例によって他の原稿を押しのけて割り込み、速攻レポートです♪
久々、なんと今年初めて下山亮平さんのライヴに参戦。場所は彼自身も初めてと言う大岡山の店。今年できたばかりで、一部がブロック剥きだしの店内は音作りが難しそうな印象。ドデカいスピーカーと丁寧なスタッフに迎えられて入場するとおぉ、知った顔が居ました。お久しぶりです!下山さんにも挨拶され、ほどなく開演。あれ?テーブルの上の様子が何か違うような…それは後ほど。
以下セットリストです。☆はカヴァー曲、()内は収録されている4枚のアルバムで何枚目かを示します。
(第一部)
・(2)After the Summery Words
・(4)知らない街で
・(2)Moon Remember
☆(1)Tennessee Waltz
・(2)Night Song
・(未)バニシングポイント(仮)
・(2)国道沿いの街
(第二部)
・(2)インディアン・サマー
・(4)New Year
・(未)曲名未定
・(1)Bouquet from Ankhesenpaamen
・(3)Navy Blue Man
・(4)Black Pearl
☆(未)見上げてごらん夜の星を
・(4)See You Again
(アンコール)
・(3)Philosopher's Stone
こうしてみると2枚目が多かったんですね。そして、これまで5年ほどライブにお邪魔していて初めて聴く曲もあった気がします。それくらいユニークなセットリストでした。一体どういう基準で曲順を決めているのでしょうね?下山さんの常でけっこう頻繁にチューニングをして大変そうなのだけど(^^;
久しぶりだったためか、「これまで自分は何を見て聴いていたんだろう」というくらいじっくり堪能。ベース音とメロディのバランス、ポジションチェンジ、ハーモニクスの出し方、たいてい曲の途中からほとんど呼吸を止めて聴いちゃうので1曲終るとふぅー。構成が新鮮だったこともありワクワクが止まりませんでした。彼のライヴは何か突出してスゲーって感じのプレイではないんだけど、安らぐと言うか落ち着くと言うか(あまり好きな言葉じゃないんですが)癒されると言うか、何とも優しい雰囲気のするライヴなのです。うん、オ・ト・ナ。
いつもは曲間のMCも訥々と、ちょっと物足りないくらいの下山さんですが今日は「舌」好調?趣味の万年筆コレクションの話もちゃんとフリつきオチつきで客席爆笑、今後もぜひその感じでお願いします♪
しかし今回、前半はちょっとリヴァーブ掛け過ぎじゃない?って思うくらい音がボワンってなっていて、後半それがスッキリしてとっても良い感じになったのです。ところが仰天、終了後に下山さんにお尋ねしたところ「セッティングは変えてません」えぇっ!?どうやら弦が張りたてで、それで前半と後半で変わったようで。面白いのは弾いてる本人は前半の方が綺麗に響いてイイ感じと受け止めていたそうで、PAセッティングの難しさ、音場による違いを実感したのでした。永遠の課題だなぁ。とは言え長めの残響の中できちんとメロディラインが聞こえてくる、それも突出していないのに存在を認識できるプレイはさすがです。
PAセッティングと言えばお店のドデカいスピーカー、元は都内の某有名劇場にあったALTEC A-4、メチャクチャ良い音。とんがってなく丸く、かと言ってボヤけているわけでもない。わずか2Wでドライブなんて信じられません。システムについては全くの素人なんでお店の方に色々と伺い勉強になりました。立地上爆音なんてムリなんで、小くても豊かな音を流すことに腐心された様子。女性ヴォーカルが特にお勧めとのことで、あまり聞かないジャンルだけど聴きに来ようかなぁ。
終了後も斯様に会話を愉しみ、大満足で引き揚げたのでした。
2016年8月26日 大岡山・
Goodstock Tokyoにて
追伸
「なんか違うテーブルの上」やっぱり音作りの機器が違いました!M-factory三好さんの試作「秘密兵器」でギターのピックアップからエフェクターへ繋がる部分をちょいとアレしてラインがあーなって…と、詳しくは近日の正式発売を待て…ってかキチンと説明できる自信がありません(爆)。それにしても良く気づいたな自分。