ケシャヴァン・マスラク+チャールス・モフェット『Blaster Master』(Black Saint、1981年)を聴く。
Keshavan Maslak (as, ts)
Charles Moffett (ds)
ケシャヴァン・マスラク(別名ケニー・ミリオンズ)はどうも陽の人、ハレの人のようである。怒涛のごとくブロウし続けても、そこには深刻な内省や呻吟があるのではなく、外に向かってパフォーマンスすることがすべてであると言わんばかり。
チャールス・モフェットはオーネット・コールマンのグループに大きな特徴を与えたのと同じように、バスドラを多用してリズムを作り上げている。それでいてシンプルな良さがある。かれをナマで観ることができなかったのは悔しいことのひとつ(G.M.プロジェクトのメンバーで来日予定だったがキャンセルとなり、程なくして鬼籍に入った)。
なお本盤のジャケットはbandcampでいまふう(笑)なものになったが、もともと以下のジャケットである。わたしはLPを持っているのに錯乱してこっちも買ってしまった。まあいいのだが。
●チャールス・モフェット
CIMPレーベルのフランク・ロウ(1995、97年)
オーネット・コールマンの映像『David, Moffett and Ornette』と、ローランド・カークの映像『Sound?』(1966、67年)
オーネット・コールマン『Trio Live / Free Trade Hall Manchester 1966』、『Who's Crazy?』(1966年)
オーネット・コールマン『Trio Live / Tivoli Koncertsalen Copenhagen 1965』(1965年)
オーネット・コールマン『Town Hall 1962』(1962年)