日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】土岐久美子著 「部下が『うつ』だと言いだしたら読む本」(幻冬舎新書)

2019-01-31 20:45:25 | 本・映画・展覧会
 仕事始めの通勤電車で読むのがこんな本で良いのでしょうか…良い心がけだと言う事にしましょう。

 近年「新型うつ(非定型うつ病)」なる言葉を聞く。会社へは行けないけど遊びには行けるとか(それって凄く思い当たるんですけど!)、あちこち医者を回り半ば無理やり「うつ」との診断書を貰ってくるとか、それって認めるんだったら月曜朝の通勤電車なんてほぼ全員が患者みたいなモンじゃないんですかね…メンタルヘルス研修で「本当にうつの人は自分をうつだと認めない」と教わった世代には理解できませんわ。

 それはさておき、本書にあった大事なこと。「上長の仕事は病気のケアでなく、部下が仕事を遂行する能力があるか見極めること」うーん、確かに。ケアは医者に任せて(もちろん対処にはある程度の注意が必要ではある)、例えば午前中はちゃんと仕事できるが午後になるとグッタリとか、週明けは平気だけど後半には来られなくなるとか、そういうのをキチンと見極めるのがタスクだと。逆に医者が仕事を解る訳はないのだから復職可能とかは参考程度にしかならないと。

 言うは易く行うは難し。そもそも復職以前に患者をださないことが大事なのだが、本書はあくまで「事後」について書かれている。でも、やっぱり最近のワケわかんない「自称うつ」には対処できない気がしてならない。

 2019年1月7日 通勤電車にて読了
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2018年12月28日~2019年1月6日 【旅行】アメリカ立寄り年越しカリブ(8)

2019-01-31 06:16:13 | 旅行・ハイク&ウォーク
 1月4日、8日目。カリブや中南米から日本へは、日付で3日必要。途中、北中米のどこかで一泊しないと戻れず時間がかかる。まあ一気に戻ると何時間乗りっ放しになるのか、エコノミーでは考えたくない。持ってきた衣料をあらかた捨ててしまいドンガラ状態のキャリーオンを引いて出発。

 最後にジョージタウンの街を歩き(写真)、グランドケイマンからDL698便(N323DN:A319)でアトランタへ。アメリカン航空はマイアミをカリブ中南米へのゲートウェイにしているが、デルタ航空はアトランタの方が便数多いのだろうか?直ぐの乗り継ぎ、DL195便(N707DN:777-200)で大陸を横断しロスアンゼルスに到着。うーん、ロスで空港から出るのも久しぶりな気がする。夜の到着で明日の午前には出発なので、どこか見に行く時間はない。

 1月5日、9日目。起きてそそくさと空港へ向かい、ラウンジで朝食をいただく。10時過ぎのDL7便(N259NW:A330-300)で羽田へ、帰りもシートピッチの広い席に変更された。元ノースのA330も最近は影が薄い気がするが、実はA330neoも35機発注しているので決して日陰者ではないのだな。

 JALで帰ってきた時と違い、日本に着いてマイレージ稼ぎの国内線もう一往復がない(笑)。羽田に着いたのでさっさと帰宅でき嬉しい。時差ボケと座りっ放しで硬くなった身体をほぐすためフィットネスクラブへ行き少しだけ運動した。

 はるばる行った割には何もしなかった感が強いが、その分のんびりできたカリブ。そして往路に寄った二ヶ所の航空博物館。我ながらユニークな旅ができたと思う。そして今回で、訪問した国/地域が110になった。(おわり)

 (1/8)Holiday Inn Los Angeles - LAX Airport、(1/9)機中泊
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【本】辻 邦生著 「嵯峨野明月記」(中公文庫)

2019-01-30 20:34:58 | 本・映画・展覧会
 少し前に同じ著者の「安土往還記」を読みその流れで読んだが、似たような題名だが内容は全く異なる。

 「嵯峨本」(角倉本、光悦本)をご存知だろうか。単なる印刷物(本)ではなく、随一の書(本阿弥光悦)を随一の装丁(俵屋宗達)で纏め上げたものだそうで、その取りまとめを行った角倉素庵、この3人それぞれの独白的懐古を場面転換させながら本の完成に至るまでを縒りあげた作品。

 創作活動には狂気がつきものなのか。常人ならざる行動が普通に思える情熱と、現実世界のしがらみや制約とのせめぎあいはもどかしく、うーん連中はもはや「人ならざるもの」なのかと思ってしまったほど。「嵯峨本」で
画像検索すれば彼らの遺した作品の一端を見ることができる。知らずに観ても「ふーん」だが、事実か否かこうした作品を読むと簡単に通り過ぎてしまえなくなる。

 2019年1月6日 DL7便(ロスアンゼルス→羽田)機中にて読了
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2018年12月28日~2019年1月6日 【旅行】アメリカ立寄り年越しカリブ(7)

2019-01-30 06:06:21 | 旅行・ハイク&ウォーク
 1月3日、7日目。中南米やカリブから日本へは足掛け3日かかるため、実質的に最終日。

 流石に少しは出かけましょうかねと、路線バス(ハイエース)でケイマンの国旗にも描かれている亀を養殖・飼育しているタートルファームへ。「カメ見て楽しい?」うん、いっぱい居たよ。ワニやニワトリやイグアナみたいなのも居た。

 浅い砂地に人慣れしたエイが集まるビーチとかスノーケリングとかあったんだけど、なんかもういいや。海を眺めて、浜を歩いて、プールサイドで午睡して。あとスーパーで買い物して。「はるばる何しに行ったんだ」って怒られそうです。

 ふと気付くと夕陽の時間。ホテルから海まで5分、慌てて見に行きました。気のせいか沖のクルーズ船は減り、そのせいかビーチの人も減り。最後は雲が出てきてしまったけど、しんみりと言うより呆然と見事な夕陽を見送ったのでした(写真)。

 Sunshine Suites Resort 泊
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【本】長澤和俊著 「世界探検史」(講談社学術文庫)

2019-01-29 20:15:29 | 本・映画・展覧会
 いやー厚い本で時間かかりました。足掛け2ヶ月くらい?チマっと読んで他の本が割り込んで…の繰り返し。

 世界をアフリカ、アメリカ、カリブ…と地域に分け、それぞれのエリアがどのように「発見」され主に欧州に広がり、どのような国や人間が探検に乗り出し、どのように開発していったかというストーリーが綴られた概説書。

 国はともかく探検家や諸侯の登場人物が多すぎて覚えられないが、手許に置いておくとどこかの国の話が出た時に「えーっとそこって何時ごろから知られたんだっけ」と調べられる。

 先日読んだカリブ関連の本もそうだが、西欧と東アジアの一部を除き、世界中は「探検でなく侵略」「開発と言う名の搾取」によって拓かれてきたのだなと思い気分が悪くなる(もちろん著者のせいではない)。ヨーロッパでも旅行して立派な教会を愛でる人よ、それを作った富は何を元に得られたのか考えを巡らせてみるがいい。

 2019年1月3日 グランドケイマン(ケイマン諸島)のホテルにて読了
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2018年12月28日~2019年1月6日 【旅行】アメリカ立寄り年越しカリブ(6)

2019-01-29 06:43:44 | 旅行・ハイク&ウォーク
 1月2日、6日目。ジャマイカを朝のKX(ケイマン航空)601便(VP-CAY:737-300)で45分ほど、ケイマン諸島グランドケイマンへ。空港には大はガルフストリームから小はサイテーションまで、軽く30機以上のプライベートジェット!ダイビングで有名な土地なのだけど、タックスヘイブンの本を読んでしまったのでそっちの印象の方が強かったが何だかそれを裏付けるようなイメージを持ってしまった。

 ジャマイカもケイマンも英国の支配下にあったため、日本と同様の左側通行。ジャマイカはほぼ全てが日本流れの中古車だったがケイマンは韓国車が多く、アメリカ流れの左ハンも相当数。そしてジャマイカはほぼ100%黒人の様相だったがケイマンは多様、白人のワーカーまで居るのは何だかインパクトあった。

 左側通行かつ小さな島なのでレンタルバイクがちょうど良く借りようと思ったら何と、免許証を持って来ていなかった…昨年2度も旅先で財布をなくしたので、今回は用心してクレジットカード2枚のみ持参し他は全部家に置いてきたのだった。

 一本道の目抜き通りを中心部から3kmくらい行った外れの地区に宿はあったが、大したことないスイートでも1泊4万円…(号泣)。正月価格なのか、いつもそうなのか。間際にどこか安い空きが出ていないか、チェックし忘れたのは痛かった。部屋に冷蔵庫も電子レンジもあるのを幸い、10分ほど歩いたスーパーで惣菜を多めに買ってきて夜と明日の食事にする。写真はグランドケイマンのメインビーチ。沖には巨大なクルーズ客船が6隻も停泊していた。

 Sunshine Suites Resort 泊
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【本】熊谷達也著 「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」(実業之日本社文庫)

2019-01-28 20:07:12 | 本・映画・展覧会
 2019年、今年もあれこれ読んで知識を増やすことと考えることを加速させたい。そんな年初めの一冊はルポでもドキュメントでもなく小説…。「オヤジ・エイジ・ロックンロール」の続編と言うかパラレルワールドと言うか、ギターと音楽に魅せられた人物を描く作品。

 東北の三陸海岸沿い、昔は活気があったが今は寂れてしまった町に住むギターの上手い高校生は、同級生とやっているバンドに限界を感じ始めていた。そんな時に出会った、滅多に歌わないけど実力は周囲を圧倒する学校の先輩。軽音楽部の部員関係から次第に仲が深まり、単にバンド活動するだけでなく「この町にないものを作る」行為にハマってゆく。

 物語の最後、主人公達の夢が叶ったと思った瞬間に起こる悲劇。そこからの復活はあるのか。淡々と書かれる悲劇と静かな決心が、あの日以降にあった無数の物語の大多数はえてしてこういうものだと教えてくれるようだ。

 2019年1月1日 キングストン(ジャマイカ)のホテルにて読了
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2018年12月28日~2019年1月6日 【旅行】アメリカ立寄り年越しカリブ(5)

2019-01-28 06:31:50 | 旅行・ハイク&ウォーク
 あけましておめでとうございます!2019年1月1日、5日目。

 今日をのんびり過ごすべく、プールつきのホテルに移動したんであります。ここに4泊すると予算が厳しい…。今日は元日、もとより何もしないつもりでおりました。プールサイド(写真)で日光浴とクールダウン(水浴び)を繰り返しながら本を読んだり、今年の計画(主に旅行の)をしたり、はたまた両親の健康や相続、或いは自身の年金生活のことを考えたり。

 身体は動かさなかったけど、アタマは結構活動した元日でした。本年もよろしくお願い致します。

 Knutsford Court Hotel 泊
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2018年12月28日~2019年1月6日 【旅行】アメリカ立寄り年越しカリブ(4)

2019-01-25 20:24:32 | 旅行・ハイク&ウォーク
 12月31日、4日目。

 今日は日帰りでジャマイカのリゾート地・モンテゴベイへ行くつもりでいた。日本からモンテゴベイへのフライトもあったが全体の時間の纏まりが良くないプランになってしまうのと、何より宿が高い。観光客はむしろモンテゴベイに泊まり、日帰りでキングストンへ行き「レゲエの神様」ボブ・マーレーを偲んで戻ってくるのだが。

 昨日バスターミナルまで確認したにもかかわらず、いざとなると未明に荷物を括ってフロントに預け、何時間も揺られてリゾート地へ行くのも何だかバカらしくなってやめてしまった。モンテゴベイまで行かず途中のオチョリオスまで行こうかなと思わないこともなかったのだけど、いったん気力が萎えてしまうともうダメ。と言う訳で昼までホテルで読書。

 ジャマイカでは4泊するが総てキングストン、ただしホテルを2泊ずつ2ヶ所にした。元日を迎える後半はプールつきの少し良い宿。最初の宿から歩いて5分ほどなので、昼にチェックアウトして荷物をひきずって移動、さっそくプールに入ったり昼寝したりで本格的にリゾートモード(笑)。気温は28度くらいだが日なたは暑すぎる。写真は移ったホテルから見える山並み、コーヒーの銘柄として有名な「ブルーマウンテン」もあの連なりなのだろうか。

 宿が変わりTVもあれこれ映るようになったので、夜は例によってCNNと地元のTVを交互に見る。キングストンの海沿いでは盛大な花火大会が行われるらしいが、往復が面倒なので見に行かずテレビ中継で済ます。N.Y.と同じ時間帯なのでカウントダウンの気分が盛り上がった。画面から暫くして、風に乗って花火の炸裂音が聞こえてきた。2018年、終わったなあ。旅行に限らずアクティブな年だったと思う。来年も元気で動き回れますように。ちなみに太りすぎを自覚したこの年末年始は禁酒に近い節酒で過ごそうと思う。

 Knutsford Court Hotel 泊

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2018年12月28日~2019年1月6日 【旅行】アメリカ立寄り年越しカリブ(3)

2019-01-25 06:06:21 | 旅行・ハイク&ウォーク
 12月30日、3日目。宿は連泊。キングストンは首都だが、ガイドを読むとレゲエの神様ボブマーリーゆかりの場所以外さほど観光名所はないように見えた。年越し旅行は観光よりも読書と次の一年の過ごし方を考えることに時間を遣いたいので全く問題はない。それに今日はアメリカに長居した余韻でちょっと疲れ気味。

 ところが今日は日曜日。観光地のモンデゴベイやオチョリオスなら状況は変わるのかも知れないが、キングストンは本当にどこもかしこもお休み。それは博物館にも当てはまるのだった。わずかに開いているのは中華レストランのみ。

 明日モンテゴベイまでバスで日帰りしようかと思っているため近くのバスターミナルを視察、そこでタクシーを捕まえキングストン旧市街へ行って貰ったが上記の様相でどこも見られず、街並みを見学ドライブとなった。せめてもの収穫は帰りにむかし走っていた鉄道駅を通りかかり、停めて貰って跨線橋から構内と打ち棄てられた貨車をみたことくらい(写真)。

 Indies Hotel 泊
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