相模原市南区下溝に四季の花が絶えないオアシスのような「県立相模原公園」はある。見本庭園の一角にひときわ鮮やかな赤い実をつけた「ナンテン」の木が数本ある。のど飴として咳止めなどの効用がある「ナンテン」は日本や中国に自生し、古くから園芸植物として親しまれている木である。秋には葉が赤く染まり、冬になると赤い果実を実らせお正月の飾りにも利用される。今、公園でもみかけるが魔除けや火災よけの効果がある植物で江戸時代には玄関先とかトイレの近くによく植えられている。難を転ずる→難転→なんてんとなったとも言われている。ナンテンは鳥に実を食べてもらいフンに紛れて種子を落としてもらうことで増えていくようである。ナンテン(南天)の花言葉は「私の愛は増すばかり」、「機知に富む」、「福をなす」、「よい家庭」である。(1901)
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