相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。当園はアジサイとクレマチスの名所であるが、現在アジサイは蕾をつけ始め着々と開花へ生長中である。つる性植物の女王と呼ばれるクレマチスは当園の外周フェンス、樹林広場、花の谷、緑の広場で見ごろを迎えて美しさを際立たせている。「樹林広場」の一画、ハンカチノキのそばに鹿児島県の屋久島原産の「ヤクシマアジサイ」の品種である「屋久島コンテリギ錦=ガクウツギ斑入」が植栽されている。ユキノシタ科アジサイ属で装飾花が細弁でガク片の縁に鋸歯のあるものを「屋久島コンテリギ」、鋸歯の無いものを「屋久島アジサイ」である。今、クリーム色がかった白色の装飾花を開き4~5分咲きとなっている。そばに近寄るとキク科植物のような甘い香ばしい香りを放っている。(2005)
相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」では今、芝生広場の一角の道脇と子ども広場に数本植栽されている「ハコネウツギ」(箱根空木)がなんともかわいらしい小さな花を咲かせている。最初は白い花びらがピンクになり、最後には赤くなる。今ちょうどピンク色に輝いている。「ハコネウツギ」は日本に分布するタニウツギ科タニウツギ属の落葉性低木。「ハコネ」と名前に付くが箱根には自生種は少なく「ニシキウツギ」を誤認したもののようである。5月~6月の花期には上部の枝の先端、または葉の付け根から花序を出し花径2~3㎝程度の花を1~3個咲かせる可憐な花である。花言葉は「移り気」、「親切」、「人の魅力を引き出す」、「秘密」である。(2005)