JALの最上級会員ステータス維持は諦めたものの、それ以下のレベルでギリギリ到達できそうなものがあったので、年の終わりに「修行」することにした。おりしもメリークリスマス。行先は山形、日帰り旅。運賃の安さと機材乗りつぶしの可能性で選んだ行先。
JL175便(JA252J:EMB190)で羽田から山形まで35分、速い!今年は秋冬の到来が遅かったが、さすがに外は雪景色。そう思って雪道に強いトレッキングシューズを履いてきた。おかげで空港ではセキュリティチェックで靴を脱がなければならない。
バスで山形市へ向かい、終点の一つ手前で降りて徒歩で市内の博物館資料館めぐり。山形市へは何度も来ているが、意外と訪問した場所は少なかった。
(1)山形県郷土館「文翔館」
旧県庁の堂々たる石造り…と思ったら実は煉瓦造りの石貼りだったが、いずれにしても威風堂々。そして内部も、建物ばかりでなく県政の歴史展示がなかなか興味深い。修復工事の長いビデオが面白い。
見応えありすぎ、ここだけで午前終了。近くのラーメン屋「あるます~ぷ」に入ったけど、超淡麗な「クリスタル醤油」めちゃめちゃ美味しかった。高いだけのことはあるわ~。
(2)山形大学附属博物館
昼食を済ませ、1kmちょっと歩いた先は山大構内。ここはいかにもアカデミック、地学に始まり動植物の展示が続く。その一方で民俗関連の展示は皆無に近かったが、施設の性格上やむをえないか。
(3)山形市郷土館(旧済生館本館)
ここまでは2km以上を歩いた。霞城公園内に移築された疑洋風の2階建て、望楼部分は4階建て。明るい黄色系が不似合いなほど見事な木造、14角形と言うのか、区切られた部屋それぞれに建物や医学に関する展示あり、けっこう見学者が多かった。移築に関するビデオはもう少し詳細な部分を見たかった。
(4)山形県立博物館
本日唯一の有料施設、そのせいかほぼ見学者ゼロ、それなのにあまり面白くない。一通り自然科学部分の説明。風俗民俗に関する展示施設は、他にあるのだろうか。とは言え国宝の通称「縄文のヴィーナス」を見られたのは、ノーマークだっただけに嬉しかった。
4カ所を見てお腹いっぱいだが、教育資料館(県立博物館分館)にも寄れば良かったな。
東京行き接続便より1本前のバスで空港へ向かい、レストランで芋煮定食。来るたびに食べている気がするが、調べてみたら2022年には3回来ていたのに昨年は来ていなかった。ほぼ2年ぶりの芋煮定食は美味しかったが、以前より味付けを濃く感じた。JL178便(JA247J:EMB190)で羽田まで50分。あっという間に雪のない世界へ。
これで今年の搭乗そして年内の旅は終わり。以前は年越し旅行の行きが年内最後のフライトだったが、父親が存命の間はそういうこともないだろう。2日後に搭乗実績が加算され、来年度のステータスは「JMBクリスタル」が確定した。来年も、国内は島めぐりを中心に、海外は近距離アジアを中心に旅をしようと手配を始めている。(おわり)