松尾スズキさん演出の『キャバレー』を観に行って来ました。
恥ずかしい事に、ストーリーを知らぬままの観劇です。
出演は松雪泰子さん・阿部サダヲさん・森山未来さん・小松和重さん・村杉蝉之介さん・平岩紙さん・秋山奈津子さんです。
売れないアメリカの作家(森山未来さん)がドイツ・ベルリンに旅に出る。ベルリンで部屋を借り、キャバレーで働く女性(松雪泰子さん)と恋をする。大家さん(秋山奈津子さん)と、同じアパートの住人(小松和重さん・平岩紙さん)との楽しいやりとりと生活。
でもね、ヒットラーの暗黒の時代がやってくるんだよね。大家さんである秋山さんと、住人の小松さんとの結婚もあるのだけど、小松さんがユダヤ人と言う事もあり、ダメになる。
作家の森山さんは、松雪さんと一緒にアメリカに戻ろうとするのだけど、松雪さんはベルリンに残る事を選ぶ。一人汽車で、国境を超えてフランスに向かう森山君。この後、ドイツがどうなっていくのか・・・・考えるだけで辛いものを感じる舞台でした。
でも、決して暗い内容だけではないのですよ。そこは松尾ワールドなので、十分楽しめます。
阿部サダヲさんは、MCと言うポジションで舞台を進行していきます。サダヲさんは、いつみても魅力溢れる方ですよね。あれほど堂々と演技をするのに、カーテンコールは素に戻るようで、ぼそぼそと話す、そのギャップがまた良くて・・・・・好きなんですわ。
森山未来さん、久しぶりの観劇でしたが、かっこいい方ですよね。今回はないけれど、ダンスがまた観たいなぁ~~~
客席で演出の松尾スズキさん、楽しそうに観てました。カーテンコールもちょっとだけ顔を出されたんですよ。
そして、夏木マリさんもいらしてました。細い・お顔が小さい!うらやましい!
終演後、友達とお茶をして戻ってくると、劇場前で劇団四季の下村さんとばったり。あちらは知らなくても、こっちはわかるので、思わず「下村さん!」と声が出てしまいました。聞こえてなかったけどね。
画像は劇場前の、大きな大きなポスターです。