幕末期を生きた長岡藩家老・河井継之助の晩年期を描いた司馬遼太郎作品の映画化。主演は役所広司。
長岡藩は佐幕派でも尊皇派でもなく独立自尊を貫くべしとし、独自の軍備や練兵で備える継之助の先見の明も、嫌が応もなしに戊辰戦争へ巻き込まれてゆく。「小千谷談判」は決裂し、北越戦争が始まり、多勢に無勢の長岡藩は会津へと敗走を余儀なくされ、そのさなかに継之助も被弾し、最期の時を迎えることとなる。
大袈裟な表現を嫌ったせいか、物語が淡々と進み、それがために「あれ、これでお終い?」と言う印象になってしまったのは残念。そしてなぜ彼が「ラストサムライ」と呼ばれるか、その心持ちや行動が少し考えないと判り辛いように思えた。
敵役の吉岡秀隆のキレっぷりが良かったな。
2022年6月20日 川崎・チネチッタにて
長岡藩は佐幕派でも尊皇派でもなく独立自尊を貫くべしとし、独自の軍備や練兵で備える継之助の先見の明も、嫌が応もなしに戊辰戦争へ巻き込まれてゆく。「小千谷談判」は決裂し、北越戦争が始まり、多勢に無勢の長岡藩は会津へと敗走を余儀なくされ、そのさなかに継之助も被弾し、最期の時を迎えることとなる。
大袈裟な表現を嫌ったせいか、物語が淡々と進み、それがために「あれ、これでお終い?」と言う印象になってしまったのは残念。そしてなぜ彼が「ラストサムライ」と呼ばれるか、その心持ちや行動が少し考えないと判り辛いように思えた。
敵役の吉岡秀隆のキレっぷりが良かったな。
2022年6月20日 川崎・チネチッタにて