日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

山根一真 「ドキュメント 東京のそうじ」 (PHP研究所)

2007-08-31 05:30:21 | 本・映画・展覧会
 文庫だと思って買ったら単行本だった…1円だったから良かったけど。

 社会にあるさまざまなシステム(コンピュータとは限らない)、それらがどう動いているか、とても興味がある。ハード面しかり、ソフト面しかり。そんな関心を幾分満たしてくれる一冊、出版された当時に読まなかった(高くて買わなかった)本を20年経って読もうとは。

 テーマは6つ、「新幹線」「国際線旅客機」「糞尿」「犬猫」「浮浪者」「競馬場」。それらがどのように片付け・清掃され、そこで出た廃棄物がどのように処理されていくかを、それらの処理に携わる人間を絡めながらレポートしている。どうです?面白そうでしょう!

 何しろ20年前である、新幹線はきっと0系で「のぞみ」は走っていない。空港編は羽田に着発する中華航空だ、いまや糞尿の海洋投棄はなくなった…等々、思い出話的な点もあるが仕方ない。だが、今でも多少の形は変われど社会システムを維持してゆく上で機能している「しくみ」はあるに違いなく、世代は変われど綿々脈脈と従事している人々がいる(はずだ)。

 次は「大空港25時」でも探して読んでみようかな。

  2007年8月29日 自宅にて読了
コメント (3)
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2007年8月28日 Field of dreams Ⅱ

2007-08-30 21:00:55 | ノンジャンル
 今日はお仕事で東京ドームです。お取引先様より応援要請をいただいてしまったのです。何たる癒着。いや癒着じゃないか、別に見返りがあるワケじゃなし。でも応援に行く出入り業者としては、当然「おぼえめでたい」コトを願って行くわけだ…

 球場周辺に、会社単位で応援に来ているところがカンバンや旗を出しているのを目撃。銀行、建設業、、、、営業部隊や新人が動員のターゲットになってるんだろうけど、スゴイねぇ。驚くやら呆れるやら。弊社はそこまでの取引額じゃないんで。

 そういうドロドロした思惑も、カクテル光線に浮かび上がる人工芝を見ると消えて行きます。応援合戦はちょっとうるさいけれど、まぁ面白いと見逃せます。やっぱ「タッチ」と「狙いうち」は応援ブラバンの定番なんすかね!?アタシは「タッチ」よか「みゆき」の方が好きな作品なんですが…関係ないか。

 野球を観にドームへ行ったのは何十年ぶりだったか、ひょっとしてドームで野球を観たのは初めてか!?(行ったのは後楽園球場だったのかも)くらいでしたが、仕事中にも関わらずビールなんか飲んじゃって。なかなか暢気で楽しかった。○○社さま入場券+飲食券有難うございました。

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本多勝一 「しゃがむ姿勢はカッコ悪いか?」(朝日文庫)

2007-08-30 06:51:55 | 本・映画・展覧会
 タイトルからこの本を、当世の若者のスタイルから考え方についてでも論じたものかと思ったのだが、全然違っていた(笑)。

 「洋装でしゃがむ姿のカッコ悪さ」「和装でしゃがむ姿の自然さ」を緒とし、己の文化スタイルを他の国(民族)に共用する植民地化と話をつなげる。そして「国際化とは」と今でも問題にされているような話題が出る。かなり面白い。300ページほどだが、1日で読み進められた。お馴染みの辛辣な書きぶりも随所に登場するが、いいかげん慣れてるためか気にならない。

 ものによっては30年前の著であり、著者の意見や予言がどうなったか、確認するのも楽しい。決して意地悪ではない。ズバリ的中!もあれば、大外れ!もある。外れたからといって著者の先見の目を責めるのは間違いだろう。様々な問題提起をしていることに敬意を表したい。どんな問題提起かって?
・エスカレーターではなぜ片側に立つようにしないのか
・日本の食品産業も米国の後追いで大量かつ味気ないものとなってゆくのか
等々。

 ちょっと褒めすぎているので反対に一つ。自国の文化を平然と他所に持ち込む国々のことを痛烈に批判する著者だが、自身が南米で招待された時にTVが付けられていたことをケシカランと憤慨している。話すことができないと怒っている。しかし向こうではひょっとしたら、(昭和30年代の日本のように)まだ普及率の低いTVを客人に見せることがもてなしの一環だったかもしれぬ。こうした思いやりの心を持たず、自分の価値観で「もてなし方が悪い」と書く姿は、自身が批判する某大国の姿と本質的には変わらないように見える。

 正義感(と言うのだろうか)と身勝手とは紙一重なのかな?

 2007年8月26日 成田からのスカイライナー車中にて読了
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宮嶋茂樹 「空爆されたらサヨウナラ」 (祥伝社黄金文庫)

2007-08-29 20:12:28 | 本・映画・展覧会
 戦場に限らずセンセーショナルな写真を撮るカメラマンに対しては、「良く撮った!」と思う反面「このハイエナ野郎が!」と感じることもある。ピュリッツァー賞のカメラマンが「カメラマンとしては最高かもしれないが、人間としては最低だ」的な批判を浴び、後に自殺したのを覚えていらっしゃるだろうか。たぶん、その批判者と部分的に共通するものだ。

突撃カメラマン(と呼んで差し支えないだろう)不肖・宮嶋氏、今回はコソボ紛争真っ只中に向かった。出だしから強烈、当初の目的地・スコピエに降りられずギリシアのテッサロキニにダイバートした飛行機からさっさと降り(山ほどある荷物は機内持ち込みにしていたんだろうか?)、当局と交渉して無理やり?入国してしまう。そして陸路で紛争地域へ…以下、獅子奮迅・右往左往・東奔西走の活躍ぶりが綴られている。フリーだからこその身軽さ、渡れるヤバイ橋。そしてあまたの危険と引き換えに得るものは、(少なくとも物質的には)はるかに少ない。

 1枚の写真は、綿々とした文章より遥かに説得力を持つ場合がある。しかしこの本に収められている氏の写真を見ても、本文の苦闘ぶりや見聞きした戦場の悲惨さはなかなか伝わって来ない。もっともカメラマン本人の苦労は、見る人間にとっては関係ないことなのだが。

 どちらかと言えばこの本を肯定的にとらえたいが、本人の「結局は戦争の修羅場が好きなのだ」という正直なコメントを読むとどう評価して良いものやら迷ってしまう。単なるテレか、心底そう思ってるのか。そういう人格と作品とを切り離してみれば済むのか(撮影の背景や苦労を知らなければそうだよね?)。

 ただ一つ言えるコト。私、こんなにヤバイ所へは行ったりしませんから!(それだけに著者をソンケーしちゃったりもするのだ)

 2007年8月26日 上海のホテルにて読了
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2007年8月26日 特典消化の旅(2日目)

2007-08-29 07:30:48 | 旅行・ハイク&ウォーク
 で、帰りなのですが、またしても欧州往復ビジネスクラス特典航空を使い始めます。出発地は上海です。これは、上記のチケットで香港へ行き、(香港→上海直通列車ではなく海沿い路線で)列車を乗り継いで上海へ行く計画を立てていたため。それが仕事の都合で休日が取れなくなり、やむなく空路で移動してきたワケです。とほほ。

 実は香港→上海の鉄道以外にも、もう一つ乗ってみたかった乗り物があります。鉄道と言うのは若干抵抗があるのですが、いわゆる「リニアモーターカー」です。これまで友人痴人奇人変人に先を越されて乗られることン十人、遂に私の番が来ました。コレで市街地から空港へ。やっぱり速かったです。色々と気になることはあったけど、実用化は立派だと思いました。宮崎&山梨リニアは、結局乗れないまま終わってしまいましたから…

 ところで「リニア」で空港へ向かうまで何をしていたのかって?機内誌で読んだ「上海のアールデコ建築トップテン」を訪ねようと地図にプロットまでしていたんですよ。ところが朝から低い雲がすごい速さで流れ、雨がサーッ。止んではまたザーッ。諦めました。なので上海ではホテルとバス停の間それにコンビニ以外、何も見なかったのです…とほほほほ。無料航空券とは言え、もう少し充実したかった気はしないでもありません。ま、そのおかげで読書が捗りました。

 帰りは「シートだけファーストクラス」でした。このタイプは2度目ですが、前回は台北→関空、そして今度は上海→成田。もっと長距離路線の時にアサインして欲しい(T_T)。それでも「窓付きラバトリ」が珍しくて3回も入ったり(爆)。

 上海に関しては10月以降、羽田⇔虹橋便が開設されるので、ひょっとしたらもう浦東空港に行くことはないかもしれません…事実、ここしばらくソウルは金甫空港しか使っていませんから。そんなこと思いながら、遠い成田から帰宅。今度こそ夏の旅行が終わってしまった。。。



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2007年8月25日 特典消化の旅(1日目)

2007-08-28 21:36:18 | 旅行・ハイク&ウォーク
 欧州往復で使ったビジネスクラス特典航空券、最終目的地は香港です。なぜ香港なのか?適当にそう入れていたら、JMBのルールが変わって「目的地の変更はできない」ようになっちまったのです(日付はOK)。同じマイレージエリアならどこでも良かったのに、バカー!そんなワケで、今日は香港です。って先月行ったばっかじゃんよ…いや、先月はツアーでエコノミークラスでした。それより先週モスクワ便だったじゃんよ…人生ときにはこういう事もあります。シェルフラットではありませんでしたが快適でした。日中のフライトならスカイラックスも良いなぁ。

 香港で2時間弱のインターバル…ってまだ飛ぶのかよ!ハイ、飛びます、飛びます!今度はドラゴンエア(港龍航空)のエアバスで上海です。何て遠回りな…これはショパンの事情です。機内食2食目…空を眺めたり読書をしたり。あぁでも、上海ついたら何しよう。隣席の男(中国人)が話しかけてきましたが、偶然にも煮たような業界の人だと分かり、中国IT事情なんぞ聞き込んでしまいました。今年このあと、本当に出張あるのかなー?

 上海は長江(揚子江)の河口近くの街。浦東国際空港へ北側からのアプローチは河の真上を飛びます。泥色の河です。なかなか深い、刺激的なバンク角度のファイナルターンから夕陽の中を到着しました。「お楽しみ」は翌日にして、素直にホテルに直行、夕食は粗食で。合計6時間くらい乗ってたのかな?これくらいだとラクですね~。

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2007年8月24日 香港反省会

2007-08-28 08:21:51 | 旅行・ハイク&ウォーク
 会社の連中と7月に行った香港旅行(あ、レポートまだだ)、その写真を1枚のDVDに編集したものの鑑賞会…そういう機会を作らないとお互いの写真なんてなかなか見られないですからネ。

 場所は神田の中華料理屋。半個室みたいなところに小さなテーブルを置いてもらって、お店の人も「なに?なに?」って感じで入れ替わり見に来る。こういう時、あつかましく覗き込んで来る(笑)あたり、日本人とは違うなぁと思います。別に隠すもんじゃないし良いんだけど。

 格別おいしかったわけじゃないけど、メニューにない料理を作って貰ったり一品サービスして貰ったり、なかなか感じの良い店でした。もちろん、メンバーで再会して飲んだから楽しかったってのが一番だけど。

 そして1人だけ少し早く退散、電車を乗り継いで前泊…これもマイル修行と思えば辛くない(笑)。しかし、夜12時近くのチェックイン、翌朝出発の時に限って広めの部屋をあてがわれたりして…虚しいですナ。ともかく、明日もフライトです。


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2007年8月23日 処暑に囀鳥を聞く

2007-08-27 23:10:21 | ノンジャンル
…なんかビミョーに違うタイトルですが。

 今日は処暑だそうです。二十四節季なんて全然知らないよー!何でも「暑さが落ち着くころ」らしいです。本当か?この頃と暦の感覚が違うからなぁ。

 でも今日は本当。昨夜から今朝にかけて雨が降り(一部雷雨)、今朝は上着を着ても大丈夫そうな気温。昼間はやっぱり暑くなっちゃったけど、暗くなるとまた涼しく…東京電力よかったね…そして遂に。

 蟋蟀の声を聞きました。

 あの声を聞き、少しひんやりしてきたかな?って夜の空気に佇むとイケマセンねぇ、侘しくて。今年の夏もあーあ、何もしなかったわー♪って感じです。旅行しただろってツッコミはナシ20です。

 あーせめて、線香花火くらいしてから夏を終わりたい。
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2007年8月22日 誰が為に

2007-08-27 06:43:17 | 仕事
 ウチの会社には労働組合がありません。そんな立派な会社じゃないのです。でも、それに近いものがあって、職場の小集団から出た意見を伝える場はあります。

 今期は、不覚にも職場の代表に選ばれてしまい、月イチペースで会議に出ます。出ると波紋を呼ぶ発言をするからやりたくなかったんだけど。

 過去に出た意見希望に対する会社側の回答を聞く場が設けられました。国会の答弁を手本にしてるのか?素晴らしい出来です。「優先的に検討しておりますので暫くお待ち下さい」「今後検討をして行きたいと思います」…要するに、彼らには期限を決めて問題事項の解決に当たる、或いは中間報告を纏めるという意思がないようなのです。これで給料貰えるんだ、僕もぜひ間接業務に回して欲しいものです。

 思い切り皮肉を言ってやろうかと思ったけど、既に一回、会議のあとで「発言者探し」のパージに遭っているのでやめときました。期待しなければ裏切られることもない。こんな回答をする会社代表も、そこにツッコミを入れない社員代表も、どちらもグダグダですね。もちろん自分もそこに名を連ねているわけです。

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2007年8月21日 背後霊と共に

2007-08-26 21:21:42 | 仕事
 今日は「下請け業者」として「親方」にくっついて会議に臨んだ。必要最小限のコトしか口を開かず。目立たず、出しゃばらず。ただし、存在価値は示しておいた方が後で何かと有利。

 日ごろ自分がプロジェクトマネージャみたいな感じでお客さんの前に出て報告や打合せをすることが多いので、今日の会議はためになったなぁ。他の会社の(と言うか他の人の)資料作り、話の進め方、言葉遣い、姿勢、目線など総て。自分が意地悪い目つきになっていなかったかが気になる(笑)。

 自分を客観的に見ることは出来ないし、歳をとってくると注意してくれる人も少なくなってくる。決して「非の打ち所ない」からではないはずだ。自分もxxさんと同じようなミスをしていないか?チェックの連続だ。

 会議に臨むときは、背後霊と共に臨むようにしよう。休み明けは前向きなフリをしないとね!

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