ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇その27(八月納涼歌舞伎)

2013-08-05 22:14:00 | 観劇

やっと新しくなった歌舞伎座に行ってきました。

ロビーのじゅうたんがフカフカで、そんなところでも新しさを感じてしまいました。
でも、一番良くなったなぁ~と思ったのは、座席です。
前の座席との間も十分余裕があるし、席の幅も広くなっていると思います。男性の方も窮屈でなく、観劇することが出来るんじゃないかな。


演目は『江戸みやげ・狐狸狐狸ばなし』と『棒しばり』。
狐狸狐狸ばなしは・・・・
元歌舞伎の女形で手拭い染屋の伊之助は(扇雀さん)は、女郎だった女房のおきわと(七之助さん)、愚鈍な使用人の又一との(勘九郎さん)の三人暮らし。

しかし、あばずれで家事も一切やらないおきわは、粘着質な伊之助に嫌気がさしており、浮気相手のなまぐさ坊主重善に(橋之助さん)首ったけ。伊之助を殺せば夫婦になるという重善の言葉を真に受けたおきわは、伊之助を殺してしまいます。

その後、弔いを済ませたおきわと重善の前に、死んだはずの伊之助が現われ・・・・。(チラシより)

途中でこの話、観た事あるぞっ!と気がつきました。
この物語、とても面白いんです。分かりやすくて、歌舞伎ビギナーが観劇する演目としてお勧めします。

結局は伊之助さんは死んでなかったのです。おきわを懲らしめてやろうと、お化けになったりするのですが、そのくだりがとにかく大笑いです。

最後にはおきわさん、精神的におかしくなってしまうのですが・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・ところが、これもまた芝居でして・・・本当に狐と狸の騙しあいって感じです。

棒しばりは・・・・
先日ドラマ『ぴんとこな』でも披露されていましたね。
太郎冠者と二郎冠者は、無類のお酒好き。主人が留守の時には、必ずお酒を飲んでしまう。なので、今回は主人が二人をしばってしまう。

棒に両手をしばられる二郎冠者、と後ろ手にしばられる太郎冠者。この2人がいかに協力しあって酒を飲むか・・・そこに楽しさがあります。

同じ演目で、2008年9月に赤坂大歌舞伎で観ていました。
その時は狐狸狐狸ばなしの伊之助さんは勘三郎さんでした。
大きな存在だったな・・・と、改めて思いました。
Photo

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