ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

逆子でもつるつる

2010年02月20日 | 妊娠の不安
庭先に大きくなったポインセチアがありました。
ここ石垣島では年中あります。
幹も太く大きく育っています。
南国の木ですね。
冬の木ではありません。亜熱帯の植物ですね。
Photo

今日も吉村先生の著書から一文を紹介させていただきます。
お産と、妊婦が腹をくくって望むことの大切さを説いています。
命懸けでお産をするのです。赤ちゃんも命懸けでお産します。
医師がお産するのではありません。
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産科的に異常があるとされているときの帝王切開はどうなのでしょうか。
たとえば逆子はほとんどの病院で帝王切開になると思います。
でも私のところでは、逆子であっても、ほとんど自然に下からお産をしています。
もし逆子で産まざるを得なかった方がいたら許してください。
その方の愛情を否定しているわけではありません。帝王切開で産んでも立派にお子さんを育てている方はたくさんいます。
私の意見は極論だと思って聞いてください。
逆子になると、ほとんどの病院では帝王切開をすすめられます。とくに全足位といって、足が両方とも先に出てくる逆子では100%帝王切開をするはずです。
逆子が怖いのは、足が先に出てしまって、いちばん大きな頭が最後に残ることです。頭がつかえてしまって難産になり、母子ともに危険な状態になるからです。特にいまは医療訴訟で訴えられるのが怖いので、医師は逆子だとわかると、早め早めに帝王切開をしてしまいます。
逆子の自然なお産をまったく経験していない産科医もたくさんいるくらいです。
ところがうちでは、全足位の逆子でさえ、下から自然に生まれています。
私は女性に自然なお産を経験してもらいたかったので、逆子であっても、何とか下から産めないものだろうかと、試行錯誤をしてきました。
その結果、百年前のように肉体労働をしっかりして、食べ物をほとんど和食にし、医者よりも神を信じる心の状態にして、自然に従った生活をしていれば、ほとんどの逆子は下からつるつるに生まれるようになりました。
逆子は帝王切開しかないと教えられたことは、違っていました。ちゃんと自然に産めるのです。
産科医がいなかった江戸時代でも、女性は赤ちゃんを産んでいました。昔出来ていたことが、いまできないはずはありません。
吉村医院がその証明です。
でも私も逆子を自然分娩させるのに、最初は勇気がいりました。お尻から出てくる逆子は、お尻と頭の大きさがあまり違わないので、それほど難しくないのですが、問題は足から出てくる逆子です。いまでも逆子のお産になると極度に緊張します。
一回一回が命を懸けたお産です。
母親も命を懸けますが、私も命を懸けています。そしてこどもも命懸けで生まれてくる。
それがお産の真実だと思います。
命を産み出すのに、楽で便利で安全なことなどない。

自然にまかせておけば、たいていのお産はうまくいく、逆子だってちゃんと生まれます。
問題は肝をすえてそれを待てるかです。
途中で怖くなって、お腹を切ってくれというような覚悟のない女性では、真実のお産を経験することはできません。

「幸せなお産」が日本を変えるー吉村 正著 講談社+α新書 48~50Pより
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皆さんもぜひ、本を買って読んでください。
参考になることがたくさん書かれています。
そして、妊婦は自分主体のお産をしてください。
我がままなお産ではなく、命を懸けてお産をしてください。
応援しています。


コメント (9)
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