日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【映画】峠 最後のサムライ

2022-06-30 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 幕末期を生きた長岡藩家老・河井継之助の晩年期を描いた司馬遼太郎作品の映画化。主演は役所広司。

 長岡藩は佐幕派でも尊皇派でもなく独立自尊を貫くべしとし、独自の軍備や練兵で備える継之助の先見の明も、嫌が応もなしに戊辰戦争へ巻き込まれてゆく。「小千谷談判」は決裂し、北越戦争が始まり、多勢に無勢の長岡藩は会津へと敗走を余儀なくされ、そのさなかに継之助も被弾し、最期の時を迎えることとなる。

 大袈裟な表現を嫌ったせいか、物語が淡々と進み、それがために「あれ、これでお終い?」と言う印象になってしまったのは残念。そしてなぜ彼が「ラストサムライ」と呼ばれるか、その心持ちや行動が少し考えないと判り辛いように思えた。

 敵役の吉岡秀隆のキレっぷりが良かったな。

 2022年6月20日 川崎・チネチッタにて
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2022年6月19日 【バイク】ぼけ封じ関東三十三ヶ所巡り(3)千葉、東京

2022-06-30 06:00:00 | バイク・自転車
 前回(2021年9月)から間の空いてしまったぼけ封じ巡礼ツーリング、今日は千葉と東京を回る。この辺り、調べてみると幾つか興味ある場所があったため、コースに組み入れた。

(6)無量山 寿量院 長福寺 (千葉県柏市)
 1回目同様、R357~千葉県8、今日は鎌ヶ谷で朝食。さらに北上すると、殆ど曲がらずに最初の寺に着いた。

(見学)柏の杜神社(オートバイ神社)
 宗教施設ではなく、ライダーの交通安全祈願のための施設で、オートバイオークション会場の一角にある。像の前までバイクを乗り入れることができ、開門時間前だったが親切な警備員さんが開門して下さり、記念写真を撮ることができた(写真)。

(2)白花山 延寿院 甲子寺 (千葉県我孫子市)
 何ヵ所にも先を越され、ようやく2番札所に来た。

(見学)我孫子市鳥の博物館
 我孫子x鳥と言えば、皇族御用達の山階鳥類研究所を連想するが、そこに隣接して一般向け公開施設として開設されたのがここ。展示のメインは100種類以上の鳥の剝製、マニアなら数時間は過ごせそう。鳥の精密画の始祖・オーデュポンの紹介コーナーもあったりして、ちょっとアカデミックな感じがした。

(見学)北千葉導水ビジターセンター
 手賀沼畔に位置する水利用関連の興味深い施設で、新型コロナ対応で長いこと臨時休館していた。4月末に公開が再開され、ようやく行くことができた次第。ここは利根川と江戸川を結ぶ水路で、面白いのは洪水などの流量に応じ、どちら方向にも水を流せること。再開を待って見学に来てよかった。

(7)大悲山 長泉寺 (千葉県柏市)

(8)薬法山 福性寺 (千葉県流山市)

(見学)流山市総合運動公園
 運動公園の敷地内、キッコーマンアリーナ脇の小高い部分に、SL(D51)と客車が保存されている。D5114号機は「ナメクジ」型であるだけでなく汽車会社製の1号機かつ落成はD51で1番早かったと言う貴重品だが、それ以上に貴重と思えるのは隣の流山鉄道キハ31。昭和初期の車両で付随車化されて以降の状態だが、大事に残して欲しい。

(9) 光雲山 宝蔵寺 (東京都あきる野市)
 県道でショートカットした部分はあるものの、R16をぐるっと回って多摩地区へ。前に住職不在で御朱印を頂けなかった寺を再訪、それを告げたわけではないのだが、お接待でペットボトルのお茶を頂いた。

 札所以外に4カ所の見学も行い、忙しくも充実した一日となった。事前のルート設定はまず札所だけでコースを考え、それから札所以外の見学施設を加えた手直しをし、最後に時間的制約(食事や休憩、開館時刻や臨時休館の確認)をする。その際、なるべく同じ道を戻ることは避け、少々遠回りでも一筆書きになるような道(国道でなければ尚よし)を選ぶ。手間は掛かるが、札所巡りだけで走り回らぬよう、今回は気を遣ったのだ。

 本日の巡礼箇所:5
 巡礼箇所の合計:17
 本日の走行距離:251.8km
 巡礼ツー合計走行距離:約1,026km
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【本】藤沢晃治著 「理解する技術 情報の本質が分かる」(PHP新書)

2022-06-29 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 色々なことを知っておきたい自分に取って、どう情報を入手するか、それらをどう整理するか、いかに効率よく、と言うのは永遠の課題。本書が正解かは判らないが、大いにヒントになった。時系列的に見た手法と、メディア単位に異なる接し方。一朝一夕に身につくものではないが、常に意識しながら情報を取り込んでゆきたい。アウトプットについては、改めて考えてみたい。

 効率的な情報受信のポイント
1 仮説を立てる準備をする
2 仮説を立てる
3 仮説を検証するつもりで本文を読む
4 必要情報をピックアップする
5 情報を整理する
6 記憶する
7 アウトプットする

媒体ごとの効率的な情報受信
■携帯電話などのマニュアル
■参考書
■本
■雑誌
■ビジネス書類
■インターネット
■メール
■テレビ・ラジオ
■新聞

 2022年6月18日 ANA1894便(八丈島→羽田)機中にて読了
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2022年6月16~18日 【旅行】伊豆諸島・青ヶ島リベンジ(2)

2022-06-29 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 6月18日、今日も雨。7時半に村内放送が流れ、八丈島からの船は条件付き運航であるとのこと。同宿の方がヘリ便で帰ると言うので、クルマで送りついでに尋ねてみると運航するかは未確定ながら、現時点で我々一行分の空席ありとのこと!昨日時点では満席だったのだが、誰か早く帰ってキャンセルしたのか?すぐに宿に戻り、少なくとも自分はヘリで八丈島へ戻ると言うと、残る3人も同意し慌ただしくチェックアウト。

 ガスが流れ視程が変わるが、幸いヘリの到着ころには良くなった。やった、これで島抜けできる。この航路は国内唯一の、ヘリ定期航空会社による。実はヘリに乗るのは初めて。着陸後もエンジンは回しっ放し、慌ただしく降り乗りし、あっという間に浮き上がった。直ぐに島の外周カルデラを越え洋上に出る(写真)。高度は当初2,500ft、前方を雲を越えるのに3,000ftまで上昇。調布と伊豆七島を結ぶドルニエ機と同等の高度。速度は130ktくらい、単発のセスナより速い。次第に高度を下げ八丈島へ、普通の航空機と同じように場周経路を飛んで回って滑走路に着陸、タイヤつきなのでエプロンへ滑走した。

 自分は今日帰京するが、残りのメンバーは明日帰る。明日借りる予定だったレンタカーを今日から借りることができ、前に来たことある自分が運転して南半分を一周。スーパーで島寿司、刺身などを買い、登龍(のぼりょう)峠の東屋で昼食。みはらし温泉で入浴、あまり視程は良くなかったが、青ヶ島よりはマシだった。

 空港へ戻り、午後便が無事に着陸したので夕方便のチケットを変更してそそくさと帰京する。こうなる可能性を考慮し、変更可能な株主優待券で航空券を購入していた。だが本日は条件付き運航のため、変更不可能な航空券所持者でも変更できる措置が取られておりちょっと悔しい…NH1894便(JA51AN:737-800スターアライアンス塗装機)は離陸後かなり揺れ、羽田へ39分で到着。そして、夕方便は八丈島悪天候のため、引き返しどころか羽田を出発すらせず欠航となったことを知った。危なかった…ちなみに八丈島空港は初利用だった。

 行きは船+船、帰りはヘリ+飛行機と、どちらの交通機関も運航が危ぶまれる中の訪島だったが、結果的には目的を達成することができた。天候が良ければ羽田~1時間ちょっとで到着できる青ヶ島、好天の秋ごろにもう一度行きたいとすら思っている。(おわり)
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2022年6月16~18日 【旅行】伊豆諸島・青ヶ島リベンジ(1)

2022-06-28 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 会社の旅好き連中4名で、青ヶ島へリベンジ渡航してきた。前回は荒天のため経由地となる八丈島まで船が行かず、三宅島から引き返してきてしまったのだ。梅雨時ではあるが、今年こそ。

 6月16日夜、竹芝から乗船。この時期、八丈島航路を担う「橘丸」がドック入りのため、普段は神津島航路に就く「さるびあ丸」が代走する。今晩は御蔵島抜港の条件付き運航だが、実際にはあまり揺れなかった。オフシーズンのためガラ空き。

 6月17日朝、三宅島、御蔵島の両島で多くの客を降ろし、15分ほど遅れて八丈島着。雨。すぐに乗り継いで青ヶ島へ。引き返しの条件付きで出航した「くろしお丸」は昨年代替したばかり、最初に行こうと思った頃は釣り船みたいな小さな船だったのが立派になったものだ。多少のうねりはあるが、覚悟していたほどではない。船内で2度寝、気付いたら目の前に島が。素晴らしい断崖絶壁、ただし上半分は雲の中。これはインパクトあるアプローチ。幸い接岸できて上陸!雨。(写真)

 港でレンタカー(三菱ミニキャブバン)と昼食の食材を受け取る。食材?火山島である青ヶ島には水蒸気の吹き上げる場所があり、そこで自由に使える「蒸しかまど」がある。綺麗な東屋も併設されており、ユニークな昼食。雨なので歩き回る気はしないが、島内の狭い道をあちこち走り回り、最後に蒸しかまど横の「ふれあいサウナ」まで戻ってきて入湯。サウナのほか浴槽もあったが、お湯が熱すぎて一瞬しか入れず。

 断崖絶壁の島に無理やり造った桟橋、その絶壁を開削した道が崩落で通れなくなり、二重カルデラの中へ貫通されたトンネル、荒々しい雰囲気は沖縄の南大東島に通じるものがあるが、そこよりハードな印象はこれまで訪れた島では最高な気がする。はるばる来た甲斐があった。

 民宿の夕食には新線な刺身のほか地元料理の「芋つき」「しゅうで(魚の塩辛)」「明日菜の胡麻和え」が出て、いずれも美味しく平らげた。夜は一軒しかない店で買った島酒「青酎」を部屋飲み。ずっと雨、明日は帰れるだろうか。

 民宿かいゆう丸 泊
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2022年6月16日 【バイク】バーディー90(BD43A)プチツーリングで伊豆の県道走破しようか

2022-06-28 06:00:00 | バイク・自転車
このバイクに関しての記事は、別サイトのブログへのリンクと致します。お手間ですが、よろしければご覧ください。
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【映画】トップガン マーヴェリック[IMAXレーザー・字幕](2回目)

2022-06-27 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 本作2回目の鑑賞であります。今回もIMAX、視野一杯にIMAXの大画面が広がるよう、けっこう前の方に着席した。

 「んなワケあるかー」なシーンなんて山ほどあるよ?むしろそういうのばかり。でもそういうツッコミは「木を見て森を見ず」なのだと思う。大爆発する敵拠点や木っ端みじんになる敵機、そこにも人がいるであろうことなど知ったことかと言う姿勢は、戦場物では正しいのだろう。「こちら側」がいかに困難を克服して敵をスカッとやっつけるか、だけなのだ。考えるな、感じろ。

 カッコ良いけど結局は前時代の遺物であろう主人公マーヴェリック、そう解っていても有人戦闘機のダイナミックさ、厳しさに惹かれてしまう。絶対に、映画館の大スクリーンで観るべきだ。航空シーンばかりでなく、戦友、古なじみとの人間模様が描けるのは前作から年月を経た賜物。オマージュたっぷりの展開にホロリとし、ニヤリとするのは、前作を(リアルで)観た人間の特権だ。

 戦場から数千キロ離れた、エアコン効いた部屋でTVゲームよろしく無人攻撃機 やドローンを操る、まさに「ビデオゲーム」と化した戦闘を描いた作品が、いずれ人気作品となる日が来るのだろうか?それがハリウッド随一の大作だと?
 "May be so,sir. But not today."(劇中マーヴェリックのセリフより)

 2022年6月15日 109シネマズ川崎にて
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2022年6月15日 【食べ物】川崎駅・藩次郎

2022-06-27 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 川崎駅西口のシンフォニーホール「MUZA(ミューザ)」の1階、ちょっと分かりにくい場所に飲食店が並んでいる。もともと人通りの筋ではなかったこともあり、新型コロナ以降に閉店が続いてたようだ。そんなスペースの一つに、市内に店を構えるラーメン屋が出店したと聞き、映画鑑賞前の腹ごしらえに寄ってみた。

 看板メニューの味噌ラーメンを注文。家系ラーメン同様、味の好みを指定できる。麺かため、他は普通でオーダー。麺は黄色く半透明、ちょっと細めだが好みのタイプ。スープは評判通り、塩が強烈。ここはもう少し抑えないと、味噌の旨味が隠れてしまっている感じ。ユニークなのは大判2枚の海苔が別皿で出てきた点、食べる直前に入れろと言うことらしい。

 味の好みで「塩ひかえめ」ってできるなら、また行きたい。


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【本】上原善広著 「四国辺土-幻の草遍路と路地巡礼-」(KADOKAWA)

2022-06-24 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 ことし巡って来た四国遍路だが、「辺土」が転じたと言う説を事前に読んだ本で知った。辺境の土地と言う意味である。本書は、いささかネガティブな遍路史とも言える。

 まずカッタイ(らい病患者)道。そもそも四国遍路は、犯罪、四肢障害などで通常社会に居場所を失くした人々が流れ着いた「さすらい道」だったと言うが、その中でも更に人目に付かない道があったと言う。今でこそお遍路さんと言うと時には崇められ、接待を受けたりもするが、昔は逆で忌避されたり石もて追われたりする存在ですらあった。

 草遍路とは、僧でないのに門付けや托鉢などしながら無期限に四国を回る者。職業遍路とも言われ、現在でも存在していると。残念ながらと言うか、バイクでサーっと走り回った限りでそれっぽい人には出会わなかった。著者は数人の草遍路とコンタクトすることに成功し、インタビューしたり行動を共にしている。

 こうした人々、もしくはそれを支援する人々と密接に関わっているのが路地。家々の間の細い道のことではなく、被差別部落を差すとつい最近知った。その路地が遍路とどう結びついたのか、著者はこれも実際に訪ね、古老に話を聞いたりしている。

 一般的なルポよりも個人的興味からと言った色が強く感じられ、主観的に過ぎるのではと思わないでもない。だがその分生々しく、出版が新しく(2021年)自分が行ってきたばかりであることもあり、たいそう興味深く感じられた。

 2022年6月15日 自宅にて読了
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【映画】劇場版 からかい上手の高木さん

2022-06-23 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 コミックからアニメ化され、それが好評で三期まで放映され、コミックではその後の主人公を描く「(元)高木さん」が出され…と人気が衰えない作品、待望の劇場版であります。

 アニメは1回の放送に短編2つと言う尺だったので、長時間となる劇場版をどう構成するかが気になっていたが、分割せず1つの物語で通した。最初はいつも通りの「からかい」メインだが、少しずつシリアスモードに。本作のテーマは「時間」、中学最後の夏を迎えた主人公や友人達それぞれの思いが交錯するさまは、「その時間を大切にしろよ」とお節介を言いたくなってしまう。

 なかなか思い切ったラストシーンから、エンドロールの後のエピソードが特に良かったなー。

 2022年6月13日 川崎・チネチッタにて
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