先週末の北関東に続き、今週末も乗り物ターゲットの旅であります。
10月27日、池袋から夜行バス「WILLER WT351便」に乗車。わざわざ池袋からにしたのは、最新のシート装備車両が現状この便にしか充当されないため。新型3列シート「DOME」はシェル型のシートにカノピーと称する大型フードがつき、個室感が高まっている。ただし自分はカノピーって息苦しく感じてあまり好きではなく、カーテンで仕切られている方が好きだ。その新型シート、見てくれは良いのだが、リクライニングまでが狭い。いやリクライしても狭いかな?カノピーのおかげで静粛性は高いが、居住性はあまり良くなく、他人にお勧めしたいとは思えなかった(写真上左)。
10月28日、早朝に名古屋着。朝イチの特急「しなの1号」で長野へ。この車両も誕生から30年近く、ディーゼル特急HC85系の導入&キハ85系置換がひと段落したらこちらも新車投入になるのだろう(と思ったら既に385系の開発が発表されており、2026年に量産先行者投入とこちら(pdf))で発表されていた)。長野電鉄に乗り継いで小布施へ、ここで保存車両2000系を見学し(写真上右)、名物のそばを食べ、「おぶせミュージアム」をしっかり見学していたら夕方になってしまった。
10月29日、小布施からいったん終点の湯田中まで行き、折返し観光列車「北信濃ワインバレー列車」に乗車。車両は元小田急Hi-SE。箱詰め弁当のほか、沿線産のワイン白3種類、赤4種類が飲み放題(写真中)。もちろん全種類いただいたが、たかやしろファームのカベルネソーヴィニヨン&メルローが一番気に入った。鹿児島出身だというアテンダントさんや周囲の乗客とも話が弾んだのは酔っ払いならではか。飲み過ぎ防止には、この程度の乗車時間が適当なのかもしれない。
長野で1時間ほどのインターバルののち、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」に乗車。こちらの車両は元JR115系。食事つきのコースにせず、座席のみ予約。駅で地ビールを1本だけ買って乗り込んだが、車内でも色々なお酒を売っていた。上田駅では武者による歓迎の殺陣演舞あり、小諸駅では駅脇のイングリッシュガーデンのガイドツアーあり、頻繁に沿線の観光ガイドがアナウンスされ、浅間山もすっきりと姿を現し気持ち良い乗車だった。
軽井沢に着き、構内の電気機関車(EF63、EC1000)、駅前の草軽L電を一瞥してから新幹線で帰京。本当は土日で観光列車1本ずつと分散させたかったが、列車運転日の都合で日曜に集中となったのは残念だった。それなら日帰り強行も可能だったかもしれないが、余裕を持って移動し秋の信州の風景を堪能できたのは良かった。いつもは重くて買わないリンゴ、今回は購入。重かったが実りいっぱいの週末だった。(おわり)