すみだストリートジャズフェスティバルの初日、金曜日の夜(2017/8/18)。ちょうど外出先から直帰のタイミングで間に合った。今回は小ホールのプログラムを観たのだが、大ホールではスガダイローと勝井祐二のデュオをやっており悩んでしまった。
■ 鈴木勲ソロ
Isao Suzuki 鈴木勲 (b)
柄物のワンピース、大きなペンダント、小さく黒いサテンのようなジャケット、片足は黄色・片足は青緑色のタイツ、黒いハイヒール。相変わらずというか、オマさんの凄い衣装に会場が騒然としている。
ソロはオマさんらしいものだった。「All The Things You Are」を思わせる曲を、柔軟に伸び縮みする音色で、ハッタリも交えて20分程も演奏した。
※その後、スガダイローさんのツイートで、「All The Things You Are」から「Alone Toghether」に移行したのだとわかった。
なおこのプログラム(「ジャズくら」)は、ジャズとクラシックとを混ぜる意味があったようだが、それは残念な企画倒れに終わっていた。
■ 椎名豊クインテット
Yutaka Shiina 椎名豊 (p)
Hideo Oyama 大山日出男 (as)
Yuzo Kataoka 片岡雄三 (tb)
Yuhei Honkawa 本川悠平 (b)
Junji Hirose 広瀬潤次 (ds)
誰もが言うように椎名豊のピアノは繊細にしてダイナミックであり、ソロのときもバッキングのときも目が醒めるような音を奏で続けていた。わたしも、氏がライジングサンとして登場してきた90年代にはよく聴いていたのだが、明らかに、音楽はそのころよりも遥かにスケールアップしている。大山日出男のアルトも見事。
●鈴木勲
鈴木勲セッション@新宿ピットイン(2014年)
「KAIBUTSU LIVEs!」をエルマリート90mmで撮る(2)(2010年)
鈴木勲 フィーチャリング 纐纈雅代『Solitude』(2008年)