まずはじめに。40年以上前の本だからかもしれないが、訳がこなれてないと感じる部分が結構あった。例えば、11歳のパレアナが叔母さんに向かって「おお、おばさん~」と言ったりするのだが、いくらなんでも不自然。仮に原文が‘Oh’であっても「ああ」とか訳すべきだろう。その他、パレアナが叔母さんに面と向かって「叔母さんがお金持ちだってことを忘れるらしいから」というシーンがあるが、原文は‘you are rich’であり、この訳は不適当なように思える。なぜなら日本語においては、面と向かって「お金持ち」と言った場合、皮肉や妬みというニュアンスが入ってくるからだ。これから養ってもらう立場のパレアナがそういったニュアンスを込めているとは考えられない(とはいえ無邪気さからか結果的に皮肉となるようなことを結構言っているのだが)。それとも英語において、あるいはこの時代のアメリカにおいて、面と向かって「お金持ち」というのは失礼にあたることだったのだろうか(まさに現代の日本のように)?もしそうなら、私の批判は全く不当なものとして退けることができるのだが…そうでないなら、「裕福」あたりに訳しておくのが無難だろう。
内容については、pollyannaに関する論文の方を先に読んでいたため、ワクワクすると言うよりかは冷静な気持ちで作品に入っていった。それでも凄い勢いで読んでしまったのだから、「とても面白い作品」ということになるのだろう。なお、分析した記事を書いていたが長くなりそうなので別途掲載することにした。
内容については、pollyannaに関する論文の方を先に読んでいたため、ワクワクすると言うよりかは冷静な気持ちで作品に入っていった。それでも凄い勢いで読んでしまったのだから、「とても面白い作品」ということになるのだろう。なお、分析した記事を書いていたが長くなりそうなので別途掲載することにした。
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