組織論の古典である「失敗の研究」というのがあります。太平洋戦争での日米の軍隊の比較を研究した本です。
合理的思考を特長とするアメリカ軍は、優秀な戦績をあげた将官でも、一定期間前線で働くと、必ず後方に戻す人事異動をしたそうです。いくら優秀でも、ずっと前線に置いておくと疲弊して、その能力が発揮できないという合理的な判断からだそうです。
自分が優秀だというつもりはありませんが、今の部署で6年目に入りました。疲弊というわけではありませんが、少々飽きが来ているのと、新鮮な考えが出なくなってくるということは言えます。しかし、上司が二人とも変わったこともあって、今の部署に長いと何かと頼りにされるというか、便利使いされる面もあります。
私はそういうわけではありませんが、日本では、優秀な部下をずっと抱え込んだり、便利使いしたりということがよくあります。もちろん、経験を積めば積むほどスキルが習熟する専門職は別ですが、そうでない場合は、アメリカ軍のような合理的な方法が必要ですね。
今日のジョグ
は、雨も止んでいるし走ろうかと思ったら、最寄駅につくと、雨でした。