ユナイテッド航空のマイレージ特典航空券でANA国内線に乗れる。同じアライアンス加盟会社なのでそれには驚かないが、注目すべきはその所要マイル数。800マイルまでの区間(東京起点で言えば沖縄を除く全国)であれば、何と片道5,000マイルで乗れてしまう。それだけではなく、乗り継いでもOKなのである。ルーティング次第で遠回りもOK。少し前から話は聞いていたが、新潟からの帰りにこの特典を活用してみることにした。組んだ旅程は「新潟→新千歳→女満別→羽田」、ネットで普通に提示されたプランの一つ。新千歳では直ぐに乗り継げ、逆に女満別では夜の羽田便までたっぷり時間が取れる。単に何フライトもできるだけでなく、ちゃんと観光の時間も取れる秀逸な行程だ。
始発バス空港に着きNH1857便(JA460A:DHC-8-Q400)で新千歳へ。1時間12分の空の旅、プロペラ機ながらちゃんとドリンクサービスもあった。機内で「このあとも御一緒させて頂きます(ニコ)」と挨拶を頂き、30分後のNH4861便で女満別へ。道内ローカル線に乗るのは久しぶりな気がする。夕張からトマム、然別湖、糠平湖、北見市と良く見えた。33分で到着、常紋超えを考えると驚異的に早い。
昨日に続いてレンタカーを借り、オホーツク沿岸ドライブ。今日のクルマは現行ノート(ただしマイチェン前のe-POWERなし車)。北海道は7月にバイクで来るかもしれず、ルートが被りそうなところは避けたい。今の時期は芝桜が見ごろ、2つ目の目的地とは逆方向になるが空港から近い東藻琴に向かった。しかし手前で誘導員に止められ、駐車場待ちで大渋滞しているのでシャトルバスでと案内される。その前に乳酪館をチョイ見。シャトルバスは6,7台で運行していたようだがピーク時だったのか、乗るまでに30分かかった。炎天下の行列でウンザリ、逃げ出さずに待った自分を褒めてやりたい。「
ひがしもこと芝桜公園」に辿り着けば芝桜は見事で、異なる向きの斜面を全面的に使っているため壮大な広がりを味わえる(写真)。園内の芝生広場ではライブも行われ、さすがの賑わいを見せていた。芝桜そのものは素晴らしいので、もう少し駐車場の整備とシャトルバスの運行オペレーションの向上を願いたい。
網走を経由する途中で海鮮ランチをと思っていたがアクセスに時間を取られ時間は押し気味、ランチは諦め、もう一つ花を見に行く。今日はいつもと違う切り口で攻めてます(笑)。オホーツク海を北上した上湧別町まで100kmほど走り「
かみゆうべつチューリップ公園」へ。開花が懸念されたが好天高温の今日はこちらも満開、色とりどりなぶん迫力には欠けるものの、花の大きさや見事に整えられた色の帯は、急いで回ってきた甲斐があった。
給油してレンタカーを返却、本日の走行距離約210km。NH4780便(JA15AN:737-700)で羽田まで1時間33分、意外と早い。エア・ドゥ共同運航便で日本では少数派の機材。普段は乗らない会社・タイプの飛行機に乗れ、中継地の滞在を楽しめる「ユナイテッド5,000マイルの旅」を今後もやってみたい。マイレージのルールが改訂されませんように!