すっかり書くのを忘れてたけど「バケモノの子」は観に行ったのであった。
「バケモノ」と言うちょっと差別的な匂いを感じる種族を敢えてタイトルに持ってくるところからして監督の意思を感じる。彼等(とあえて呼ぼう)の世界と、人間界とをつなぐ扉は現われたり消えたり。そこを行き来するのは人間界では孤独な少年。だが孤独でなくなった時、少年はどう振舞うのか。
産みの親より育ての親、遠くの親戚より近くの他人、同じ釜の飯を喰った仲…人と人(「バケモノ」もそう呼ぼう)の結びつきを表す色々な喩えを思い出しながら観た。ネットで「説明が丁寧すぎ観客の想像力が掻き立てられない」みたいな評を見たが、確かにそうかもしれない。楽しめましたけどね。
ところで本作は最近のジブリ作品と同様、声優に俳優を起用しておりそれが豪華な顔ぶれ。役所広司さん、良かったです。俳優と声優じゃかなり違うと思うんだけど、上手いものですね。
2015年7月23日 川崎・チネチッタにて
「バケモノ」と言うちょっと差別的な匂いを感じる種族を敢えてタイトルに持ってくるところからして監督の意思を感じる。彼等(とあえて呼ぼう)の世界と、人間界とをつなぐ扉は現われたり消えたり。そこを行き来するのは人間界では孤独な少年。だが孤独でなくなった時、少年はどう振舞うのか。
産みの親より育ての親、遠くの親戚より近くの他人、同じ釜の飯を喰った仲…人と人(「バケモノ」もそう呼ぼう)の結びつきを表す色々な喩えを思い出しながら観た。ネットで「説明が丁寧すぎ観客の想像力が掻き立てられない」みたいな評を見たが、確かにそうかもしれない。楽しめましたけどね。
ところで本作は最近のジブリ作品と同様、声優に俳優を起用しておりそれが豪華な顔ぶれ。役所広司さん、良かったです。俳優と声優じゃかなり違うと思うんだけど、上手いものですね。
2015年7月23日 川崎・チネチッタにて