4月11日、2日目。今日は岡山から高松へ往復、このエリアで唯一未訪問の島を訪ねる。同時に社会科見学だ。岡山からJR快速「マリンライナー」で高松へ。
(番外)瀬戸大橋
「マリンライナー」高松寄り先頭車は二階建て車両(写真上左)、運転室後ろに「かぶりつき席」がある(グリーン指定席扱い)。空席だったので乗車後に車掌に申し出て席番を変えて貰い陣取った。久しぶりの前面展望を愉しんだが、一直線に島を渡っている印象のある橋だが何ヵ所かでカーブがあることに、今さらながら気付いた(写真上右)。
なお「マリンライナー」は快速なので青春18きっぷでも乗車できるが、グリーン車は指定席のため、青春18きっぷでは乗車できない(乗車できるグリーン車は自由席のみ)。
(4)大島
高松駅近くの桟橋から無料の官営船で15分で大島に着く。ここは島全体がハンセン病療養所「大島青松園」となっており、同園に用向きのある人間しか乗船できない。幸い所内見学ができるので、事前に申し込んだ。Covid-19で数年間見学中止となっており、再開されて渡島できるようになったわけだ。
島に渡るのが目的とは言え、施設およびハンセン病をないがしろにはできない。これまでハンセン病関連施設は宮古島の南静園に行ったことがあり、一通りの知識は持っていたと思う。島内の社会交流会館が展示室になっており、隔離から治療法確立、諸法制定や訴訟問題などについて系統だって学べた。島の南側は入所者の居住区域のため立入禁止、見学者の散策が許されている北側の高台からは島内の様子が望めた(写真下左)。島の北端を回る遊歩道を含め歩ける範囲すべての道を歩き、隔離された人々の思いを考えてみる。「風の舞」は火葬場、隔離後島から出ることなく、或いは一旦出ても社会の冷たい視線のため島に戻ってきて亡くなった方々が今も火葬される(写真下右)。
瀬戸内にはこのほか、岡山長島の愛生園がある。今は橋が架かっており自分の訪問対象となる島ではないが、その昔は島と言う途絶された環境に隔離施設が全国に建設されたことは、重大なる人権侵害の黒歴史として認識しなければならない。
(番外)香川歴史ミュージアム
官営船で高松に戻り、港から近いミュージアムを訪ねた。前回の島めぐりの時に寄らなかったのは休館日だったか時間がなかったのか。特別展はなかったが、常設展だけでも見応えがあった。
見学後うどんを食べ、「マリンライナー」で岡山へ戻り、明朝に備えオートバイをレンタルした。計画時点では岡山駅前に拠点があったのが2月末で廃止され、電車で一駅の拠点となり少し不便になった。これで香川県の離島は完全制覇したことになるのかな?帰宅して確認しよう。
ピュアリティまきび 泊②
岡山 0840
(JRマリンライナー13号)
高松 0939/1115
(官営船)
★大島 1145着
*** 青松園見学 ***
大島 1500発
(官営船)
高松 1530着
*** 香川県立ミュージアム ***
高松 1710発
(JRマリンライナー50号)
岡山 1803/1816
(JR)
北長瀬 1820
~1900 レンタル819北長瀬店