八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

クライマックス・シリーズの行方…

2014年10月17日 21時55分47秒 | プロ野球・高校野球

セントラルの優勝チーム巨人が3連敗で崖っぷちに立たされました。阪神に肩入れするわけではありませんし、クライマックスシリーズについてはいまだに反対ですが、この3連敗は、今年の巨人を象徴するようですね。

 

かつては、優勝チームが1勝のアドバンテージを持ちながらも、3勝勝ち抜けだったため、下剋上が頻繁に置きました。同一カード3連勝は、それほど珍しいことではないからです。そこで、4勝勝ち抜けに変更されて、順当に優勝チームが勝ち抜けるようになりました。もちろん、まだ奇跡の追い上げがあるかもしれませんが、巨人はアドバンテージの1勝だけで実質0勝3敗ですから、久々の下剋上が起きてもおかしくない状況になってきました。

 

今年の巨人はレギュラーシーズンでは、途中までは激戦でしたが、最後は巨大戦力にものを言わせて、最終的には大差で優勝しました。しかし、それだけの力強さを感じなかったのも事実です(「巨人、苦しみながらもリーグ3連覇」)。金にものを言わせて、戦力は巨大ですが、投打ともに軸がなかったですね。

 

唯一、投手陣の軸と言えた菅野が直前に離脱したこともあって、内海、澤村、杉内と、かつてのエースたちでこの3連敗です。打つ方でも、絶対の4番だった阿部も全盛期の凄みがなく、村田もボチボチ、外国人もボチボチ、高橋由は全盛期を過ぎ、次をうかがう長野、坂本も芯にはなりきれず、と言った感じでした。

 

巨人は注目度は高いので、レギュラーになったりすると、満足していまうんでしょうか。かつての巨人は、4番を打つこと、エースと呼ばれることはプレッシャーだったと思いますが、今はそんな緊張感がないのか、気概がないのか。

 

沢村、水原、三原、川上、金田、別所、長嶋、王、城之内、堀内、高橋一三、江川、西本、原、槙原、斎藤、桑田、松井など、綺羅星のごとく活躍し、巨人をけん引してきた選手たちは、そのプレッシャーと戦い、打ち勝ち、エースや4番という称号を手にし、チームの背骨、軸となっていたと思います。

 

全員野球なんて言葉もありますが、やはり、背骨があってこその全員だと思います。背骨なしの全員野球は、何となく人任せな感じがします。誰もが軸を目指して、結果として、その中で本当の軸を中心にして、全員野球となる。これが本当の全員野球じゃないかと思います。

 

まだ結果は分かりませんが、今年の巨人は厳しい結果になるかもしれませんね。

 

 

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