昨日は仕事が午前様になって、東上線の五時過ぎくらいの電車で帰った。そこでふと気になったのは、その時間帯の電車なのに空き座席がないくらい人が乗っていること、そしてその中に多くの老人が混じっていることだった。
人の多さは気になるが、まあスーツ姿の人間や大学生っぽい達ならそれもいちおう納得はできる。しかし、この老人の占める割合の多さはどういうことだろうか(実に半分以上が老人であったと記憶している)?彼らはスーツ姿ではないから、ほとんどの老人は仕事による早出ではないと思われる。かと言って、朝早くから遠出をする風でもない。なぜなら、旅行用のかばんを持っているわけでもなく、大抵単独であり、しかも大抵の老人は早朝という時間に動くわずらわしさ(?)で目と表情が死んでいたからだ。彼らからは義務感のオーラが漂っていて、それはどこかへ遊びに行くという体のものではなかったように感じられた。
しかしそうすると、一体彼らは何をしに行くのだろうか?まさか全員が何かのバイト(警備員など)に向かっているなどということはあるまいな、などと想像してみたが、納得のいく答えは得られなかった(先週の日曜の早朝にも同じ経験をした時は日曜だからかとも思ったが、平日に再び同じ経験をするとさすがに何か要因があるように考える)。ともかくも、早朝の東上線は、そんな不可思議さに包まれた異界であった。
人の多さは気になるが、まあスーツ姿の人間や大学生っぽい達ならそれもいちおう納得はできる。しかし、この老人の占める割合の多さはどういうことだろうか(実に半分以上が老人であったと記憶している)?彼らはスーツ姿ではないから、ほとんどの老人は仕事による早出ではないと思われる。かと言って、朝早くから遠出をする風でもない。なぜなら、旅行用のかばんを持っているわけでもなく、大抵単独であり、しかも大抵の老人は早朝という時間に動くわずらわしさ(?)で目と表情が死んでいたからだ。彼らからは義務感のオーラが漂っていて、それはどこかへ遊びに行くという体のものではなかったように感じられた。
しかしそうすると、一体彼らは何をしに行くのだろうか?まさか全員が何かのバイト(警備員など)に向かっているなどということはあるまいな、などと想像してみたが、納得のいく答えは得られなかった(先週の日曜の早朝にも同じ経験をした時は日曜だからかとも思ったが、平日に再び同じ経験をするとさすがに何か要因があるように考える)。ともかくも、早朝の東上線は、そんな不可思議さに包まれた異界であった。