←ちょっと難しそうな本。そんなに難しくないけど・・・・読み終わりました。絶対、普通なら読まないのだけどね、あるきっかけで手にしました。
また、観劇つながりなのだけど、昨年『アイ・ハブ・ア・ドリーム』と言うミュージカルを観ました。もちろん、阿部よしつぐさんが出演しています。
内容はキング牧師の話。これにいたく感動してしまいました。実在の人、黒人の公民権運動・差別問題で戦った人。そして、それを非暴力と言う形で訴えた人。
舞台を観て、ちょっと改めて読んでみようと思った。この本はマルコムXの事も書かれています。
マルコムXの事は暴力的なイメージしかなかったのですが、読んでみると初めて気づくことがたくさん。マルコムXって、ちっとも暴力的な考えではなかった・・・・。マルコムXの考えが一人歩きして、誤解され受け取られているようです。
キング牧師も、マルコムXも初めは運動方法が全く違うのだけど、年月が経つうちに二人の考えは近づくんだよね。この2人が一緒に、同じ問題に取り組んでいたら、違った結果になったのかもしれない。歴史に「もし」はないけどね。
それでも、この2人が一緒に戦う事はなかったのは残念な気がする。話し合いの第1歩と言う寸前に、マルコムXは暗殺されてしまうから・・・・・キング牧師も同じく暗殺されて、一生を終わる・・・・・二人の亡くなり方は、悲しいね。
キング牧師が、ずっと訴えてきた非暴力と言う方法は、暗殺された直後、暴動となり消えてしまうんだよね。これも悲しい・・・・でも、非暴力ってとっても難しい。私はそんな行動が取れるだろうか・・・・・暴力に暴力で返したら、何も残らないし、終わらないって言う事も、頭ではわかるけど・・・・本音をいったら難しい・・・・と感じたよ。
観劇を通して、興味がなかった事にも目を向けられるって、なんかいいな~~~と思ったのでした。