ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

水道水の放射線影響、妊婦・乳幼児

2011年03月24日 | 妊娠の不安
Img_0299


日本放射線学会が妊娠されている方、子どもを持つご家族向けに水道水の健康影響についての情報を出しましたので紹介します。
***********

妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について
    -(2011/3/24)
2011-3-24 10:38:00
妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ

日本医学放射線学会理事長 杉村 和朗
放射線防護委員会委員長 中村 仁信
同委員 大野 和子

妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ

水道水の健康影響について

福島原発の事故以来、原発周辺地域にお住まいの皆様は、本当に大変な日々をお過ごしだと思います。特に、妊娠中や乳幼児を抱えるご家族の方のご心配は、察するにあまりあります。
3月23日に、東京都水道局は、一部地域では放射性物質の量が基準値をこえたとして、乳児のミルクには、水道水を使わないことを推奨しました。東京都民など遠方のかたにも、ご不安に感じられるような報道が続いています。皆様へ放射線の影響について、正確にお伝えし、不要な不安に陥ることがないように、特に、妊婦の方には安心して妊娠
を継続していただくことが重要だと考えています。
また、水道水以外、他にお水を買えないからといって、不安に陥ることも、お母さんが自分を責める必要もありません。今回の濃度上昇は一時的なものです。必ず下がります。
今は日本全体が大変なときです。以下のQAを落ち着いてお読みください。そして、また、震災の被害を受けても頑張っている方々を応援し、支えていきましょう。

                     

Q1)妊婦が乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んだ場合は、おなかの子には影響はでないのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。

A1) 3月23日に、東京都水道局が発表した、放射性物質の濃度の水を、お母さんが飲んでも、お腹のお子さんへの健康影響はありません。
安心して、今まで通りにしてください。
現在、いろいろな数値や情報が流れています。みなさん方が不要な不安に陥らないことを、願っています。

(補足説明)水道水の中に含まれている放射性物質の量を、行政は、継続して確認しています。一時的に、通常よりは数値が高くなったので、発表し、今後の経過に注意するように呼びかけたのです。
水道水に関する基準は、放射線が検出された水だけを、毎日一年間飲み続けると仮定し、それでも、心配する必要がない濃度を、基準値として設定しています。とても厳しい値です。ですから、この基準値を超えたら危険という数値ではありません。
なお、通常PETボトル等で流通している水については、放射性物質の濃度を、国際的に定めています。どのような用途にも使えるように、との配慮だと思いますが、今回問題となっている乳児への基準値と同じ値です。

Q2)母乳のお母さんは乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んでも、母乳は大丈夫なのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。

A2)お母さんが飲む水に、今回のような、ごく僅かな量の放射性物質が含まれていたとしても、母乳には、それよりも、さらに少しの量が含まれるだけです。現在のように、大人に適用している基準値以下の場合に、乳児の基準値を超えることはありません。
従って、その他の水を探す必要もありません。



Q3)水の煮沸、ろか、長期間の保存で放射線量は減るのでしょうか。減るとした場合、どの程度減るのでしょうか。あるいはそもそも水の放射線量を減らす方法はあるのでしょうか。

A3) 放射性物質は、いつまでも放射線を出し続けるわけではありません。放射性物質から出る放射線の量は、時間とともに少なくなります。水道水に含まれていたヨウ素は、8日程度立てば、放射線量は半分になります。どうしても気になる方は、一晩汲み置いて使うだけでも放射線量は減ります。

(補足説明)浄水装置などでヨウ素除去をうたっている物もありますが、どの程度の性能かが判りません。あえて紹介することは避けました。
また、水に雑菌が入る可能性もありますから、くみ置きした水道水を一週間も放置することは避けてください。

Q4)基準を超える水を料理に使用して料理を乳児に与えることは、問題ないでしょうか。また、何歳から大丈夫なのでしょうか。

A4) 今回問題となった基準値は、赤ちゃん向けの、ミルクを調製すために用いる水を対象としたものです。非常に厳しい数値で、水道水の値がこれを超えたからといって、お子さんの調理だけ別のお水にする必要はありません。お子さんの健康に影響が及ぶことはありません。
東京都が用いた、暫定基準は、
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3nf00.htm
食品衛生法に基づく暫定値です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015ox9-img/2r98520000015oyx.pdf
またミルクを主に飲んでいる離乳前のお子さんが対象です。一歳未満のお子さんのことではありません。


放射線防護専門医からのコメント
現在東京都では、乳児のミルクには、水道水を使わないことを推奨しています。
しかし、他のお水を買えないからといって、不安に陥ることも、お母さんが自分を責める必要もありません。今回の濃度上昇は一時的なものです。必ず下がります。
今は日本全体が大変なときです。落ち着いて、また、明日からは福島で頑張っている方々を応援し、支えていきましょう。
************************
冷静な対応をしてくださいね。
子育て中のお母さんを応援しています。
ひげ爺




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放射性物質の母乳への影響

2011年03月24日 | 妊娠の不安
Img_2396_2

やっと我が畑の梅が満開になりました。
あたり一面、梅の花の香りが漂っています。

Img_2395

東日本大震災に被災した、5ヶ月の子をもつ母です。

自宅、実家が全壊し、市内の親戚の家に身を寄せています。

地震の恐怖から遠方に避難する気になれずにいます。
水から放射能が検出されましたが私が飲むことによって母乳からもでますか?

ミネラルウォーターを使うにも品薄のため限界があります。

いわき市は一部に避難勧告が出されたために放射能を恐れた業者が、物資が行き渡らず復興支援も他県より遅れています。

医療機関では市立病院の医師・看護師でさえ仕事を放棄して逃げてしまっています。


屋内退避していれば大丈夫と言われていますが、支援物資は離れた所に取りに行かなければならないし、車で移動するにもガソリンは五時間並ばなければ買えません。


私が避難している叔父宅は田園地帯なため水は豊富ですが水質汚染が怖くて水を飲むのも、食事を食べるのも怖くて仕方がありません。

息子をお風呂に入れるのも、おもちゃを洗うのも、母乳を与えるのも全て怖くて怖くて仕方がありません。

政府は大丈夫だと言いますが、このような状況まで陥ってしまったら
政府を信じることはできません。


母以外には「気にしすぎ」と言ってワガママだと思われています。
しかし、息子の将来を考えると神経質にもなります。


もう生きた心地がしません。
**************
回答 たまごママネット医師団
?現時点ではそのまま母乳を続けられたほうがお子様にもよいと思います。
 高濃度の放射性物質がお母さんの身体にはいると母乳を通じたお子様への影響を考える必要がでてきますが
 今はそのような心配はいらないようです。
 
産婦人科学会の3月16日の声明では以下のようになっております。
 「平成23 年3 月15 日、午前6 時時点で福島原発より5km 以上離れたところに
  居住していた妊娠・授乳中女性へのご案内
  福島原発事故放射線被曝による、ご本人、胎児(お腹の中の児)、
  母乳ならびに乳幼児への悪影響について心配する必要はありません。
  実際に受けた被曝量は人体に影響を与えない低レベルのものです。
  したがって、ヨウ化カリウムを服用する必要はありませんし、
  母乳をあきらめる必要もありません。」
回答 平林 円先生
*************
不安でしょうが、冷静に対応してください。
授乳を続けてくださいね。
わが子のために。
応援しています。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする