相模太夫の旅録=Tabi Log

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江戸時代の建物「旧加藤家住宅」

2021-12-15 07:53:59 | 建造物
多摩市南野にある「一本杉公園」内には「旧加藤家住宅」「旧有山家住宅」の2棟の古民家が移築・保存されている。当住宅の「主家」は昭和56年に多摩市落合の加藤氏より寄贈され解体・保管していたものを復元した。多摩市教育委員会の資料によれば「旧加藤家住宅」は建築年代は建築様式や構造手法などから江戸時代=18世紀後半と推定される。保存に当たっては銅版葺き屋根、一部に新建材を用いている。建物は桁行7.5間(13.69m)、梁行3.5間(6.34m)、茅葺形銅板葺屋根の入母屋造りの茅葺、平入りの「農家住宅」である。天井は竹簀子天井で梁組みも美しい。間取りは広間三間取り型、一間ごとに建つ柱、土間・床上境の伍平柱(柱断面のタテ・ヨコの差が大きい)、「ざしき」前の縦格子腰高窓(猪窓)、「ざしき」の竹簀子床など古式の特徴である跡が各所に遺されている。文化史的、学術的にも価値の高い住宅であるが、茅葺屋根を茅葺形銅板葺に「ざしき」の竹簀子床を板張りに「おく」を茶室としても利用できるよう炉を切り、水屋を加える等市民の古民家体験学習、茶道、句会等の憩の場として利用されている。(2112)
 
 
 
 
 
 
 

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