相模原市麻溝に市の花「アジサイ」の名所となっている「相模原麻溝公園」はある。まもなく迎える梅雨期の代表的な花と言えば「アジサイ」と「ハナショウブ」である。例年6月初めにはアジサイを主役とした「アジサイフェア」が開催されるが今年は新型コロナウイルス感染拡大防止から中止の予定のようである。当園には樹林広場や芝生広場に面した遊歩道脇、アスレチック広場脇に200種、7400株のアジサイが植栽されている。開花&生長は如何かと訪れると既に小さな蕾をつけ始めていた。アジサイは日本原産の花であり、奈良時代から栽培されている。アジサイはアジサイ科アジサイ属の「ガクアジサイ」、「ヤマアジサイ」、「西洋アジサイ」、「外国種のアジサイ」と、ユキノシタ科アジサイ属の「ウツギ」、「ガクサアジサイ」、「ギンバイソウ」、「キレンゲショウマ」に分類される。アジサイは俳句では夏の季語であり、馴染み深い花木、梅雨の時期に活き活きと咲く「七変化」の別称を持つ「アジサイ」たちの競演美があと二週間もすれば見ることができるが・・・・。(2005)
神奈川県座間市栗原中央の住宅街一画に真宗高田派寺院「法林山専福寺」はある。創建は不詳ながら村人が建立し、了山の開基と伝えられている。寺境内には明治12年(1879)に栗原小学校が設置されているので以前と推定される。真宗高田派は三重県津市の専修寺を本山とする浄土真宗の一派。親鸞の門弟真仏、顕智が率いる下野国高田の専修寺を中心とする高田門徒の流れを汲む。末寺数は約640寺。本尊は阿弥陀如来。県道44号線、246号線前の立野台信号を左折、坂の右に寺号標が建てられている。寺号標を抜けると正面に銅板葺き入り母屋づくりの「本堂」、左に「庫裏」がある。境内右手に如来像と史跡となっている「栗原小学校」跡地の説明版が建てられている。この間70年間栗原地区の児童はここに学びここを基盤に成長していった。学校の開校を祝して山岡鉄舟が来村し「栗原学校」の文字を揮亳した。この扁額はいまも保存されている。(2005)