日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2022年8月24日 【物欲】ミニスキレット用ハンドルカバーとシエラカップ用ザル

2022-08-31 20:00:00 | 各種物欲
 クッカー用ハンドルカバーを買ったばかりだけど、別件があって100均ダイソーに行ったら本革製のハンドルカバーを売っていたので、つい買ってしまった。

 容器側はカーブしてカットされ、フック用に孔も空けてある親切設計。それでも手持ちのミニスキレットには少し長かったので、ハサミでカットした。300円のミニスキに100円のカバーなら、許されるでしょう。ただし薄いので、どれだけ使えたものか?使えるのは火に架けるまでじゃないかと思う。それってカバーの意味あるのかな?(笑)

 そしてもう一点、シエラカップ用のザル。お椀にぴったりサイズで、味噌汁を一杯だけ作るのに丁度よい。手持ちのシエラカップと違ってハンドルを折り畳めないのが欠点だが、まあ持ち歩くことはないかな?
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【本】上原善広著 「被差別の食卓」(新潮新書)

2022-08-31 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 自らも被差別集落出身者である著者が、幼少時の食べ物の記憶から世界の貧困(被差別)集落の食べ物を探訪したルポ。アメリカ、ブラジル、ブルガリア&イラク、ネパールそして日本。世界の美食と対極に位置すると言え、興味深い。

 ただし巻頭で著者が言う「抵抗的余り物料理」と言う定義には異議を唱えたい。被差別集落の食事の特徴は「貧困である→余り物(廃棄物)の有効活用」「肉体労働者が多い→ハイカロリーな仕上がり」などであり、彼らを差別してきた人々や社会に対する抵抗の意思などあるとは思えない。それしか入手できないから、それがハードな肉体労働の糧になるから食べるのであって、食べることで何らかの抵抗の意思を表しているとは考えられないのだ。この点は、著者の被害者意識が過剰な表現となったように思える。

 2022年8月23日 自宅にて読了
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【写真展】山本雅紀展 「我が家 2」

2022-08-30 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 過去にも見た家族の写真展の続編。会場に入っちゃったんで仕方なく観たんだけど、何だかなあって感想は変わらない。

 貧困家庭のルポに使うのなら良いかもしれないが、写真展としてはねぇ…本人が誇りに思う家族であれば、貧乏だろうが障がい者だろうが全く隠す必要はないと思うが、逆に胸を張って世に晒すほどのものですかと思ってしまうんである。それを貧困への理解や共感が足りないとか、上から目線とか言われたらイヤだな。

 2022年8月23日 新宿・ニコンサロンにて
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【写真展】第46回全国高等学校総合文化祭写真部門優秀作品展

2022-08-30 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 文科系インターハイ、なんですかねこのイベントは。一方で作品案内には「日韓中」と言う表記もあり、対象範囲が判らない。ともかく、高校生世代の撮った写真展であることに間違いはなさそう。

 過去に観た同様の展示会は、背伸びしていると言うか気負っていると言うか、凝った写真を意識して撮られた写真の青臭さが気になった。今回もそうした作品は見られたのだけど、比較的少ないように思えた。「やらせ」の写真であっても同級生にポーズ取って貰うとか、そういう方が多く見えたのは良い傾向に思えた…それが選者の審美眼だとしても。

 高校生の背伸びなど殆どは知れたレベルなので、それよりも身近に気づいたもの、学校生活(不登校生活かもしれない)における喜怒哀楽の瞬間をスナップ感覚で切り取った方が良いのではと思うのだ。

 2022年8月23日 新宿・ニコンTHE GALLERYにて
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【写真展】足立 厚展 「Dive In Bahama」

2022-08-29 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 新宿のニコンプラザには「サロン」と「ギャラリー」2つの展示会場が設けられているが、その他にプラザ内の壁面の一部を用いた小さな展示スペース「フォトスクエア」がある。

 今回の訪問時は、カリブ海のバハマの海で撮られた透明度の高いブルーが印象的な作品展。ハンマーヘッドシャークほかのサメや、給餌器?に群がる魚の群れなど。ただ海中写真って、撮影者の個性を出すのが難しいように思うがどうだろう。ちなみにバハマの英字標記は(Commonwealth of The) Bahamasなので、展示会タイトルに「s」が含まれていなかったのは残念。ちゃんと現地を解っていないんだなと思えてしまう。

 2022年8月23日 新宿・ニコンフォトスクエアにて
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【本】笹本稜平著 「還るべき場所」(文春文庫)

2022-08-29 06:00:00 | 本・映画・展覧会
(仮)
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2022年8月20~22日 【旅行】愛媛の離島めぐり(2)忽那諸島

2022-08-26 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 8月21日、ひとり朝食抜きで出発。友人に高浜港まで送って貰った。今日は一 人で忽那諸島の残りを巡る。今日は12時間かけて4島を巡る、綿密でハードなスケジュールを組んだ。

(1)二神(ふたがみ)島
 島一周できそうでできない。けっきょく海沿いに半周くらいして、同じ道を引き返す。水は素晴らしく澄んでいた。

(2)津和地(つわじ)島
 一周道路があったが時間なく、一部を歩いて撤収。この島には宿があり、魚料理が旨いと昨日の船で一緒になった方に聞いた。来年、愛媛の友人一家と改めて来たいと思った。

(3)怒和(ぬわ)島
 島には「元」と「上」の2港があり、かつ一周道路もある。一周8㎞ほど、さらに中央部の道路も通れば10㎞以上のハイクができそうだったが時間がなく、上港から山中のルートを通って元港まで歩いた。けっこうアップダウンとカーブが多いが、島の最上部に近い斜面をゆき眺めの良い区間も数ヵ所。ミカンの段々畑だらけだが、耕作放棄されたところも少なくなかった。

(4)釣(つる)島
 忽那諸島で一番船の寄港数が少なく、スケジュール設定に苦労した島。マニアには有名な古い灯台と元官舎が唯一の観光資源か。その前を通るほぼ一周道路があり、早足で回って港に戻ってくることができた。店はなく、自販機はほぼ停止。気の毒がった切符売りのオバチャンが、ジュースと炭酸水を下さった。遍路ではないが「お接待」を受けた気分。

 中島で乗継、高浜に戻る。予定を完璧にこなしたのは満足。タクシーを飛ばせば東京行きの夜行バスに乗れそうだったが、無理をせず伊予鉄で松山市街に戻って宿泊。着ていたTシャツは勿論だが、綿パン、ポケットのハンカチ、はてはデイパックまで汗が染みて匂う。そのまま帰宅しなくて良かった。宿で汗を流し、駅前の旨い中華料理屋で課題完遂の祝杯をあげてゆっくり眠り、翌朝のJL430便 (JA308J:737-800)で帰京し、少し遅れて仕事に就いた。(おわり)


【8/21(日)】
宿 0700
(友人の車)
高浜 0720/0740
(中島汽船高速船)
★二神島 0856/1028
(中島汽船)
★津和地島 1048/1234
(中島汽船高速船)
★怒和島(元) 1241/1438
(中島汽船)
★釣島 1602/1720
(中島汽船)
中島(神浦) 1747/1748
(バス)
中島(大浦) 1758/1845
(中島汽船高速船)
高浜 1914/1928
(伊予鉄)
大手町 1946
[ビジネスホテル美町 泊]

【8/22(月)】
松山駅 0625
(空港バス)
MYJ 0640/0725
(JL430)
HND 0905
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【本】H.G.ウエルズ著/斉藤伯好約 「宇宙戦争」(ハヤカワ文庫SF)

2022-08-26 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 19世紀末に書かれた有名な作品を、先日読んだ宇宙関連の本に刺激されて読み直してみた。読み直しになるのか、実は過去に読んだのは子供向け絵本のレベルだったのか、定かでない。

 ラジオドラマでパニックが起こったとされているのは米国だが、原作の舞台は英国、ロンドン近郊である。火星人の乗ったロケットが毎夜着陸し、ほどなく現れた醜悪な容態の火星人は、高熱の光線や特殊なガスで地球人を殺し、町を破壊してゆく。魔手から必死に逃れようとする主人公の目を通じて、火星人と地球人の行動、そして他の惑星への意識認識が描かれる。

 想定外のできごと(火星人の襲来)に対する人々の暢気さ、備えの脆さ、価値観の違いによる絶望から人々は思いがけぬ形で救われるが、それは決して人々の努力の賜物ではない偶然の作用。人々が一連の惨事を教訓とし、従来の価値観を改めたかと言えば、決してそうではない皮肉が、どれほどの読者が気付くことだろう。本作の発刊から100年を経た今も、それは変わっていないのではないか。

 2022年8月19日 自宅にて読了
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2022年8月20~22日 【旅行】愛媛の離島めぐり(1)安居島

2022-08-25 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 愛媛・松山市沖の忽那諸島に含めて良いか微妙だが、同じく松山市(伊予北条) 沖にある安居(あい)島は、近いが訪問の難易度が少し高い。なぜかと言うと島へ の船が基本的に島発の一日一往復しかない。もちろん泊れば良いのだが、島に宿 があるとかないとか、心許ない。

 幸い、夏の20日間だけ、船が一日二便になる。そういうわけで、今年の最終運 航日である土曜日に島を訪れることにした。お遍路ツーリングで散々お世話に なった、新居浜のいすゞ乗り一家も誘ってみた。そんな行き難いところなので、 県内在住者でも訪ねたことはなかったと面白がって同行してくれることになった。

 8月20日、JL431便(JA318J:737-800)で松山空港に着き、迎えに来てくれた友人 一家のいすゞファーゴに乗り込んで北条港へ。桟橋近くに駐車し、人だけで島 へ。高速船で所要35分と、けっこう掛かる。乗客は我々5名と、仕事で渡る1名のみ。島は歩き回るというほどの広さはなく、見て回る施設や遺跡もない。地図には 一周出来る道があるように書かれているが、行こうと思ったら藪漕ぎになってし まうようだった。船の人が教えてくれた、港近くの砂浜(写真)で子供達と海遊 び。クーラーボックスに弁当や飲物を詰めてきたので過ごせたが、一人で来てい たら本当に時間を持て余していたかもしれない。ちなみに上は日焼け止めの長袖 Tシャツ、下は海パン。海は透き通り、気持ち良い。時おり、松山空港離発着の飛行機や、沖を大きな船が通る。

 弁当休憩を挟み昼過ぎまで海に浸かっていたが、少し波と雲が出てきて肌寒く なったので上がり、港近くのコインシャワーで潮を洗い流し、海岸沿いに連なる 家々を眺めて歩く。家は20棟以上建っているが、現在の住人はたぶん8人、うち4 人は定期船の船員さんと聞いた。もちろん、店などない。

 過疎の島への足にしては豪華すぎる船の午後便で北条に戻り、スーパーで夜の宴会の買い出しをして堀江の宿へ。コロナ渦でお客は一日一組に限定している由、ちょっと申し訳ない気もしたが、おかげでノビノビと過ごさせて貰った。夕食は鯛の刺身・塩焼・煮魚と三重奏の豪華版。

 リゾートイン マーメイド 泊

【8/20(土)】
HND 0705
(JL431)
MYJ0830
(友人の車)
北条港 1000
(連絡船)
★安居島 1035/1500
(連絡船)
北条港 1535
(友人の車)
宿 16:30
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【本】澤田彰浩著 「ルポ 技能実習生」(ちくま新書)

2022-08-25 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 技能実習生についてニュースになるのは「不法残留」か「搾取」のどちらか、評価できる面はないのだろうかと思うほど、良い評判を聞かない。きちんと手続きを踏んで賃金が支払われていれば、実習生側は本国より稼げ、雇用者側は低廉な労働力を得られwin winかと思うのだが、そもそもそういう風になってはイケナイ建前。なんなの一体?と思わざるを得ない。国が仕組んだ安直な抜け道、が正解か。

 本書は、日本に来る技能実習生の、来日前の生活環境、斡旋業者、日本側の受け入れ・監査体制など、あらゆる面を取材し一般的に報じられているレベルより深く掘り下げて書かれている。ゆえに興味深い。悪徳業者や搾取雇用主、失踪外国人を告発する書ではなく、そこに至る構造を解説しているが故に歯がゆい面もある。日本は不足する労働力を海外人材に求めるしかないが、現状の制度の欠点や矛盾をどうすれば解消できるのか、本書でその踏み込みはあまり深くないが、新書のボリュームでそこまでを求めるのは厳しいだろうか。

 2022年8月15日 自宅にて読了
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