日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【映画】リンダはチキンがたべたい![字幕]

2024-04-30 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 父と死別し母と二人暮らし、生活はあまり豊かでないリンダ。ある日、父の思い出の料理「パプリカチキン」を母に作って貰えることになったが生憎とその日はゼネスト、店は開いておらずチキンが手に入らない。何としても食べたいと駄々をこねるリンダに母も奔走し、警察や地域住民も巻き込んでのドタバタが始まった…フランスのアニメーション作品。

 子供とはなんと聞き分けのないものか。以前観た「未来のミライ」を思い出した。良く言えば純真で一途な心を懐かしく思い感心する人もいるだろう。心が狭い自分は共感できなかったが。

 画風、ストーリー、作中随所に挟まれたちょっとしたウィット、何から何まで日本アニメと違う。これほど作風が違う作品を観ているフランスの観客に、日本アニメのファンが大勢いるのは不思議。あまりに違うテイストの作品を受け入れられるものなのだろうか。本作そのものより、そちらの方が気になった。

 2024年4月15日 川崎・チネチッタにて

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2024年4月15日 【旅行】「島つぶし」棚卸し

2024-04-30 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 岡山・香川の離島巡りから帰ってきたところで改めて、訪問ターゲットとして残っている島々を見直した。過去にも書いたが、

・島のリストは「Shimadas」の地図による
・訪問対象とするのは、以下の島々
  有人島であること(×猿島)
  本土(本島)と橋でつながっていないこと(×江の島)
  定期船で渡島できること(×チャーター、瀬渡し)

 地図上のこれらの島名を横線で消してゆく。これまでもやってきたが九州地区は多過ぎてチェックしていなかったので、未チェックのエリアの消し込みをした。これでターゲット確定だ。ちなみに訪問ずみの島はマーカーで塗ってある。横線もマーカーも引かれていない島が残るターゲットだ…多過ぎて絶望的になる。

 棚卸し作業はここまで。あとは地域ごとにまとめて港の位置や船の時間を調べ、 訪問プランを練ってゆく。曜日で運航時刻が変わる航路も多く、交通手段や宿も加味せねばならず、組み合わせはパズル。1回の旅行のプラン立案に朝から晩まで掛かっても終わらないことすらある。そして、精緻に練り上げたプランで旅立っても、欠航の憂き目に遭うことも…。

 月1回のペースで行けたとして、早くて再来年くらいか。

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2024年4月9~14日 【旅行】岡山・香川の離島めぐり(5)ファーゴざんまい

2024-04-26 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 4月14日、最終日。今日は日曜日、都合のついたいすゞ仲間に遊んでもらう。どこへ行くか、当日合流して朝食を摂りながら相談。香川のクルマ友達が東京から帰省していることが判明し、連絡したら付き合ってくれると言うので水曜日に続いて瀬戸大橋を渡る。今度はクルマなので上層だ。

 こちらのお宅には、いすゞファーゴが何台も置いてある。メインの趣味は他の車種なのだが、ようやく整備がひと段落つきそうなので寝かせてある車両をそろそろレストアしようかとのこと。最近の中古車は高いし、1台譲って貰ってレストアして乗るのも良いなあ。その他の車両の話、バイクの話、いすゞ仲間の動向などで時間はあっという間に過ぎて行った。

(写真上左)当日乗せて貰った、2WDロングハイルーフバン改チェアリフト車
(写真上右)4WDバン改ワゴン、メーカーで試作した「イルムシャー」仕様車
(写真下左)4WDワゴンLS
(写真上右)2WDワゴンLS部品取り車

 岡山に戻り空港まで送って頂き、JL240便(JA349J:737-800)で羽田まで1時間7分で帰京。今回は天気に恵まれ完璧に予定を消化、バイクでプチツーリングもでき、最近では一番満足度が高い旅ができた気がする。願わくば来月もこうあって欲しい。(おわり)

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【本】吉田兼好著/佐藤春夫現代訳 「現代語訳 徒然草」(河出文庫)

2024-04-26 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 「方丈記」に続き「つれづれなるままに」の現代語訳を読んでみた。訳者は同じ佐藤春夫。

 方丈記以上に、書かれていることがらの振れ幅が大きい。哲学的な話もあれば、人物評と言うか噂話的な話もあり、より世俗的な感じがする。

 人物評はさておき、ものの見方や考え方、審美眼については現代にもほぼそのまま通じるところが殆どだと感じた。凄いことだな。

 とは言え、やはり原文のリズム感が失われているのは勿体ない。オリジナルを読むことを面倒がった報いか。

 2024年4月17日 アルバイト帰りの電車にて読了

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2024年4月9~14日 【旅行】岡山・香川の離島めぐり(4)鴻島、大多府島

2024-04-25 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 4月13日、4日目。今日の訪問先は日生諸島、訪問後は岡山市へ戻る。こんな田舎町に(失礼)モーニングをやってる喫茶店があり、そこで朝食をいただいてから港へ。

(7)鴻島(写真上段)
 島に着くと、風景に違和感を感じたがすぐに判った。別荘だらけで、普通の人家、漁師さんが住んでいそうな海沿いの家がない。殆ど関西圏の人が、バブル期には押し寄せたと言う。島内には多くの道があるが、別荘地らしくループ状だったり行き止まりだったりが多い。定住している人もそこそこおり、忘れ去られた島と言うほどには寂れていないがアップダウンが厳しく、徒歩で済むには厳しい島。ゆきあった方に話を伺ったが、自治会が2つあり割としっかり手入れがされている良し。桜が見事に咲いているエリアが島の中心地だったのだろうか。

(8)大多府島(写真下左)
 こちらの島は小さく、鴻島にバイクを置いて自分だけで渡ろうかと思ったほど。実際、船にバイクを積んだものの、降りて港に止め、歩いて回った。海岸線沿いに自然探勝路が整備されているようだったが西端の区間は藪でわからず、おまけに猪の新しい足跡があったので退散。途中の慈雲寺から南に下った海岸線から東側はきちんと手入れされ歩けたので、良いハイキングになった。逆打ちの形になったが、途中の随所に88か所めぐりの石像が置かれていた。南側の目の前には小豆島、他の島より何倍も大きく、山も高いくその差に驚かされた。


 これで今回の島めぐりは終了。フェリーは日生に戻るより一つ先の頭島へ行き、そこから橋を渡って鹿久居島を経て戻った方が安上がりだし景色も良かろうと船員さんに勧められ、そうした。確かに気持ちの良い道で、橋を渡る区間も楽しかった(写真下右)。

 来た時とルートを変え、R250~R2で岡山へ。片上では旧同和鉱業鉄道のDD13が道路わきに置かれているのに遭遇したが、看板があるわけでもなく野晒しで、いつまで残っているのやら。岡山市内でちょっと迷ったが、給油して無事にバイク返却。平均燃費は66kmほど。さすがスーパーカブだと思った。

 本日の走行距離:約52km
 合計の走行距離:約159km

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【本】新田次郎著 「ある町の高い煙突」(文春文庫)

2024-04-25 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 茨城県日立市にあった大煙突が建つまでの、公害と主に農民たちによる抗議、闘いの歴史を描く、史実に基づく小説。主な登場人物には実在したモデルがいる。

 進学を志しかつその力もありながら、祖父の死により断念し地元で家を継ぎ村を率いることを余儀なくされた主人公と、企業側の人間でありながら理路整然と煙害の原因を追究し、誠実に対応する技術者。それ以外にも、こちらが普通ではと思えるような、農民を言いくるめ酒を飲ませて抱き込み、抗議活動をうやむやにさせようとする企業側の人間も登場する。

 企業による公害(煙害)に、学のない農民はそれまでムシロ旗を立てて一揆の行動に訴えるしかなかったが、ここで暴力に訴えず企業の非と責任を追及し、損害賠償だけでなく根本的対策まで求める冷静な姿は、当時の日本としては初めてのスタイルだった。幸い企業側も真摯に対応し、失敗を繰り返した対策は最終的に大煙突による高空への拡散と、その排煙状況の観測結果で操業をコントロールする方法でいちおうの決着をみた。私企業で高層気象観測まで行いこの判断を下した社長もまた、人物と言える。美談で片付けるだけではダメだろうと思うが、それでも足尾公害などに比べればマシな結果をもたらしたのだと、評価するしかないのだはないか。

 日立市のシンボルとも言われた大煙突は、残念ながら1993年に大部分が倒壊し、現在は1/3程度である50mあまりの高さしかない。

 2024年4月10日 船を待つ六島前浦港(岡山)にて読了

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2024年4月9~14日 【旅行】岡山・香川の離島めぐり(3)犬島、前島

2024-04-24 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 4月12日、3日目。今日は昨夜借りたレンタルバイクで2つの港を回る。レンタカーの方が安いが、島に持ち込むためオートバイを借りた。港まで景色の良い道をツーリングする目的もある。ヘルメットは借用、グラブは持参…と思ったら雨除けカバーのみ持参して本体を忘れ、コンビニで軍手を調達。

 6時半に宿を出発。途中の牛丼屋で朝食、R2バイパスで君津IC、県397~県28~県234~県232と走って宝伝港へ。港近くの駐車場は有料だったが荷物を預かって貰え、小さなザック1つで島へ。

(5)犬島(写真上)
 直島や豊島ほどではないが、犬島も美術館で知られている。元は精錬所だった場所に開館したもので、冬季閉館のため春を待ってこの旅行プランを組んだ次第。開館期間でも火~木は閉館と、なかなかハードルが高い。島へ渡る船で一緒になった、ソロツーリングの大学生ライダーと一緒に島内をくまなく歩いて回る。
 美術館は内部に故三島由紀夫のアトリエの一部を解体して展示してあったり、自然光による明かりや温度差を利用した空気循環システムなど、仕掛けがいろいろ。説明を聞かないとわからないことばかりだが興味深かった。
 美術館より興味がわったのは精錬所跡、操業わずか10年で閉所されたのは昭和恐慌のせいか、大事故でも起きたか。帰宅したら調べてみよう。この島を訪れるのは、昼前の船で来てガイドツアーに申し込み、見学後に島カフェでランチして夕方に帰るのが一般的なコースなのだろう。

(6)前島(写真下)
 宝伝港から海沿いを走り牛窓港へ、海沿いの道は気持ち良い。牛窓の町中のしゃれたカフェでランチ後、港へ。こちらの島へはバイクを積んでゆく。一周5kmほどらしいが細かな道が入り混じり、そこそこ人の気配もある。あちこちで桜が綺麗。この船では折り畳み自転車で少しずつ走って日本一周を目指しているシニアチャリダーと知り合った。バイクを降りて登山道を歩き、大阪城築城残石群を見たり島の景色を観たりしたのは良かったが、折り返さずズンズン進んだため単体側の道まで降りてしまい、停めたバイクまで2km以上道路を歩いて戻る羽目に。まあ良い運動にはなった。


 バイクは48時間借用し、今日は岡山市へ戻らず日生(ひなせ)に宿泊。知らなかったがカキが特産で、町にはカキを入れたお好み焼き「カキおこ」を出す店が何軒もあった。

 本日の走行距離:約97km(+前夜4㎞)


 たまや旅館 泊


岡山 0630発
(約25km)
宝伝港 0800発
(あけぼの丸)
★犬島 0810/1110
(あけぼの丸)
宝伝港 1120着
(約10km)
牛窓港 1310発
(前島フェリー)※バイク積む
★前島 1320/1600
(前島フェリー)※バイク積む
牛窓港 1610着
(約23km)
日生

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【写真展】東京工芸大学写真学科セレクション ーfrom Freshmen to Juniorー

2024-04-24 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 「写真学科は、東京工芸大学の前身である小西写真専門学校の時代から100年続く伝統ある学科です。」なのだそうだ。へぇ知らなかった。その学科の中のセレクションを勝ち抜き選ばれた学生たちの作品展。複数枚の制作が課題だそうで、オーソドックスな組写真あり、コラージュあり、装丁や仕上げまでもが課題のようだ。

 きっと色々と考え頑張って制作したんだろうな。個々の作品に付けられたキャプションを読んで思った。ただ、その感性とオジサンの審美眼は必ずしも一致するものではない。それで良いのだ。

 2024年4月8日 品川・キヤノンオープンギャラリーにて

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2024年4月9~14日 【旅行】岡山・香川の離島めぐり(2)高松大島

2024-04-23 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 4月11日、2日目。今日は岡山から高松へ往復、このエリアで唯一未訪問の島を訪ねる。同時に社会科見学だ。岡山からJR快速「マリンライナー」で高松へ。

(番外)瀬戸大橋
 「マリンライナー」高松寄り先頭車は二階建て車両(写真上左)、運転室後ろに「かぶりつき席」がある(グリーン指定席扱い)。空席だったので乗車後に車掌に申し出て席番を変えて貰い陣取った。久しぶりの前面展望を愉しんだが、一直線に島を渡っている印象のある橋だが何ヵ所かでカーブがあることに、今さらながら気付いた(写真上右)。
 なお「マリンライナー」は快速なので青春18きっぷでも乗車できるが、グリーン車は指定席のため、青春18きっぷでは乗車できない(乗車できるグリーン車は自由席のみ)。

(4)大島
 高松駅近くの桟橋から無料の官営船で15分で大島に着く。ここは島全体がハンセン病療養所「大島青松園」となっており、同園に用向きのある人間しか乗船できない。幸い所内見学ができるので、事前に申し込んだ。Covid-19で数年間見学中止となっており、再開されて渡島できるようになったわけだ。

 島に渡るのが目的とは言え、施設およびハンセン病をないがしろにはできない。これまでハンセン病関連施設は宮古島の南静園に行ったことがあり、一通りの知識は持っていたと思う。島内の社会交流会館が展示室になっており、隔離から治療法確立、諸法制定や訴訟問題などについて系統だって学べた。島の南側は入所者の居住区域のため立入禁止、見学者の散策が許されている北側の高台からは島内の様子が望めた(写真下左)。島の北端を回る遊歩道を含め歩ける範囲すべての道を歩き、隔離された人々の思いを考えてみる。「風の舞」は火葬場、隔離後島から出ることなく、或いは一旦出ても社会の冷たい視線のため島に戻ってきて亡くなった方々が今も火葬される(写真下右)。

 瀬戸内にはこのほか、岡山長島の愛生園がある。今は橋が架かっており自分の訪問対象となる島ではないが、その昔は島と言う途絶された環境に隔離施設が全国に建設されたことは、重大なる人権侵害の黒歴史として認識しなければならない。

(番外)香川歴史ミュージアム
 官営船で高松に戻り、港から近いミュージアムを訪ねた。前回の島めぐりの時に寄らなかったのは休館日だったか時間がなかったのか。特別展はなかったが、常設展だけでも見応えがあった。

 見学後うどんを食べ、「マリンライナー」で岡山へ戻り、明朝に備えオートバイをレンタルした。計画時点では岡山駅前に拠点があったのが2月末で廃止され、電車で一駅の拠点となり少し不便になった。これで香川県の離島は完全制覇したことになるのかな?帰宅して確認しよう。

 ピュアリティまきび 泊②


岡山 0840
(JRマリンライナー13号)
高松 0939/1115
(官営船)
★大島 1145着
*** 青松園見学 ***
大島 1500発
(官営船)
高松 1530着
*** 香川県立ミュージアム ***
高松 1710発
(JRマリンライナー50号)
岡山 1803/1816
(JR)
北長瀬 1820
~1900 レンタル819北長瀬店

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【写真展】仲井裕一 「会遇 -駅-」

2024-04-23 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 偶然にも同じ品川で、もう一つ鉄道関係の写真展。とは言えこちらは撮影場所が駅と言うだけで、被写体は列車ではなくそこに集う人々。友達、カップル、一人、グループ。

 人を撮るならば駅じゃなくても良いではないかと思えば、そこに作者の工夫があり、必ず駅名標などが写し込まれている。ホーム、待合室、駅前、保存車両。そこで、知らない土地の知らない人々の生活や人生、友情愛情を感じた。

 2024年4月8日 品川・キヤノンオープンギャラリーにて

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