>弁護士もピンキリですって!... への返信
そう言えば私の知り合いの裁判で、相手の弁護士がなかなか決まらないというのがあったのを思い出しました。
儲けがないとみなされていたのかもしれませんね。
始まると、事実じゃないことばかり言われて大変だったみたいです。
弁護士さんも勝たなきゃ儲からないから、事実をゆがめても少しでも有利に持っていこうとするのでしょうね。
当時、裁判をして白日の下にさらせばスッキリしたのにと思っていたけど、相手が「自分がすべて悪ぅございました」なんて言う訳がなく、あることないこと言われてもっと傷ついたと思います。「重箱の隅もつつけば誰でもいろいろ何でも出てくる」とも当時の弁護士の先生が言っていました。
そうそう、家族も助けてくれたし、私はかなり恵まれた方だと思います。
>今、sakeさんとkeke君二人の生活を... への返信
そう、まさにそれです。
当時弁護士の先生に「このやり場のない怒りをどうすればいいんでしょうか」と言ったら「それはあなたと息子さんが二人で幸せに暮らすことです」と言われました。
はぁ~??順番がなのでは?!と思ったのですが、そうじゃないんですね。
やっと今になってわかりました。
そもそも相手が幸せでもそうでなくても、こっちは関係ないんですよね。^^
当時は「向こうがいい思いばかりでぐやじい」と思ったけど、長い年月を経てみると、そうはならないものみたい(それも弁護士の先生が言っていました。)
長い目で見ると清く生きている方が有利になるんですね。^^
弁護士は弁護料で成り立っている訳で、それが発生して「もうけがない」ような弁護は引き受けないと聞いたことがあります。
また、「あるものも、無いにしてしまう」悪徳弁護士もいるらしいですよ。
sakeさんの一人立にはご家族の助けもあったことかと。
ここまで来れて良かったですね^^v
ブログで、拝見している限り、
弁護士さんの言った事、sakeさんが裁判起こさなかった事
全て大正解だったんじゃないでしょうか。
こんな言い方が正しいかどうかわかりませんが
やはり、正義は、勝つ!! ですね。