ジビエ(野生鳥獣肉)利活用アドバイザーとして活動する著者が、狩猟やジビエ食の普及のために狩猟の実情やジビエの調理法、美味しさ等を説明した本。
ジビエの話もさることながら、40歳ころまでさまざまな仕事をしながら4度の結婚と離婚を繰り返し、狩猟とは縁がなかった著者が、4人目の夫が実業家から仕事をすっぱりと辞めて猟師に転身し無農薬野菜を作り始め、自分は革細工教室カフェを経営していたが夫の先輩猟師が店に来て話すのを聞くうちに狩猟に目覚め、狩猟免許を得て猟師となり、そこから活動を始め、ジビエに関するさまざまな領域に手を広げているという経歴と経験が読みどころです。それまでの経験もベースにはなっているのでしょうけれども、40過ぎで始めても、40過ぎて転身してもやれないことはないという話が、元気の素になる、そういう本だなぁと思うんです。
その中で、奥能登への移住の際に地域おこし協力隊に入るつもりでいて、それで一定の収入が得られることを当てにしていたが面接で落ちてしまい叶わなかったこと、田舎へ移住してくる人に対する地元の人たちの反応はさまざまで味方と敵が半々くらいと思っていることが書かれています(122~123ページ)。こういう愚痴や恨み言もあり、うまく行ってるところだけじゃないんだというのが、最後に書くというのもどうかとは思いますけど、PRに徹してなくていいかなと思いました。
ジビエふじこ 緑書房 2022年11月10日発行
ジビエの話もさることながら、40歳ころまでさまざまな仕事をしながら4度の結婚と離婚を繰り返し、狩猟とは縁がなかった著者が、4人目の夫が実業家から仕事をすっぱりと辞めて猟師に転身し無農薬野菜を作り始め、自分は革細工教室カフェを経営していたが夫の先輩猟師が店に来て話すのを聞くうちに狩猟に目覚め、狩猟免許を得て猟師となり、そこから活動を始め、ジビエに関するさまざまな領域に手を広げているという経歴と経験が読みどころです。それまでの経験もベースにはなっているのでしょうけれども、40過ぎで始めても、40過ぎて転身してもやれないことはないという話が、元気の素になる、そういう本だなぁと思うんです。
その中で、奥能登への移住の際に地域おこし協力隊に入るつもりでいて、それで一定の収入が得られることを当てにしていたが面接で落ちてしまい叶わなかったこと、田舎へ移住してくる人に対する地元の人たちの反応はさまざまで味方と敵が半々くらいと思っていることが書かれています(122~123ページ)。こういう愚痴や恨み言もあり、うまく行ってるところだけじゃないんだというのが、最後に書くというのもどうかとは思いますけど、PRに徹してなくていいかなと思いました。
ジビエふじこ 緑書房 2022年11月10日発行