日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】船戸与一著 「三都物語-横浜 台中 光州」(新潮文庫)

2021-08-31 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 日台韓の3つの街を、1998年から2002年まで横浜を軸に1年ごとに、横浜-台 中ー横浜-光州-横浜と行ったり来たりの物語。2002年と言えば、サッカーW杯を 日韓共同で開催した年だっけ。

 野球界、と言っても現役選手でなく引退選手とか監督とかスカウトとか、主に取り巻くレベルの人物たちが登場人物なのだが、著者の意図は野球界ではなかったと思われる。日台韓の社会における価値観や闇勢力をつなげるのに便利だったからであろう(野球界にとっては不名誉な話かもしれない)。

 救いようのない話、登場人物たちの哀しみばかりが伝わってくる物語で、著者は何を描きたかったのか。

 2021年8月9日 自宅にて読了
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(Live) PROFESSIONALISMS SUMMER days1

2021-08-31 06:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
ISAO(g)、渡部チェル(key,PRISM)、岡田治郎(b,PRISM)、木村万作(ds,PRISM)

 春にも行ったメンバーでのライブ、夏回にも行けることとなり6月末の訪問時 に予約したら、翌日満席となっていた。あっぶねー。会場入りしたら、入口でメンバーの皆さんが何かやってた。少し早いけど、新盆の迎え火だった。改めて、和田アキラさんもう居ないんだなーと思う。

 ISAO氏は例の8弦ギター、前回よりもトーンがソリッド気味に聞こえ、アキラさんの音に近付いていた気がした。セットリストにはISAO氏の曲も4曲、単なる追悼イベントではない積極性を感じた。とは言えやはり、PRISMの曲が主と言っても失礼には当たらないだろう。

 それにしても、万作さんのドラムの音のヌケの良さは相変わらず凄い。リラックスした柔らかい手首の動きからは信じられないようなスネアの音、響くバスドラ。治郎さんのベースもあまり大きなアンプではないのに良く聞こえる。チェルさんは例によってメカメカしい鍵盤のスタックを自由自在。

 スタッフのお姉ちゃんは最近入ったのか動きが悪くてイラっとしたけど、ノンストップ・ワンステージのライブそのものは素晴らしかった。

 2021年8月10日 横浜関内・Stormy Mondayにて
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2021年8月9日 【ハイク】関東ふれあいの道(千葉ー10)

2021-08-30 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 この3連休、最初に予定していた離島への便は出航したが滞在時間なく折返し。翌日以降は欠航。代案で予約した離島は出航したが帰り便が欠航(抜港)。何れにしろ、島めぐりは取り止めて正解だった。船便だと、台風が通過してからも暫くは影響ある。天気だけでなく海況情報まで調べて予測して良かった。とは言え、3日目の今日は晴れ。陸上なら風がむしろ好都合と、5月末以来に「関東ふれあいの道」千葉県を歩くことにした。

 東京駅から成田空港まで高速バスに乗り、第2ターミナル内の牛丼屋で朝食。チェックインカウンターには揃いのユニフォームを着た選手団らしき人たち、プレスその他関係者など、多くの非アジア系外国人がいた。そこから路線バスでスタート地点である芝山文化センターに着いた。久しぶりなので入念にストレッチをして、9時30分にスタート。水は500mlペットボトル2本。

千葉県コースマップ

(5)埴輪と遊ぶみち(約7.9km)
 芝山文化センターから仁王尊、はにわ公園を経て、県道112号の裏道をゆくようなコース設定の後、県道上のバス停「古和」まで。仁王尊はJRバスツアーで訪問したことがあるのでパスして、はにわ博物館を見学。芝山で出土したもののほかにも多くのはにわの展示があり、解説がマンガ調で工夫が見られた。退館した所ものすごい雨、Uターンして館内でしばし雨宿り、15分ほどで収まった。以降、23回パラパラと降られたがこの時ほどの雨はなく、かえってラッキーだった。写真は博物館入口のはにわ群、県道62号線にはあちこちに飾られている。12時前にゴール地点到着。休める場所もなく、そのまま次のコースへ。

(6)山武杉のみち(約8.6km)
 スタート地点から道に迷いそうだったが何とか正解。こちらはコース名の通り、杉林の中の林道みたいな道を歩く区間が多い。驟雨のせいで蒸し暑くあるが、日が遮られられた区間が多いのは有難い。狭い道だが通る車は滅多になく、割とのんびりとしたウォーク。しかし割と平坦な地形のここら一帯に、スギ植林したんだね…遠くからも杉林は存在感あるし、Google Mapで見てもこの一帯だけ濃い緑色している。これまで知らなかったが、見事なものだ。途中でミスコースしたが、うまいこと復帰できた。最後は藪漕ぎのような手入れされていない道を通って光明寺、そこから市街地となり成東へ。14時に到着。今日は久しぶりだったせいか、今日のコースの整備状況が良くなかったせいか、ミスコースが多かった。遠回りしたり、ショートカットしたり。

 成東のバス営業所で道路状況を尋ねたところ、3連休最終日の午後なのに高速道路はガラ空きとのこと。それならばと東京駅行き高速バスに乗車して帰宅した。京葉道路で一瞬渋滞したようだったがほとんど寝ていたので気にならず、1時間半で東京駅着。乗客は4人しかいなかった。

本コースの歩行距離:約16.5km
千葉コース通算歩行距離:約179.4km
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【映画】キネマの神様

2021-08-30 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 松竹100年記念作品だそうで。「キネマ」と聞くと蒲田行進曲を連想するが、その蒲田撮影所が移転した大船撮影所が二元舞台の一つ。

 斬新な構想の映画製作に情熱を燃やしていたが、周囲に理解されず挫折したのちは酒とギャンブルに溺れ借金取りに追われる男。人生の終わりが近づき家族に愛想を尽かされかけた時、ひょんなことからかつての才能を輝かせる…

 当初は志村けんが主演予定だったが、新型コロナで急逝されたため代役として登板したのが沢田研二。「ジュリー」の面影はないが、ダメ人間を見事に演じている。長台詞の場面の口舌、アクションはさすがだな、見直した。

 沢田研二が好演だとしても、主人公「ゴウ」の生き様には共感できないし、周囲の人々にもお人好しが過ぎると苛立ちを覚えてしまう。それって「寅さん」と一緒か?さすが山田洋次監督。人間の優しさを描きたかったんだろうな、今の時代でもそういう希望を持たせたかったのかな。でもそれってもうウケないんじゃないのかな。

 2021年8月8日 川崎・チネチッタにて
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シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(27/35) 中原区・今井湯

2021-08-20 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 ここのところ暑くてなかなか行く気にならないが、川崎市の銭湯訪問27湯目。今週の探訪先は中原区の今井湯。朝風呂営業をしているので、朝食がてら電車で武蔵小杉へ出かけた。台風接近に伴い、風雨が強かったり上がったり。頑張って出かける気になった自分を褒めよう。

 この中原区には、サッカーJリーグの強豪・フロンターレの本拠地である等々力球技場がある。そのためか、脱衣場のロッカーの幾つかは青黒のフロンターレカラー、しかも選手のサイン入り。なんでまだらな配置なのかと思ったが、どうやらその選手の背番号と同じ番号のロッカーのようだ。ファンには「聖地」だろうが脱衣場内は撮影禁止なのでご注意を。

 浴室に入ると、全般にキレイ。割と最近、改築したのだろう。壁絵はペンキ絵でもモザイクタイルでもなく、縦に長い内装板を枠に嵌め込んだスタイル、実際にはペンキ絵なのだろうが額縁効果がある。湯船は3つ+水風呂、炭酸泉は39度くらいでぬるく、朝の長湯にもってこい。シルク湯も41度ほどで、ぬるい方でこちらも結構。枠に首を掛け、全身を脱力させて身体を浮かべ、しばしたゆたう。

 朝風呂は熱めの湯にさっと入るのが気分をシャキッとさせて良いのかもしれないが、リラックスした休日らしくこういう入り方をするのも、悪くないよ多分。

 2021年8月8日訪問
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【映画】元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件

2021-08-20 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 3連休ですが台風接近に伴い旅行を取りやめたので、代わりに映画を観に出かけた。

 正直、ストーリーとか人間模様とかどうでも良いと思うのに本作を観たのは、 エアーパニックものだから。リゾート島に出かける軽飛行機の操縦士が心臓発作で急死、無線も繋がらない。さあどうする?ってことで。

 いやはや、想像以上に飛行機中心の作品だった。殆ど空中シーン。トンデモ展開が多いけど、感心したのは連中の生への執着心、何か日本人だとあそこまでやらないような気がする。

 余談その1、作品紹介のページを見て機体に違和感。定番のセスナ機じゃないね…高翼だからパイパーでもない。角ばった胴体が似ているC208より2回りくらい小さい?大きさ的にはC206くらいか。調べたところ、GippsAero GA8 Airvanってオーストラリア製だった。へぇこんな飛行機あるんだ。エンジンがレシプロ(ライカミング 540)なんで、低コストで運航できそう。直接のライバルはC206、容積の大きな胴体がウリって感じだったのかな。

 余談その2、作中に登場する「ロドリゲス島」はモーリシャス本島から500km以上東、なんか劇中では西って言ってた気がするんだけど…ATR72の定期便が飛んでいる。この距離でもエア・チャーターあるのかな。

 余談その3、開始早々、右ハンドルのいすゞビッグホーン2ドアソフトトップが登場してビックリ。舞台であるモーリシャスはフランス語圏なので左ハンドル右側通行だと思っていたが、日本と同じらしい。そのせいで、現地車両の多くは日本からの中古車なのだそうだ。

 最後に、原題(Horizon Line)はちょっと解りにくいが、邦題はもっと酷いと思った。

 2021年8月7日 川崎・チネチッタにて
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【本】椎名 誠著 「草の海-モンゴル奥地」(集英社文庫)

2021-08-19 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 久しぶりに椎名誠の本を読んだ。人気が出たのは'80年代、「あやしい探検隊」企画とか、BE-PAL誌の連載とかで、思えば今につながるアウトドアブームを作った人だったかもしれない。

 本書は'95公開の自身監督作品「白い馬」撮影ロケ時のエッセイで、'90年の作なのでもう30年前となる。豊富な写真 (撮影:高橋曻(のぼる・2007年死去))がいい。そして本文だが、「軽妙洒脱」で括ってしまうのとも違う、独特のシーナ文法・シーナ語に懐かしさを覚えた。とぼけた笑いを含ませながら、モンゴルの雄大な草原や空の描写に惹かれる。細やかな風俗観察眼は見過ごせない。けっこう、行った気になれる文章だ。

 著者に少しばかり憧れていたあの頃、彼の自由奔放に見える一面しか見えていなかったなあ。さすがに80歳が見えてきた最近では活躍ぶりを聞かないが、著者は昨今のアウ トドアブームをどう見ているかな。

 2021年8月7日 自宅にて読了
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2021年8月6日 【バイク】炎暑対策

2021-08-19 06:00:00 | バイク・自転車
 冬は寒く、夏は暑い、これバイク乗りなり。特に今年は、運動不足のせいか暑さが堪える。防寒対策ほど手は掛けずに済んだが、夏のツーリング用に「クーリングベスト」を購入した。

 以前から製品はあったが結構高くて、昨夏はメインの行先が北海道だったこともあり購入を見合わせたが、この夏は激安製品の情報をゲット。これならと注文した。2,980円。

 水に浸けて絞っても使い始め、乾いたらPETボトルで計200mlを保水すれば気化熱で身体を冷やしてくれると言うもの。いつもの速乾性長袖シャツの上に装着し、メッシュジャケットを着込めばOK。きっと汗臭くなるので、頻繫に洗う必要があるかもしれない。
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2021年8月5日 【旅行】空港つぶし

2021-08-18 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 さすがに年明けくらいには海外渡航の制約も緩むと思うのだけど、それまで国内を旅するにあたり「お題」となるネタがないかなーと考えていたら、全国の定期便発着空港の全ては訪問していないことを思い出し、調べてみた。…このネタ、前に書いたかもしれないけど、本日は最新版と言うことで。

 資料は[こちら](pdf)、国土交通省による。これを印刷し、利用したことのある空港をマーカーで塗り、さらには国際線を利用して出入国印を貰った空港を赤ボールペンで囲む。「島」より遥かに数が少ないため、確認は楽勝。相当以前に利用した空港もあり、記憶/記録が定かでないところは行き直すことにする。

 行ってない所は結構あるが、JAL系の飛んでいないところが殆ど。灯台下暗し、伊豆諸島のおかげで関東が最も手薄と判明した。
北海道:利尻
東北:大館能代、花巻
関東:茨城、調布、大島、新島、神津島、三宅島、八丈島
東海北陸:能登
中国:鳥取、米子、石見、岩国
九州:佐賀、壱岐
沖縄:粟国、下地島

 地方空港は韓国(ソウル)、中国(上海)、香港へのLCCが就航しているケースが多い。来年になって運行再開されたら、そちらも考慮した利用計画をたてよう。
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【本】山舩晃太郎著 「沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う」(新潮社)

2021-08-18 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 海底に眠る沈没船(沈船)に潜って調べ、主として構造からその使われていた時代、時には船名までも解析する専門家(水中考古学者)のおはなし。場所の特定や船の引き揚げ、積荷の調査よりも構造からの分析手法が中心に述べられ、実に興味深い。

 若い世代のリクルートも兼ねて書かれているせいか、平易でユーモアを交えながら書かれているが、この道に入り第一人者となるまでの著者の努力はとてつもない。ちゃんと読めば安易に「じゃあ私も」などとは思えないはず、これではリクルート逆効果なのでは?

 とは言え、今は忙しい調査・分析の日々が充実して楽しくてしかたないと言う様子は伝わってくる。大変な努力が報われた様子は、読んでいて気持ちが良い。講演会とか聞いたら、楽しいだろうな。

 著者Twitter: https://twitter.com/kyamafune

 2021年8月4日 自宅にて読了
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