日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【映画】劇場アニメ 君の膵臓を食べたい

2018-09-28 20:59:03 | 本・映画・展覧会
 公式サイト:https://kimisui-anime.com/

 「キミスイ」は原作は読んでないし実写版も観ていないが、アニメは絵柄が良かったので観る気になった。第一印象って大事。

 無口でクラスでの存在感の薄い少年が偶然知った、明るく可愛く人気者の女子同級生の秘密は余命いくばくもないことだった。接点を持ったことでつながってゆく2人にいつか訪れる別れの日…。

 ラブコメ的要素よりも、死ぬことが判っていたらそれまでの日々をどう過ごすか、そちらに意識が行ってしまったな。でも意外なエンディングにはやられた感。やっぱり、やりたいことは先延ばしにしないでどんどんやらないとね。

 2018年9月11日 川崎・チネチッタにて
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2018年9月14~17日 【旅行】上海・杭州4日間(2)

2018-09-28 06:40:46 | 旅行・ハイク&ウォーク
 9月15日、2日目。タクシーで上海虹橋駅へ、空港と並んで巨大ターミナルビルが建つさまは羨ましく思える。羽田空港に東京駅が隣接しているようなものですよ…無事に他のメンバーと合流。昨日の顛末を話し同情されたり対応を褒められたり。

 高速鉄道で杭州東駅まで1時間弱、ここでガイドさんと合流し専用車でツアー開始。今日は杭州ではなく少し離れた紹興へ、お酒で有名な町だけど小さな運河が流れる老街は観光客もほとんどおらず実に良い雰囲気。過去すべての中国訪問で今日が一番観光客を見なかったかも?

 運河見物の手漕ぎ船に乗ったり黄酒(紹興酒)博物館を見学したり(写真)、忘れちゃならないのが紹興出身の魯迅の旧居と、書で有名な蘭亭。もういいってくらいたっぷり見学して杭州に移動してツアー初日は終了。

 杭州銀江賓館(Enjoyor Hotel) 泊
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【本】樋口明雄著 「天空の犬:南アルプス山岳救助隊K-9」(徳間文庫著)

2018-09-27 20:22:46 | 本・映画・展覧会
 先日読んだ本から遡る形でシリーズ第一作を読んだ。南アルプスの北岳周辺をカバレージとする山岳救助隊(+救助犬)の物語。

 やはり一作目は一から物語を始めなければならず、二作目を読んでしまった人間には展開がちょっとまどろっこしい。逆に言えば、改めて登場人物のバックボーンを知ることができたわけで、それが良かったのか悪かったのか。

 二作目はさまざまなタイプの登山者を登場させているが、本作ではもう少し壮大な(?)犯罪がターゲット。スケールは大きいが、いかにもフィクション。登場人物がより身近に感じられる二作目の方がとっつき易く、本作は小説ならではの
スリリングな展開を味わえると言える。

 さて本作を読んで、北岳に登ってみたくなったか?あんなキツそうなとこ、多分ダメだろうなぁ。

 2018年9月10日 自宅にて読了
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2018年9月14~17日 【旅行】上海・杭州4日間(1)

2018-09-27 06:18:08 | 旅行・ハイク&ウォーク
 内地発組と上海在住の知人夫妻、計5名で上海発杭州1泊2日ツアー。上海にて集合/解散のため、自分は北京から超高速列車「復興号」に乗って上海入りしようかと。

 羽田からJL21便(JA839J:787-8)で北京へ、ビジネスクラスにアップグレードされた♪しかしこれで幸運を使い果たした模様。空港から機場2線リムジンバスで北京南駅へ向かったが大渋滞、空港まで1時間ちょっとで着くはずが1時間45分かかり、駅前到着は発車時刻の5分前。セキュリティチェックを受けて予約証をチケットに引き換えて…アカンな。

 止むを得ない、後続の高速列車に変更して貰おうと窓口に並んだが「本日は全便満席」なんですと!夜行列車の寝台はあったが、一番早く着く列車でも明朝の出発時刻には間に合いそうもない。が、保険で換えて貰っておく。

 タクシーで再び渋滞の高速を走って空港へ戻り、国内線の出発案内を見て一番頻発している中国東方航空の窓口へ。「このあとなるべく早い便で上海虹橋へ片道1枚」「3便(1時間半)あと、ビジネスクラス1席だけあります」止むを得ない。が、高い!日中往復の国際線より高かったよ(涙)。そして列車の切符は完全に無駄になったのだった。

 国内線ラウンジでも飲食物は充実、JALも見習っていただきたい。そして搭乗したMU5124便(B-7882:777-300ER)に乗り込んでみるとピカピカの機材しかも長距離国際線用の設備(写真)。ヘリンボーン配置でフルフラット、ああビジネスクラスにして良かった。後で調べたが7月登録でなぜか北京⇔上海を毎日一往復する程度にしか使われていない機体だった。ひょっとして国際線乗員の訓練用フライト?1時間半強のフライトだったがビジネスクラスはちゃんとした食事、メインは3種類からチョイスでき味も上々。これで少し気が晴れた。JALファーストクラスも見習っていただきたい。

 虹橋空港ではタクシー乗るのに45分の行列。おまけに爺さん運転手は道に迷いうろうろ。お前のスマホは何のために着いてるんだ!と日本語で文句を言っておいたが悪意は伝わっただろう。ジェットコースターな気分の1日だったが最終的には予定のホテルに入れたので良しとせねばなるまい。しかし北京上海5200元…(号泣)

 ホリデイ・イン上海ホンチャオ(上海虹桥大华假日酒店)泊
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【本】平沼義之著 「大研究 日本の道路120万キロ」 (じっぴコンパクト新書)

2018-09-26 20:33:24 | 本・映画・展覧会
 先日読んだ高速バス本と似た装丁だったので、本書も道路に関するトリビア集ではと思って開いたらけっこう硬い内容だった。歴史的に定められてきた道路の区分や区間、所管について順を追った部分はちょっと退屈。だけどこの手の本で平易に解説しているのは立派。

 トリビア的な話題はあまりなく、番号付与基準とかトンネルの構造とか標識の種類とか極めて真面目。知っておけばドライブの最中に役に立つことはあまり書かれていないが、漠然と眺めている標識や道路構造について思い出し、退屈しのぎにはなるかもしれない。なんて書くと失礼か、道路を走っていてその起こりや維持管理について思いを馳せる気になるかも…これなら良いかな?そう言えば夏前から殆どクルマを動かしていないなあ、涼しくなってきたら少し走らせようか。

 2018年9月9日 佐原観光帰りの電車にて読了
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2018年9月9日 【旅行】サイクルトレイン「B.B.Base」で佐原散策へ

2018-09-26 06:25:18 | 旅行・ハイク&ウォーク
 近距離用の電車をジョイフルトレインに改造するのはJR西日本の十八番なのだけど、ついにJR東日本もやってしまった…元はと言えば南武線を走っていた209系(2200番台)を大改装した「B.B.BASE」、単なるジョイフルトレインでなくサイクリストをメインターゲットとした新しいコンセプト。毎週末、両国から房総方面へ運転している。週によって行き先が変わり、歩いてみたかった町・佐原への運転日が今日だった。

 出発の30分前、7時半過ぎに両国駅に着くと駅前には行列が。何事?と思ったら今日から始まる大相撲秋場所目当てらしく、列は国技館の方に向かっていた。こんな朝早くから並んで何時に入れるんだろ?それはそうと列車にお客さんがいない。まだ暑いから?どうやら、たった6人らしかった。他の5人はサイクリスト、ショルダーバッグ1つな私。殆ど無人の車内はとっても静かで、直角のクロスシートの座り心地はいま一つだったけど何物にも邪魔されない列車旅を満喫できた。イベントも車内販売もなく(カウンターはあった)1時間半で佐原到着。

 駅近くの観光案内所でJR券とセットになったクーポンを渡し、和菓子と甘酒をいただき観光地図を貰う。小野川を中心とした範囲なら10分も歩けば着くとのこと。川べりを歩き、割と良く保存されている家並みを眺め、「佐原の大祭」で有名な山車会館と伊能忠敬記念館をじっくり見学して満足。最後に名物うなぎ、ここもクーポンで1,000円引き。数年ぶりで食べたうなぎはやっぱり美味しかった。

 帰りは普通電車で来た道を引き返すが成田で下車、成田山新勝寺へ。陽射しが強いこともあり境内は軽く見ただけで引き返し、最後はグリーン車でビールを呑みながら帰宅した。ジョイフルトレインに小江戸観光、寺社詣でとこなせて満足。
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【本】池澤夏樹著 「夏の朝の成層圏」(中公文庫)

2018-09-25 20:48:11 | 本・映画・展覧会
 どこかで紹介されていた本で、夏の間に読もうと思っていたのだが借りるのが遅くなって9月になっちゃった…暑いからまあ良いか。やはりタイトルに季節が入っているものは、その時期に読んだ方が良い気がするとです。

 場所は中部太平洋、マーシャル諸島のクワゼリン環礁(昨年通った)から数百キロの小さな環礁(こちらは架空の地名)。マグロ漁船に乗り込み取材していた地方紙記者の主人公はあろうことか夜間に落水。幸い小さな島に泳ぎ着き、そこで自給自足の生活を始める。移り住んだ近くのより大きな島には人の痕跡があり、しばらくしてやってきたのはアメリカの有名映画俳優だった…

 最初に帰国できるチャンスを放棄し、同じ島の「隣人」となった俳優とも最小限の付き合いに留める主人公「ヤシ」はとても内省的に見える。夢か現か島にいる「精霊」の声を聞き、かつていた住民達の原始的な営みを感じつつも最終的には島を出て人間社会に還ってゆく。

 主人公が内省的なのは、先天的なものか遭難という後天的環境によるものか。なんで最初の機会に救助されることを願わなかった。なんで後には社会に戻る選択をした。文章は抑制的に淡々と書かれ、読者にシーンを想像し我が身に置き換えてみることを要求しているようだ。30年も前に書かれた、最近はコラム等でも見かける著者の長篇デビュー作は今を髣髴とさせる思慮深さを伝えていた。

 2018年9月8日 ハイキング帰りの電車にて読了
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2018年9月8日 【ハイク】高尾山から陣馬山へ(ほぼ「関東ふれあいの道 東京ー2」)

2018-09-25 06:17:36 | 旅行・ハイク&ウォーク
 高校の同級生ツツイ君(ニックネーム)が近年は山歩きをしていると知ったのが昨年。計画しては消えを繰り返すこと数度、何度目かの正直で、一緒に歩くことになった。互いの好みもペースも判らないので、まあ無難なところで…と考えていたのだけど送られてきた行程を見ると20kmあるじゃんか!ここのところ全然山歩きしてないのに…まあエスケープルートはいっぱいあるので大丈夫でしょう。

(1)陣馬高原下~陣馬(じんば)山(857m)
 高尾駅からの始発バスには40人以上が行列、臨時急行バスが増発。陣馬高原下でしっかりストレッチ、この最初の90分が本日いちばんキツいからと言われたがイヤもうマジ、登ったら折り返したく帰りたくなるくらいヘロヘロ。本当に登りに弱い足だ。それでもぎりぎり標準タイムくらいで山頂(写真)に到着。茶屋があったので持参の水は飲まずポカリスエット1本ガブ飲み。

(2)陣馬山~景信(かげのぶ)山(727m)
 この区間が結果的には一番良かったかな。風が抜け、厳しいアップダウンがなく、柔らかな土の道。ただし最後の登り階段だけはカンベン。ここはペース上がった。景信山でも茶屋が開いてたのでソルティライチ1本ガブ飲み、その後コンビニおにぎりのお供になめこ汁(良心価格250円!)で昼食。バラバラッと雨が落ちてきたが一瞬だけで良かった。

(3)景信山~高尾山(599m)
 降り始め、小仏バス停の方へ急坂を下ってしまい30分のロス、心身ともにキツかった…その後は小仏峠、城山を若干ショートカットしながら経て高尾山、ここまで来るとセミが盛大に鳴き空気がねっとり重く蒸し暑い。5号ルートから高尾山頂までの階段がキツかった…ペースダウンすることなく、標準タイム以内で踏破することができたのには自分でも驚いた。

(4)高尾山~高尾山口
 薬王院に寄り、下山はもう歩く気力がなくケーブルカーで。「ビアマウント」は整理券を出す大繁盛。一度行ってみたいんだけどな、できれば夜景を見に。ケーブルカーを降りて京王高尾山口駅前の「極楽湯」で既に痛くなり始めた脚をマッサージ。上がって少し戻り、「高橋家」で天セイロと日本酒。キクーッ!

 途中の看板で気付き、帰宅してみたら今日のコースは殆ど関東ふれあいの道の指定ルートだった。これを機に東京区間にチャレンジしてみましょうかね!

 本日の歩行距離:約21km

追補:
 やはりダメージは大きく、翌日は筋肉痛でロボット歩き状態。そんな中で立ち寄った成田山公園の階段で踏ん張れず転倒、その際に捻挫し帰宅したら足首が拳大に膨れ上がってた…ゲルを塗り保冷材を当て、週明けには医者に行く羽目に。
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【本】北 杜夫著 「さびしい姫君」(新潮社)

2018-09-21 20:58:04 | 本・映画・展覧会
 関西を中心に甚大な被害をもたらした台風21号が消えたと思ったら北海道で最大震度7!の大地震。これ、少しズレて札幌よりだったらもっと酷いことになっていたよね?ましてや首都圏だったら…?改めて、災害備蓄用品の確認をしようと思いました。

 そんな今日は未明の咳込みが酷く起きたら声が出ない状況だったので会社は休み、ひたすら静養して読書、おかげで二作目に続き三作目も開くことができた。

 物語は一作目「王様」、二作目「乞食」に続く。新たに物語られるは3歳で王様と結婚させられ6歳で離婚させられたロータ姫、と同時に過去二作の登場人物の話も進み、複数の場所で同時進行する物語が最後にまとまり大団円(ハッピーエンド)になる。めでたしめでたし。

 マンネリにならぬよう複数テーマの同時進行、著者もよく練ったものだ。さすがに長々しつこい記述をしていては紙数がいくらあっても足りないと判っているのか、実に普通の書きぶりで著者らしさはところどころに顔をのぞかせる程度。あとがきでは最後にツマラナイ作品になってしまったなどと書いていたが。

 さて三部作を通して、著者は「こどもも大人も読める童話」として何を書きたかったのだろうか。こどもには大人には気をつけろという戒め?それじゃ夢が無さ過ぎる。冒険譚と言うにはシビアすぎる。大人には?旨い話には気をつけろ、世の中には人知外のものもある、最後に愛は勝つ!?説教くささは全くないだけに、大事なことは自分で考え探し出せとのメッセージなのかもしれない。

 2018年9月6日 自宅にて読了
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【本】北 杜夫著 「さびしい乞食」(新潮社)

2018-09-21 06:44:40 | 本・映画・展覧会
 「さびしい」シリーズは三部作で、三作とも親にプレゼントされた。引っ張り出して読んでいるが、少なくとも読むのは30年以上ぶりだと思う。

 本作は「王様」に続く二作目。物語は前作登場の王様のその後で、新たな場所で新たな登場人物を加えて展開する。そう、王様は乞食になってしまった!一作目の呆れてしまう前書きはマシになり、本文にも表現のクドさがなくなった。さすがに読者から非難殺到だったのか。それとも単に著者の精神状態が少し落ち着いていたのか。

 二作目だからか、前回ほど違和感を覚えることなくあっさり読み終えることができた。

 2018年9月6日 自宅にて読了
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