日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】高橋正衛著 「二・二六事件 「昭和維新」の思想と行動 増補改訂版」(中公新書)

2021-01-29 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 ここ数年は年が改まるたび、その日近くに「二・二六事件」に関する本を読もうと思っては手つかずで終わっていた。しかし今年はちゃんと手にしたのだ、別に威張るほどのことではないが。

 事件に関する本はたくさんあって、たぶん多くは当日の将校以下の行動の記録(結果)と、そこに至るまでの思想の分析(動機)について書かれているのではないか。過去にわーっと書評をザッピングした限りではそう感じたのだが。いっぽう本書は、軍の統帥権と言う切り口から事件の性格、将校の行動や言動の矛盾などを分析している。言われれば当たり前なのだけれど興味深い。細かい指摘は一回読んだだけでは成程と肯けず、読み直して納得した箇所も多々。

 さて、事件に(昭和)天皇は激怒されたらしいが、何に激怒したのか。事件に至った事情に関しては何ら思うところなかったのか。それとも激怒はポーズだった可能性もあるのか。考え始めるとキリがなく、さすが昭和の大事件だと改めて思ったのであった。

 2021年1月14日 自宅にて読了
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2021年1月13日 【食べ物】電子レンジで焼き(?)芋を作ってみた

2021-01-29 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 少し前に頂いたサツマイモを放置しているのを思い出し、これはイカンとネットを検索、電子レンジで「焼き芋」を作ってみたら存外うまく出来た。

1)芋をたっぷりの水で洗い、水気は切らない
2)新聞紙もしくはキッチンぺーパーで芋を包む
(サイトによっては、この紙を濡らすと書いてある)
(紙の端がレンジの端子に接触しないよう、捩っておくと良い)
3)(当家の電子レンジは500W機なので)「強」で2分30秒加熱する
4)(庫内の正常を確認したのち)「弱」で10分加熱する

 ポイントは包み紙をどれだけ濡らすかと、どれだけ加熱するか。そこしかない。芋のサイズによっても変わるはずなので、一度やってみて、あとは探ってくしなないだろうね。今回は細長い芋だったので2つに切って過熱したが、シャリシャリ感は残っておらず、まずまずの仕上がりになった。もっと早くに試してみればと悔やまれる。
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【本?】ラーメンWalker神奈川2021

2021-01-28 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 川崎市の銭湯巡りを始めたついでに、市内ラーメン屋巡りもセットで行おうと思った時、何かの景品で図書カードが送られてきたので「参考書」として本書を買った。いや、さすがに掲載全店を回るなんてやらbないですよ?これが京浜地区スペシャルだったら危なかったけど。

 読んで、「何であの店が入ってないんだ!」があるのは仕方ない。そもそも「美味い」基準が人それぞれなのだから、自分が勧めたい店でも編集者の舌と合わない可能性はある。店が取材拒否するケースも考えられる。

 しかし、レイアウトは、もう少し使い易くならないものか。そう考えて、それも読者により使い方はさまざまなのだからと思い直した。自分は、行動範囲から店を絞り込みたい。本書にも地図は付いている。が、巻末の方でおおよそ「インデックス」の位置にはない。しかし、読者の中には味噌の美味い店ばかり訪問したい人もいるだろう。新興勢力に関心を持ち食べ歩きたい人もいるだろう。ひょっとしたら実地には食べず、カタログ的に眺めて楽しむ人もいるかもしれない。

 自分が求めているのは、好みのキーで検索できるデータベースなのだと改めて思った。求めていると言うか、考え方がそういう志向なのだなと。

 2021年1月11日購入
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(Live) いわし

2021-01-28 06:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
"い"井上尚彦(Dr)
"わ" 和佐田達彦(B)
"し" 進藤陽悟(P)

 今年最初のライブ参戦は昨年と同じくいわし!場所は初訪問の店、ここはピアノが超高級品・ベヒシュタインなのがウリ。山手駅から徒歩、何となく山手の丘の方を想像していたら、麦田のトンネル抜けた先に近い住宅街。こんな場所に、そんなピアノが。

(1st stage)
・Tears of the Beast
・まな板のいわし
・Wasa Blues
・Un-En Blues
・Dark Spirits
・Oriental Flight
(2nd stage)
・月・雨・風・子供の頃
・Sunrise Sardine
・Season is gone
・Tomorrow will be Clear
・君ヲ想フ
・Eikan no Uta
(Encore)
・More to Travel エレピ

 いわしのライブは昨年7月末以来だったため、懐かしいような新鮮なような、不思議な感覚。この店の特性なのかPA設定なのか("ブラザー"調律師の井出さんが来てやっていた)、とてもアコースティックな雰囲気の音で盛り上がりつつも寛げた。ベースアンプは和佐田さん私物?口径はさほど大きくないのに重低音がきっちり出ており気持ち良かった。なお今年から、諸般の事情で演奏中の撮影は禁止となった。熱気あふれる瞬間を記録できないのは残念だが、聴くことに集中しよう。
 2月初週の四谷ライブは3月に延期、そのあとのツアーも時刻変更の可能性ありと、いわしの活動も新コロ騒ぎと無縁ではない。それでも、今年も活躍されますように。

 2021年1月11日 横浜山手・おとくらぶ WARANEにて

追記
 ウリであるベヒシュタインの音、違いの判らない男…アコギだと音色とか鋭さとか判るんだけど。ギターやベース、ドラムならPA通していても素の音の違いに少しは気づくんだけど。己の感性の低さがイヤになった。
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2021年1月8~10日 【旅行】高知へ乗りつぶし旅(2)

2021-01-27 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 1月10日、今日は観光列車に乗る。その前に高知市内を散策。リニューアルした坂本龍馬記念館に行きたかったが、桂浜水族館にも行きたく、セットで観るには時間が足りなかった。

 ぶらぶら歩いていると日曜朝市をやっていた。ああ、これが有名な。野菜、果物(特に柑橘類)が多く魅力的だが、買って帰るにはチト重い。通りの突き当りに高知城歴史博物館があり入ってみると、なかなかの展示内容で嬉しい。県内観光施設訪問のビンゴラリーをやっており、すぐ近くの文学館に寄ると条件クリアできることが判り入館、不純な動機だが入ってみると既知・未知の作家のあれこれを知れて興味深かった。仕上げは高知城。入ったのは40年ぶりくらいだっただろうか。

 高知駅まで歩き、12時4分発の観光列車「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」号に乗車。列車名なげーよ!しかも下りは「立志の抄」、上りは「開花の抄」と付く。喜んでるのは名付け親だけで、利用者も切符手配の駅員も困惑していると思う。
 車両はキハ185系改造車2両編成。購入した時は山向きの2席くらいしか残っていなかったが。乗車してみると5,6席は空いていた。アテンダントから海向きの席に移動してはいかがですかと勧められるが、海向きはもろに陽射しを浴び眩しくつらい。山側は山側で色々と眺められる。
 観光列車の常で、食事を頼んでいた。陶器で六角形の器に綺麗に盛り付けられている。地ビールのオーダーをしたかったが、注文を捌くのが遅い。酒をグラスに注いだりする手間がかかるからか。カードも電子マネーも使えない(PayPayのみ可)。細かくイラついたが、列車は悠然と進む。川の上で停まったり、海岸沿いで停まったり。ところどころ、沿線の人が手を振ってくれる。JR四国で配布しているらしい旗を持ってる人もいる。並走するクルマの助手席からs手を振ってくれる人もいる。無関心な農作業の人もいる。
 食事して、手を振って、景色を眺めて、時おり流れる沿線ガイドに耳を傾けて。あっという間に窪川に着いた。予土線に入り、宇和島まで運転してくれると嬉しいな。

 窪川では短時間で折り返す同列車を見送り、周辺を散策。後からの「あしずり12号」で高知へ急ぐ。2時間40分かけてやってきた道も、1時間10分で到達する。肝心の海が綺麗な区間はどうやら居眠りしてしまったらしい。いつの間にか「ものがたり」も追い越してしまった。2両編成でもガラガラだった。

 帰京はコスト節約なら夜行バスだが、年が改まったので「JALマイレージ修行」を始めることにした。駅前からバスで高知空港へ移動し、JL498便(JA335J:737-800)で羽田へ。180人乗りに乗客35名。スープを啜り機内誌を読んでいたら着いてしまった。ここのところ下道バイクや夜行バスでの移動が多かったため、この速さは感動的ですらあった。(おわり)
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【本】小泉武栄著 「登山の誕生-人はなぜ山に登るようになったのか」(中公新書)

2021-01-27 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 文字通りの書なのだが、著者もあとがきで触れている通り、登山史と言うより山にまつわる民俗風俗史といった趣で、かえて興味深い。特に日本では山は神聖なる場所、諸神のおわす場所さらには存在そのものが神(ご神体)と言う存在だったので、そこへ踏み入ることになってから登山ブームまでの流れは意外ですらあった。

 本書の最後で著者は単にピークハントの数や時間を競うのでなく、特に中高年は道中の植生や地質あるいは動物などに関心を持ち様々な考えを巡らす「知的登山」を進めているが、換言すれば著者は、登山は目的でなく自然科学探求の手段だと言っているようなものだ。至極もっともと思うと同時に、ひどく耳が痛かった。

 2021年1月10日 JL498便(高知→東京)機中にて読了
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2021年1月8~10日 【旅行】高知へ乗りつぶし旅(1)

2021-01-26 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 年越しツーリングから戻った翌週は、乗り物に乗るためだけに四国まで行きます。一都三県に非常事態宣言が発令されたけど、三連休分は間近過ぎてキャンセル料が掛かるため決行です。

 1月8日、東京鍛冶橋からミルキーウェイCJ105便で京都へ。同じ横3席でも、JRバスのドリーム号より1,000円以上安かった。車両は日野セレガ、乗客は20名弱、窓側席が空いてるのに自分は中央席なのは間際でキャンセルが出たのだろうか。変更を申し出るのも面倒で、そのまま乗車。足柄SA、どこか、土山SAと休憩して1月9日、7時少し前に京都駅八条口着。ちょっと座席幅が狭く感じたのは気のせいか。でも大事なのは幅よりリクライニング角度かな、今夜の便はもう少し倒れて欲しかった。

 駅を横断して六条の銭湯まで歩いて朝風呂。京都タワーの大浴場が営業していれば良かったのだが、COVID-19の影響で朝風呂は休止中。あまり大きな湯ではないが、10人近い客で賑わっていた。それにしても雲一つない快晴、雪に怯えた10日前は何だったんだ。もちろん街に雪の一片すらない。駅までの戻り道、東本願寺に寄ってみた。広い境内に他の参拝客はおらず、豪壮な阿弥陀堂および本堂を一人占め。それは良いが、靴を脱いで見学するため足が冷たかった。

 今日のお題は、京都駅烏丸口9時50分発の「高知Exp.51号」、JR四国バスの新型二階建てバス「アストロメガ」による運行。東京路線でなく京阪神路線に投入されているのが四国らしい。せっかく乗るのであれば、夜行便でなく昼の四国の景色を眺めたいと当便を選択した。ところが、やってきたのは平屋の「エアロクイーン」Oh NO!!あとで聞いたが、この週末は荒天強風の予報のため車両変更とのこと。二階建ては横風に弱く明石海峡、鳴門海峡の橋の通過が危険なこと、リヤタイヤハウスが小さいため万が一の際にチェーンを巻けないことが理由だと。

 一瞬京都から帰宅しようかとも思ったが、明日も予約がある。失意のままバスに乗り込み、高知へ。確かに橋は50㎞制限でもフラフラ蛇行、平屋車でこれでは二階建て車では恐怖を感じそうだ。その後も風に煽られつつ進行するが、出発時に予告された通り徳島道が雪のため通行止、高松道をぐるりと迂回してゆくことに。それでどれだけ所要時間が延びるかと思ったが、距離は15㎞ほど増えるものの制限速度が徳島道より高いため、所要時間は大差ないのだと。その高松道でも、観音寺辺りでは雪に見舞われた。いやはや、四国の海沿いで雪に遭うとは。それでも定刻より早く、終点のはりまや橋観光バスターミナルに到着。10人ちょっとの乗客のほぼ全員は高知駅で降りてしまい、最後は自分だけだった。写真は途中休憩にて、後続の西日本JRバス高松行きと。

 早々とホテルにチェックイン。高知も知事の要請により飲食店は20時で閉めるところが多いそうなので、18時前に出かける。繁華街周辺を一回り、ひろめ市場は密が怖くて避け、めぼしい居酒屋に入った。カウンターに一人、鰹の塩タタキや四万十鶏などに満足。なぜか仕事で来ていると思われたようなので、訂正せずそのままにしておいた。髭を生やしているので職人かと思われたのかもしれない(笑)。ホテルは安いながら大浴場があり、寝る前に温まることができた。

 ホテル ファースト 泊
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シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(01/35) 麻生区・松葉浴場

2021-01-26 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
宣言通り、年明け早々から銭湯巡りを始める。最初に行くのは、溝の口で知り合いとモノの受け渡しをするついでに、市内最西端の湯を目指した(公式サイト)。場所は百合ヶ丘。ナビに従って住宅街の中をウネウネと走って到着。

共通入浴券(4,600円/10枚)を買おうと思ったら有効期間は翌月末までですよと言われ、一瞬考えて止めた。週イチのペースは、早くも遅くも崩したくない。ならば2か月で8回、元は取れない。言ってくれて助かった。

浴室に入る。カランの数が多く、30口くらいある。大きな浴槽はないが、中規模のが5つか6つあった。温度が違ったり、薬湯みたいなのがあったり、電気風呂があったり。タイル絵は富士山ではないようだったが2面あり、変化が付いている。

お湯の質はどうと言うことなかったが、しっかり温まることができた。湯冷めを防ぐためしっかり火照りをとってから帰宅、ナイトランも苦にならず帰宅できた。やはりシャワーでなく風呂に浸かってだと、睡眠の質も良いように思えた。億劫に思える真冬の銭湯巡りだが、ちょっと楽しみになった。ところで、初回なのに銭湯の外観写真を撮り忘れてしまったよ。

 2021年1月5日訪問
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【映画】えんとつ町のプペル

2021-01-25 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 2021年の鑑賞始めであります。まず作品そのものよりも芸人・西野亮廣(キングコング)が原作、プロデュース、脚本を手掛けたということで話題を呼んだ作品。幸か不幸か自分は西野が何者か知らないので(たぶん顔を見ても判らない)、話題になってるプロデュース方法とか彼の主宰するオンラインサロンの是非とか、そう言った存在によるデバイスは影響せずに観ることができた。

 街中に建つ煙突から吐き出される煙で、空の彼方は見えなくなっていた。それを煙突掃除人の少年が、どこからか飛来した心臓部にゴミがひっついて誕生した「ゴミ人間」と協力して、街を覆いつくす雲を吹き飛ばし、人々に星を見せようとする。ロマン溢れる動機、少年の行動力、ゴミと軽蔑された怪物の純粋な心…表面的に評価すれば、そういうところか。そしてきっと、「街」は芸能界であり、少年もしくはゴミ人間は西野自身なのだろう。閉塞した現状へのアンチテーゼと捉えるのは難しくない(果たして閉塞しているということが本当なのか、そこから疑問だが)。

 が、そもそも街を煙で覆った原因は何だったのか。ちゃんと作中で語られている。単に工業化が進んだわけではなく、一種の防衛と判る。であるなら、その煙をなくしてしまうことは、防衛機能を無力化することに他ならない。さらに、煙の向こうを見せることによる、人心への影響もあるだろう。要は、現状打破はすなわち体制を転覆させ社会の混乱を招く行為だ。と言うことは、主人公の少年とゴミ人間の活動は英雄的行為でなくテロ行為と認定される。まあ革命とテロとは紙一重なのだけど、残念ながら少年にそのような大志はない。なので、本作を美談で片付けてしまうことは危険だ。もっと考えて観るべき作品だ。…などと思っていたら、そっくりの論評がネットに出ていた。掲載は向こうの方が早かったけど、決してパクりじゃないですからね。西野って危険人物かもしれないな。「天気の子」と比較するのも面白いと思う。

 とは言え、本作の街の描写は見事。実に細かく、同じ色調の濃淡で煙る街の風景が重層的に描かれている。その点は大いに評価したい。

 2021年1月4日 川崎・チネチッタにて
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(Live) かずま

2021-01-25 06:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
 昨年オンラインライブは観たけれど、生で聴くのは2,3年ぶり?それくらい久しぶりに、かずまクンと会いました。そして会場となった店も、元町近くから移転して初訪問。今日は配信メインで、観客は3組限定。雪に変わるかもと予報される冷たい雨の中、JR関内駅から歩いた。オーナー最初のココペリ亭(東急線白楽)、前のアースリーパラダイス(JR石川町)と店が変わるたびに駅から近くなっており嬉しい。やあやあ久しぶりですと挨拶し、ソファに陣取る。制止されたわけではないが、配信中は手拍子だけして静かにしていることにした。間に合わせでなくしっかりとビニールやアクリル板の仕切りが工事された店でライブ&配信が始まった。

(本編)
・雨
・Shotgun Baby
・素敵に
・もう引き返せない(金森幸介)
・ココペリ
・萵苣(チシャ:レタス類のこと)の朝
・Let's sing
・不足
・帰りたい
(アンコール)
・いつものこと
(来場者特典)※未配信
・汽車

 前半は曲を多めに、後半はトークもそれなりにと時間経過とともに緩い雰囲気となった。彼ほど嬉しそうに弾き楽しそうに唄うミュージシャンを、他には知らない。曲は爽やかに前向き、柔らかくひたむき。ネガティブなものは少ない。聴き手をハッピーに、もし落ち込んでいれば顔を上げさせる力が、彼のパフォーマンスにはある。

 配信は空気感の伝達に限界がある一方で、リアルタイムで参加者(観客)からのメッセージを受け取ることができるメリットがある。時間や距離その他の事情で店に来られない人も、投げ銭制なら気軽に参加できる。懐かしいナンバーが多い中(来店者のメンツを見てそう配慮してくれたらしい)、新しいスタイルを確立しつつある彼の姿に頼もしさを覚えた。数えてみると、出会ってちょうど10年が経過したことになると気付いた。配信時間外にはお喋りも愉しむことができ、出かけて良かった。

 次回ライブは2/6の夕方(1630開店/1700開演・店は要予約)だそうです。その投げ銭は全額、営業低迷に苦しむ松本市のダイニングバー「HANA」の支援に充てるそうです。

 2021年1月23日 横浜関内・SARASVATHI弁天にて
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