アレン/ドレイク/ジョーダン/パーカー/シルヴァ『The All-Star Game』(eremite、2000年)という、豪華な面々による録音を見つけた。
Marchall Allen (as)
Hamid Drake (ds)
Kidd Jordan (ts)
William Parker (b)
Alan Silva (b)
この場に居合わせたなら、1時間以上、興奮してしまうのかもしれない。
フリーキーな音色で叫んだりやめたりするマーシャル・アレンのアルトも、木質の肌触りのような質感を感じるキッド・ジョーダンのテナーも悪くはない。ただ、ある即興演奏のセッションの断面である。もちろん、プロセスの記録が「作品化」より悪いわけではないが、どうしても、垂れ流しで聴くだけになってしまうのは、缶詰音楽だからか。
ベースふたりのうち、芯が太くて中心に居座るのはウィリアム・パーカーだろうね。いつもながら、音楽全体の駆動力を感じる。
●参照
ウィリアム・パーカー『... and William Danced』
ウェイン・ホーヴィッツ+ブッチ・モリス+ウィリアム・パーカー『Some Order, Long Understood』
ダニエル・カーター『The Dream』、ウィリアム・パーカー『Fractured Dimensions』
ウィリアム・パーカー、オルイェミ・トーマス、ジョー・マクフィーら『Spiritworld』
ウィリアム・パーカー『Luc's Lantern』
ウィリアム・パーカーのベースの多様な色
ジョー・ヘンダーソン+KANKAWA『JAZZ TIME II』、ウィリアム・パーカー『Uncle Joe's Spirit House』
ウィリアム・パーカーのカーティス・メイフィールド集
ブラクストン、グレイヴス、パーカー『Beyond Quantum』
エバ・ヤーン『Rising Tones Cross』
ESPの映像、『INSIDE OUT IN THE OPEN』
アンダース・ガーノルド『Live at Glenn Miller Cafe』
ワールド・サキソフォン・カルテット『Yes We Can』(キッド・ジョーダン)
サン・ラの映像『Sun Ra: A Joyful Noise』(マーシャル・アレン)