日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(7) 第40番、紫電改展示館、鵜来島

2022-03-31 20:00:00 | バイク・自転車
 3月17日、今日は離島訪問がメイン。午後の船に乗るまでに1か寺のみ訪問し、そのあとプチツーリング。

(40)観自在寺
 いよいよ3県目、愛媛に入った。徳島の1番から最も遠い札所らしい。数的にも半分に近く、半分を終えた感がしてきた。境内には水掛けの仏さまがズラリ。

(観光)高茂岬
 愛南町に、本土から大きく突き出した半島があり、県道で周回できるので走ってみた。県300は細いクネクネ道、途中から全く人家はなく、道を作った理由が分からない。突端の高茂岬からは真っ青な海の向こう、うっすら九州が見えていた。道は県34となり戻ってゆく。こちらは、かなりマシな道路だった。

(観光)紫電改展示館
 過去にも来たが県34の途中にあるので再訪。じっくり見入っている若い二人組の女性客がいた。歴女かな?人々の記憶からこの飛行機が、そして戦った時代があったことが消えませんように。

(離島―2)鵜来島(うぐるしま・写真)
 宿毛市の沖に2つ、有人離島がある。これらを回る船が1日2便しかなく、両方を訪問するにはどちらかの島に泊まらなければならない。考えた末、午後の船で鵜来島→泊→翌朝の船で沖の島→翌夕の船で宿毛市戻り、とプランを立てた。鵜来島は人口20名ほどの小さな島、宿はあるが釣船乗船とセットでないと泊まれない所ばかり、ほぼ唯一の宿に何とか連絡がつき泊まれることになった。
 島は港の周辺、斜面にへばりつくように建つ家々があるが半数以上は空き家。その奥に今は利用されていない土地が広がる。第二次大戦時は日本兵も数百人常駐したほどの要衝だった由、そして放棄され草木の生い茂った段々畑が痛ましい。宿主の田中さん(島出身者)と島の活性化、釣り客以外の観光客誘致について色々とお話ししたが、「そもそも島の人たちがそれを望んでいるんだろうか」と言う疑問が一致した。10年、いや数年後にはこの島は、住人が亡くなるか要介護となり島を出るかで廃村ならぬ廃島になるかもしれない。
 ちょうど明日が春の神事の日とのことで、夜は神社での前夜祭の末席に座らせて頂き、終了後の宴会で「カメノテ」の塩茹でを食べさせて頂いたが実に旨かった。

 民宿しまの灯り 泊

 本日回った札所:1
 今回の総参拝札所:40
 本日の走行距離:100.3km
 今回の総走行距離:920.8km
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(6) 県営渡船、第32番~第39番

2022-03-31 06:00:00 | バイク・自転車
 3月16日、旅も折り返し点まで来た。例によって朝一で出発、途中の牛丼屋で朝食。朝食をコース上にある牛丼屋で摂り、昼食はごく軽く、もしくは抜くのがパターンとなりつつある。走っているとさほど空腹を感じずに済むのは不思議。

(32)禅師峰寺
 温室の並ぶ農地の間を抜けてヒョイと高台に上がった場所に位置するお寺だった。

(乗りつぶし)県営渡船(写真)
 車はおろか「自動二輪車」でも乗れない渡船に、「原付」の125ccバイクなら乗れると知ったら利用しないわけにはゆかない。そしてこの航路、船待ちの時間があるとは言え遍路ルートの一部なのだ。船待ちと言っても30分程度なのでどうってことはない。
 種崎から梶ヶ浦へ僅か数分の航路ゆえ車体を船体へ緊縛することはなく、代わりに利用者は己のバイクや自転車をしっかり支えていてくださいよと言うシステム。朝日に染まる対岸、目の前を横切ってゆく台船、短時間ながら楽しい船旅だった。しかも無料、最高。なおこのルートを使うと、高知県随一の観光地・桂浜をパスすることとなってしまうが、そちらは最近再訪したばかりでもあり、気にしないこととする。
 
(33)雪蹊寺
 渡船から降りたら数分、古い町並みの中にある寺だった。
(34)種間寺
 本堂は昭和に再建されたそうで、荘厳さには欠けるが大きい。ここでようやく高知市が終わり、次の寺へ向かう途中、綺麗な仁淀川を渡ると土佐市に入る。
(35)清滝寺
 本堂の屋根はぐっと湾曲した二重屋根で凝った造り、そして境内には高さ15mと言う薬師如来像が屹立していた。
(36)青龍寺
 長い石段を登って到着。朱塗りの三重塔が目を引くが、僅か30年前に建立されたとは。
 青龍寺前の県47をそのまま進む。懐かしのマンガ「シャコタン☆ブギ」に登場した「ヨコナミ」こと横浪黒潮ラインをゆく。昔ファーゴで来た時にも走ったけど、バイクで走ると気分も格別。
(37)岩本寺
 窪川の町中にあり、観光列車に乗ってきた時の折返しの時間に門前まで訪れたが、境内に入るのは今日までとっておいた。広くはないが信徒や住民との接触を増やそうと努力しているさまが窺えた。
(38)金剛福寺
 岩本寺も金剛福寺も、かつてはYHだったよなあ…足摺スカイラインのワインディングをひらりひらりと走って到着、帰りも通りたかったけど歩き遍路さんがいて嫌味になりそうだったため、海沿いを帰ることにした。そうしたら、なんとファーゴで来た時にはなかったトンネルがズドンと開通、これは大型観光バスの皆さんは大助かりだね。
 寺そのものは何と他に参拝客なく、足摺岬の駐車場も数台が停まっているのみと信じられないような寂れっぷりだった。
(39)延光寺
 山中の県道をガンガン急ぎ、何とか参拝して納経所クローズ前に間に合った。

 今日はトータル300㎞近く、良く走った。快適なスカイラインあり、林道あり。宿に着いて明日そして明後日のプランを練るのに必死、島への船便と天気とで予定が大きく変わりそう。もう少ししっかり下調べをしておくべきだったと反省。

 秋沢ホテル 泊

 本日回った札所:8
 今回の総参拝札所:39
 本日の走行距離:288.1km
 今回の総走行距離:820.5km
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(5) DMV、第24番~第31番

2022-03-30 20:00:00 | バイク・自転車
 3月15日。いよいよ高知県へ。

(乗りつぶし)阿佐海岸鉄道DMV(写真)
 DMV(デュアル・モード・ビークル)とは、線路と道路の両方を走れるマイクロバス改造の車両で、全国でここだけしか走っていないもの。長い試験の末、昨年12月末に運行を開始したばかり。「阿波海南文化村」から「道の駅 宍喰温泉」 までの始発便に往復乗車した。通学の小学生とか乗るとか思ったが往復ともほぼ貸切状態、行く末が案じられたが次の便は阿波海南駅から遍路グループが10人ほ ども乗り込み、ホッとした。見送りを兼ねて道路→線路への「モードチェンジ」を観察できたのも良かった。

(観光)むろと廃校水族館
 全国に水族館は多いが、廃校を活用した施設はここだけではないか。その構造ゆえ館内に大水槽はないが、その代わりプールが大水槽となっている。高知の水族館はここと言い桂浜と言い、ユニークで楽しい。

(24)最御崎寺
 この寺の宿坊もかつてはYH契約をしていたはず…海沿いのR55から室戸スカイライン(無料)を駆け上がり、さらに参道を数分歩いて到着。境内から雄大な太平洋は眺めないが、スカイラインの途中から絶景を拝めた。
(25)津照寺
 門前にバイクを停めてから境内まで、けっこう石段を登らされたように感じた。
(26)金剛頂寺
 ここもR55から山へ登ってゆくが、海から離れ分け入ってく感じ。最御崎寺の「東寺」に対し「西寺」とも。室戸捕鯨の信仰の拠り所だったそうで、鯨の供養塔があったのが印象的。
(27)神峯寺
 40㎞あまりを走り、山中へ入った場所にあった。何となく雰囲気が良かった。
 次の寺までの間に安芸市を通るため、高知銀行の支店で両替、5円玉50枚を得る。納経所ではお釣りを下さるので100円玉を大量に用意する必要はないが、お賽銭には適額の小銭が必要である。
(28)大日時
 この辺りまで来ると、ひたすら海沿いを走っていたR55は内陸部に入る。寺は里山の中腹、高知空港を出発するプロペラ機のエンジン音が聞こえてきた。
(29)国分寺
 土佐の国分寺。高知平野に入り、道路も網の目状態となりナビが大いに役立つ。
(30)善楽寺
 周辺いくつもの神社と、以前は一体であったことを考えると恐ろしく広い境内。近くは既に高知市の住宅街となっていた。
 急な上り坂を吹かして登ったり、R55をハイペースで走ったりしたせいか燃料の減りが早く、高知市内で給油。リッター50㎞ちょっとと、このバイクとしては悪い数値になってしまった。
(31)竹林寺
 本日ラストは、少し前に来たばかりの五台山。その時は牧野植物園を訪ね、すぐ隣の寺にこんな直ぐに来ることになるとは思わなかった。

 明日からのコースと方向は逆だが、宿が安く夕食のチョイスも多そうな高知市中心部に向かった。ここまでで、ほぼ1日予定より早い進捗。

 高知ビジネスホテル 別館 泊

 本日回った札所:8
 今回の総参拝札所:31
 本日の走行距離:182.5km
 今回の総走行距離:532.4km
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(4) 第19番~第23番、出羽島

2022-03-30 06:00:00 | バイク・自転車
 3月14日。札所の納経所は共通で7時~17時。朝一番を目掛け、早起きして宿をスタート。昨夕の到着後に雨が降ったようで、全ての荷物を部屋に引き上げてお いて良かった。


(19)立江寺
 到着した時ちょうど7時の鐘を撞いており、厳かで気持ち良いスタート。ホテルから雨具を着て出発したが完全に上がったので、収納した。
(20)鶴林寺
 旧坂を延々と登ってゆき、ノーマークだった虚を突かれた感じ。とは言えバイクなので何てことないのだが。
 こちらの恰好を見た納経所の方が「バイクだったら太龍寺さんは仁王門の前まで上がって行けますよ」と教えて下さり、そうであれば2,000円以上するロープウェー代を節約できる。車は山道途中の駐車場まで、そこから30分近く歩かなければならないが、バイクは車止めを抜けて上れるのだ。とは言え日舗装に近い荒れた簡易舗装かつローギアでないと登れないほどの旧坂で、大型バイクの人は行かない方が良いかもしれない。
(21)太龍寺
 仁王門から本堂周辺まで200mほど歩くが、途中で谷の向こうに鶴林寺が見え、鐘の音が聞こえてきた。向こうの山からこちらまで登って来たのだと感慨ひとしお、歩きだとどれほど大変だろうか。本堂、大師堂だけでなく多宝塔も立派で、頑張って登って来たに値する雰囲気と格式を持った境内だった。

(22)平等寺
 本堂の天井の格子に描かれた絵は仏教関係だけでなくスターの肖像や花鳥風月など変化に富み、許容性に富んでいたのが意外だった。

(23)薬王寺
 日和佐の町にあり、列車から塔も見たことが寺にようやく来た感慨が深かった。これで徳島県の札所を終了、数で言えば全体の約1/4を回り終え、一区切りついた気がする。

(離島ー1)出羽島(写真)
 いよいよ県を跨ぎ、次の札所・室戸岬までのトランスポート区間80㎞に入るが、その前に別の「課題」をこなしたい。まずは離島、港にバイクを置いて牟岐の沖にある出羽島を往復。島内は一周道路と中央部分を突っ切る道路があるが、一周道路の片半分が落石通行止めだったため残りの道を半周した。これで徳島県の有人離島訪問は終了。

 海部まで移動し、明朝のもう1つの課題に備える。今夜の同宿者は他に2名、歩き遍路さんと自転車(輪行)遍路さん。3人の遍路それぞれが異なる交通手段と言うのもユニークだ。

 民宿かいふ 泊

 本日回った札所:5
 今回の総参拝札所:23
 本日の走行距離:124.8km
 今回の総走行距離:349.9km
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(3) 第7番~第18番

2022-03-29 20:00:00 | バイク・自転車
 3月13日。今日は数をこなすべく気合いを入れ宿を出発。昨夜の同宿者は他に二組、いずれも遍路のご夫婦だった。

(7)十楽寺
 特に印象なし。
(8)熊谷寺
 四国最古だと言う多宝塔が目を引く。桜の名所でもあり、少し早かったが既に咲き出しており、満開時にはさぞやと思わされた。
(9)法輪寺
 特に印象なし。
(10)切幡寺
 山寺と言うほどでもないが、細い道を登ってついた境内からの眺めが素晴らしかった。歩きではキツそうだなと思った最初の寺。
(11)藤井寺
 吉野川の対岸へひと走り。こちらは谷間で眺望が閉ざされ、修業の場と言う雰囲気。
 次の12番へはナビの指示に従わず、県242~県43と林道レベルの道を採った。県242では吉野川流域を一望できるポイントがあり(写真)、県43はひたすら山の中の狭いワインディング。30㎞以上走って、すれ違ったのはバイク1台軽トラ1台。このルートは通って良かった。
(12)焼山寺
 八十八か所の中の「遍路泣かせ」最初の札所だが、それは歩き遍路に対しての話、クルマやバイクであればどうと言うことはない。それでも山奥でアクセスに時間が掛かるため、到達感は味わえた。
(13)大日寺
 途中までこれまたナビに背き、鮎喰川沿いの狭い県20でアプローチ。こういう道でも気軽に走れるのが125㏄バイクの良いところで、大排気量車に乗り換える気など起こらない。寺の本堂は比較的大きくて堂々としており、風情は今一つだが威厳は感じられた。
(14)常楽寺
 本堂前は珍しい流水岩の庭、海岸の磯を歩くような感じで本堂に辿り着いた。
(15)国分寺
 阿波の国の国分寺。残された七重塔の礎石に往時を偲ぶ。それを除いても、境内は広く格式を感じるに十分。
(16)観音寺
 ここでは参拝しただけで納経印をいただき忘れ、次で気付いて戻るチョンボ。しかし戻ったのが4㎞弱で良かった。西国三十三ヶ所の時は、忘れ物をとりに片道40km近くを往復したのだから。
(17)井戸寺
 門と言うより建物みたいに大きく、朱塗りの山門。
 ここまでで徳島市街地周辺を終え、いよいよ四国各地を回り始めるルートとなる。
(18)恩山寺
 特に印象なし。

 次の19番まで回れれば区切りが良かったのだが、ここまで回れただけでも予定より大幅に進捗しているのだから良しとすべき。それにしても、7時前から17時過ぎまで走り回ってこの走行距離、やはり参拝が多いと距離は伸びないものだなと実感。

 宿に着いて部屋に入ると、まずライダーとしての服から普通の服に着替え、部屋のシャワーもしくは大浴場で汗を流し、当日の記録(回った寺のマーキング、走行距離の記録、頂いたお札や観光施設入場券、飲食店名刺の整理)をし、夕食に出る。戻ってからは明日の行程の確認、泊まる宿の候補選びもしくは予約、参拝用品(蠟燭、線香、小銭)の補充。ここまで終えるころには21時を回っており、寝るまでに残された時間は僅かしかない。基本的に22時就寝、5時半起床、6時半までに出発をパターンとする。

 ホテルAZ 徳島小松島店 泊

 本日回った札所:12
 今回の総参拝札所:18
 本日の走行距離:139.8km
 今回の総走行距離:225.1km
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(2) 第1番~第6番

2022-03-29 06:00:00 | バイク・自転車
 3月12日。13時20分に徳島FTに到着し下船、けっきょく大した揺れもないまま、快適な船旅だった。さっそく巡礼を始めるとしよう。

 回る順番は、遠回りになっても札所の番号順にしようと思う。検討時は2冊の ガイドブックを参考にしたが、現地では基本的にスマホのGoogle Mapによるナビに従う。札所は事前に地点登録を済ませておいた。今回は行かない香川を除く3県のフォルダを作り、札所のほか自分が寄りたいポイントも幾つか登録しておいた。こうしておくことで、現地で次から次へと移動する時のタイムロスを減らせる。ちなみにGoogle Mapでは、たいてい寺の名前のほか(第xx番札所)と表示されるため、誤入力を防げて助かる。

(1)霊山寺(写真)
 札所一番で、旅立ちに高揚するお遍路さんでごった返している印象があったが、午後のためか拍子抜けするほど人がおらず、静かなスタートとなった。
(2)極楽寺
 色鮮やかな仁王門が印象的。本来はどの寺もそうなのだろうか。
(3)金泉寺
 弘法大師ゆかりの井戸あり、覗き込んだが自分の顔は映らなかった。
(4)大日寺
 山門が鐘楼を兼ねている珍しい構造だった。
(5)地蔵寺
 奥に五百羅漢があり別料金で参拝できるのだが立ち寄らず、さっそく急ぎ過ぎてしまっている。
(6)安楽寺
 ここの宿坊は、かつてはYH契約もしていた。そのころ「いずれ遍路をするだろ う」と泊まらなかったのだが、いつしかYH契約は解除されてしまった。

 予定より進んだため、宿まで少し戻る。今回、徳島周辺は札所間が近く多少進んでも戻るのに手間ではないため宿を取ったが、明日以降はプラン通りに回れるか不明なため、宿は押さえていない。この時期なので何とかなるだろうと言う読みもある。

 旅人宿 道しるべ 泊

 本日回った札所:6
 今回の総参拝札所:6
 本日の走行距離:49.3km
 今回の総走行距離:85.3km
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(1) 旅立ちはフェリーで

2022-03-28 20:00:00 | バイク・自転車
 今日は「3・11」。何はともあれ、合掌。

 3月11日、四国遍路ツーリングに出発。早めに終業して東京フェリーターミナル(FT)へ。早く着き過ぎたので、そこら辺を一回り。若洲のキャンプ場は「まん防」で閉鎖されており、下見叶わず。

 19時30分、オー シャン東九フェリー「フェリーしまんと」出航。この航路に乗るのは何年振りかな、調べたら2015年11月に、前のYBR125FIで九州へ往復乗船していた。その時とは4船すべてが代替され、初めて乗るのも同然。フェリーは空いていた。積み込んだバイクは10台弱、そのうち徳島下船は3台?殆どが大型バイクである。寝台区画も下段に客はおらず、階段回りに遠慮なく荷物を広げさせて貰う。

 有明を出航し。やがてゲートブリッジをくぐる。伊豆諸島航路は違うコースを採るため、この橋を眺められるのはこの航路ならでは。雲が多く、星は見えない。少しうねりがあるとの船内アナウンスがあり、確かに浦賀水道を抜けたところで揺れが大きくなった感覚はあったが、揺れとも言えないレベル。

 本船にレストランは無く、自動販売機の冷凍食品をずらりと並んだ電子レンジでチンするスタイルだが、特筆すべきはその値段の安さ。一番高くても600円、コンビニ弁当には劣るが、まあ我慢できる範囲。コンビニ弁当を持ち込む旅慣れた利用客も多いが、ぜひ船内販売品を利用して船会社を応援いただきたい。

 レストランはないが、風呂はある。出航前に入り、就寝前にまた入る。湯上りにビールを飲んで就寝、が通常パターンだが、今回は遍路の旅ゆえ、修業としてアルコールとコーヒーを断とうと決めた。冷水器の水を飲んで就寝。

 本日の走行距離:36.0km
 今回の総走行距離:36.0km

 「フェリーしまんと」船中泊
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2022年3月11~21日 【バイク】リフレッシュ休暇で四国八十八か所めぐり(0) はじめに

2022-03-28 06:00:00 | バイク・自転車
 一週間、リフレッシュ休暇を取れることになった。3月末までに取らないと行使権利を失うためギリギリの日程に予定し、新型コロナ渦の鎮静化を待ったが残念なことに海外はおろか、国内も離島などは「住民以外は来てくれるな」と言うところもあり。ここ2年凝っている「バイクでご朱印巡り」の仕上げとして、最高峰とも言える四国遍路に挑むことにした。

 一般的に自家用車、バイクで回った場合は12日くらい掛ると言われている。ちょっと寄り道をしたら2週間、あちこち観光もしたら20日だな。今回、ちょっとだけ寄り道を組み入れて、できれば徳島と高知は回り切りたいが、はて。行きはフェリーに積んでゆき、帰りはバイク陸送サービスに預けて自分は飛行機で帰ることにした。

 既に坂東・西国・秩父などの霊場巡りをしているが、やはり四国は格別と思う。回る巡礼者もそれなりの決意(覚悟)を持った人の割合が多いだろうし、何より地元の受け入れ状況が違う。自分も今回は、少しだけ巡礼者に近い恰好で回ることにする。

 3月なので、中のベスト抜きの冬用ジャケットで走ろう。暑ければ、中は長袖アンダー1枚で良いだろう。その他のラインディングギアは通常のツーリングと一緒。その他の持ち物は専用の納経帳、通常の参拝セット、賽銭用5円玉50枚、納経印代は硬貨にすると重いため千円札20枚。白衣の「南無大師遍照金剛」が後ろの車から見えるようデイパックは背負わず、トップケースは装着せず防水リュックをシートにメッシュネットで積む。それとタンクバッグにウエストポーチ。荷物は超厳選、着替え3組程度である。巡礼用品として準備したのは以下の通り。

・ヘルメット(白衣に合わせ白いジェット型を購入・全部に一流メーカーのステッカー、後ろ側に「同行二人」のステッカーを貼付。ナビ音声&音楽用のインカムを移設。)
・白衣(ウインタージャケットの上に羽織るためLLサイズ)
・輪袈裟(紫色)
・般若心経の経本(知人から頂いた物、読みつき)
・納経札(遍路初回なので白)
・納経帳(四国八十八か所専用品、B5サイズ)
・数珠(親から貰った物)
・線香(100均品)
・蝋燭(100均品)
・ライター(100均品)
・墓参りケース(100均品)
・賽銭用10円玉x50枚(出発前に地元の銀行で両替・無料)
・納経印用1000円札x20枚(出発前に地元の銀行で両替・無料)
 ※納経印は1ヶ所300円だが、重量軽減のためお札にした
・ガイド本「まっぷる 四国八十八か所」(昭文社)
・ガイド本「四国八十八ヶ所クルマ巡礼 ドライブお遍路」(KG情報)

 結局、般若心経を覚えることはできなかった。経本を見ながらむにゃむにゃ唱えようとは思う。プランでは、1か所45分を取っている。宿は、回るペースが予定通りか判らないため、初日のみ確保。以降は毎日、お昼の休憩時あたりに決めようと思う。


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【映画】ブルーサーマル

2022-03-25 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 過去に原作(コミック)を読んでた本作が劇場アニメ化されると聞き、心配した。「採算取れないんじゃない?」って。だって舞台は大学の航空部(グライダー)だよ?誰が観るんだろうってね。

 そもそも日本では、飛行機はまだまだ身近な存在とは言えない。LCCの台頭で空の旅が身近になってきたとは言え、まだまだ(そんなことないって思うお方は、ご自身か周囲に大の航空旅行好きか飛行機マニアがいるんでしょう)。さらに、普通の人には縁のないジェネラル・アビエーション、その中でもグライダーなんて「レア中のレア」。ちなみに旅客機には1,500回近く乗り、セスナは300時間近く操縦している自分でも、グライダーはモーター(エンジン付き)グライダーに1回乗ったことがあるのみ。それくらい一般の人には縁のない世界の話を、物語の世界に引き込めるだけの作品に仕上げられたのだろうか。

 原作を知っていると、満足した部分と不満な部分と両方。満足したのは、やはりカラーの動画ならではの描写、空や雲の色、俯瞰した地上の風景。旅客機からでは遠すぎる地上も、グライダーならせいぜい高度数百m、その違いが良く判る。一方不満なのはストーリー展開、やはり時間の制約があって「語り尽くせない」部分が多く、話の展開の背景が省略されていたり、ラストへのまとめが性急すぎたり。でも、これくらいで纏めないと空への興味や知識のない人は退屈してしまうのかもしれない。

 原作者は大学の航空部出身で、上級滑空機のライセンスを持つモノホンのパイロット。その知識を活かした正確な描写はアニメでも再現され、グライダー資格を持つパイロット仲間に本作を教えたら観に行って激賞していた。空を知っている人には懐かしさを、知らない人には憧れを与えてくれる作品に仕上がったようだ。

 2022年3月8日 TOHOシネマズ川崎にて
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2022年3月6日 大人の社会科見学・大船フラワーセンター

2022-03-25 06:00:00 | ノンジャンル
 むかーしむかし、母の運転で鎌倉の知人宅に通う道すがらにあったフラワーセンター。寄り道したことあったかもしれないが記憶から消えており、たまたまラジオ(FM横浜)で何かの花が満開と言う情報を聴き、行ってみることにした。たまにはクルマで出かけましょ。

 パット見は大きくないように見えた園内だが、入園してちまちまと花を愛でつつ進むと意外にも(失礼)見ごたえがある。温室ではブーゲンビレア(写真)ほか鮮やかな色合いの花が咲き誇り、花だけでなく興味深い植物の展示も多々。その一方で色々な野鳥の声が聞こえる。目視で観察できただけでジョウビタキ、ヒガラ?キジバト、ドバト、ヒヨドリ、ムクドリ…もう少し、植物も鳥も覚えたいもので。

 外庭は梅並木が盛り。そして当園オリジナルの玉縄桜も咲き始め、この週末は夜間開園&ライトアップ。芝生広場もあり、子連れがいっぱい。遠出しなくとも、近くでこんな寛げる場所があるのは良いね。駐車場が時間制有料のコインパーキングなのはイマイチだが。

 久々に訪問の期待に見事に応えて貰い、満足して帰途に就いた。
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