10月17日、雨あがり、ちょっと冷え込んでいる。今日は大館市内を見てから白神山地へ。
町外れに近い高校の旧校舎を利用した
郷土博物館を開館直後に訪問。なかなか興味深く、隣接の
秋田三鶏記念館とあわせて1時間余りを要した。そして大館駅前の
秋田犬の里へ、お目当ては秋田犬ではなく、裏庭に保存公開されている元東急のデハ5001。車体をぶった切られて渋谷のハチ公横に展示されていたのが再開発で追い払われた気の毒な車両だが、今は綺麗に塗り直されて内部にも入れる。雪国で下は土、屋根もないので冬季はシートで覆って保存しないとあっという間に傷みそう。それにしても東急許すまじ。
白神山地はあまりに広く、訪ねると言ってもどこから手を付けて良いか決めあぐねていた。今回、秋田側の世界遺産センターと、そこから入った遊歩道を訪ねることにした。そこまで入れるのはレンタカーならでは。大館からR7~県322~県317で
世界遺産センター(藤里館)へ。展示物は多くないが、白神の紹介ビデオ30分をじっくり視れたのが良かった。センター隣の物産館で馬肉煮の定食。
センターから更に奥に車を走らせ、岳岱(だけだい)へ。途中から林道レベルの道、クルマでこのレベルの道を走るのは久々で、怖くはないが面倒くさい。また雨が降り出す。高度を上げると周辺のブナの葉が黄色っぽくなって来、岳岱に到着。寒い。用心のため持参した薄セーターを着た。1時間ちょっとの自然探求路散策は諦め、樹齢400年と言うブナの古木を観に行くだけにする。駐車場から5分程度のアクセス、圧倒される黒い樹影(写真)。なんと、一瞬だが雨が雪に変わった。マイクロバス2台が止まっていた。どこかの団体が歩いているらしい。
来た道を引き返し、山を歩かず時間ができたので世界遺産センターから少し山手に入った「
和みの湯」に入ってゆく。今日の男湯は小さな湯船の殺風景な風呂で残念、だが温めでヌルヌルのお湯は最高に気持ち良く。これで銭湯より安い入浴料だもんね。レンタカーで温泉に寄るなんて久々だったかも。来た道を鷹巣まで戻り、給油して空港へ。270㎞くらい走って燃費は21km程度だった。林道をけっこう攻めたのが敗因か。空港カウンターに人はおらず、カギをボックスに投げ込み返却終了。
未利用空港制覇のため、東京への戻りは大館能代空港からANAを利用。秋田杉をふんだんに使った空港だった。NH724便(JA213A:A320)で1時間ちょうど。この4か月で3回ANAに搭乗したが、3回ともA320(32P)、737-800より勢力を増しているのだろうか。
天気には恵まれたなかったが、見学と温泉リラックスの両方を愉しめた2日間だった(おわり)