相模原市緑区下九沢に雑木林のような広大な面積を有しアジサイ、梅の名所となっている「相模原北公園」はある。今、当園はもう一つ「花の女王」と言われる「バラ」が一斉に咲きだしバラ園は甘い香りに包まれている。バラ園からアジサイ園に向かう散策路の一画にまるで「コンペイトウ」のような形をした色濃い蕾を持つ「カルミア」植栽されている。カルミアはツツジ科ハナガサシャクナゲ属(カルミア属)、北アメリカとキューバに分布する常緑低木、「アメリカシャクナゲ」ともよばれている。花が開くと皿形になり色は薄く模様が入り蕾の様子とは全く異なった印象となる。花は雄しべの先は花弁のくぼみの中に収まっている。この雄しべは飛来した昆虫などによって刺激を受けると飛び出して、花粉も散るというおもしろい仕組みをもった花である。(2005)
相模原市緑区下九沢に全体が森のようでアジサイとバラと梅の名所となっている「相模原北公園」はある。現在バラが全種咲き始め、アジサイはやっと蕾ができ始め開花へスタンバイ中である。アジサイ園の各所に今、雪化粧したように真っ白な樹形をした「ヒトツバダコ」がひときわ目を惹く。「ヒトツバダコ」は「ナンナジャモンジャ」という名前を持っているが、見慣れない立派な木であることから愛称としてつけられた。「ヒトツバタゴ」はモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種。同じモクセイ科の「トネリコ」に似ているが、トネリコが複葉であるのに対し、ヒトツバタゴは小葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名が付けられた。(2005)
相模原市南区麻溝に「クレマチス」や「アジサイ」の名所となっている「相模原麻溝公園」はある。花の谷の和風ガーデンの一画に本数は少ないが紫色の「アヤメ」がしなやかに咲いている。アヤメは山野のやや乾燥した草地に自生し、庭などに観賞用として栽培されている。外花被片の基部に黄色と紫の網目模様があり、これが文目(アヤメ)という名前の由来で、アヤメ属のハナショウブやカキツバタと花の時期が同じく外見も似ているので見分けがつきにくい。アヤメは多湿なところではなく乾燥した山野に生える。ハナショウブは水辺などの湿地,カキツバタは浅水地や湿地に生育する。 花色はアヤメはおもに紫色か白色である。葉は細長く剣状で青緑色。外花被片が下垂し、内花被3片が直立している。間もなくお隣の「水無月園」で「ハナショウブ」が咲きだすころである。(2005)
今の水無月園
今の水無月園