日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】逵(つじ) 日出典著 「八幡神と神仏習合」(講談社現代新書)

2022-01-31 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 「八幡さま」は他の神さま仏さまとは違う。そう知っている人はどれくらい居るだろう。なぜか八幡だkじぇが大明神や大菩薩などと崇められる。確かに。本書は、八幡神の成り立ちから現代までの移り変わりを解説している。

 八幡神の根本は宇佐神宮(大分)であり、本書は宇佐に近付く列車の車窓風景を描くところから始まり、印象的。原始宗教から仏教伝来、既存の信仰との折り合い(神仏習合)となる政治的背景、そして明治政府による神仏分離と、大きな流れを掴むことができた。

 本文中には古い書などからの引用が多々あり、ちょっと読み進めるのに苦労。その一方で信仰の対象となった山や、八幡神を奉る社の位置を示す地形図など、豊富な図絵のおかげで飽きずに済んだ。ちょうど国東半島を訪ねてきたばかりだったことも幸いした。

 2022年1月19日 自宅にて読了
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(Live) 里 歩寿

2022-01-31 06:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
 二階建てバスでの都区内スタンプラリーが終わり、ライブに伺うのに良い時間だと気づき予約なしでお店に突撃。今年は、これまで聴いたことのないミュージシャンを積極的に聞こうと思っている。このご時世、ガラガラだろうと思ったら、定員減にセットされた席は満席で驚いた。ほぼ全員が中高年男性、演者はアイドルか?

 今日の演者は「さと ありす」と読む。奄美大島出身で、どうでも良いが自分と誕生日が同じである。wikipediaを読むと相当の実力者、知らないでごめんなさい。

 演目は正調の奄美島唄と言えば良いのだろうか、「xx節」と言うタイトルが続く。沖縄の三線よりもベース音を強く弾き、メロディは弱めにサラリと弾くのは奄美の特徴なのか、彼女のスタイルなのか。歌詞はほぼ全て、島言葉のため何を歌っているか聴き取れない。驚いたのは単純な合いの手のみならず掛け合いの歌詞を、客席の多くが歌えること。常連さん凄い。ここは島出身者の寄り合いか?しかし店主によれば多分違うとのこと、奄美島唄好きの集まりってことか。

 素晴らしい歌声に演奏、客席だったがそれだけに初見のアウェー感はひときわ大きかったのだが、幸い話し掛けて下さる方が居て楽しく過ごすことができた。里さんはこのあと暫くお休みされるようだが、また何れ聴きに来たい。

 2022年1月16日 川崎・ゆんたくにて
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【本】本川達雄著 「ゾウの時間ネズミの時間-サイズの生物学-」(中公新書)

2022-01-28 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 体の大きさに関らず、動物の心臓が一生に拍動する回数はほぼ同じ。「一拍」をベースに考えれば、その動物なりの時間軸が見えてくる…に始まり、動物の体のサイズからさまざまなデータを分析した本。

 過去に読んだ著者の作品から期待した割には、トリビア的に興味深くはあるのだけど、特段の感動はなかった。よく「ドッグイヤー」と言うじゃないですか、イヌはヒトの6倍の速度で歳を取るって。と言うことは、イヌの拍動はヒトの6倍なのかな。イヌの1秒はヒト換算で6秒なのか…など、確かに興味深くはあるのだけど。

 トリビア雑誌になるのを防いでいるのは、きちんと測定された諸々の動物の測定結果、大体が対数グラフで綺麗に揃うとか、それらを数式によって関係づけるとか。もっとも数学に疎い自分は、グラフは見ても数式は読み飛ばしたのだが。いっとき話題になった本だと記憶しているので、読んではみたってことで納得がいった。

 ところで、本当に心臓の拍動数で寿命が決まるのであれば、激しく運動をするスポーツ選手はおしなべて短命になるんじゃ?と思ったのだが、鍛錬することで日常生活の拍数が下がり、人生トータルで見れば同じくらいに落ち着くのかな。そうなると、鍛錬のレベルまで行かずたまに激しい運動をする人は短命ってことになりますね、他の健康状態が同一であれば。

 2022年1月16日 都内の二階建てバス乗車待ち時間に読了
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2022年1月16日 【旅行?】都内周遊バスでスタンプラリー

2022-01-28 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 世界中、大きな街の多くに"HOP-ON/OFF BUS"と言うシステムの周遊型観光バスが運行されている。乗りっ放しの定期観光バスとは異なり、何ヵ所かあるバス停(基本的に観光スポット)で降りて観光、次の便に乗ってまた移動すると言うもの。

 東京にもそうしたバスが走っていて、そのうちの「スカイホップバス」がスタンプラリーをやっていると知り、もともと車両目当てで乗ってみたかったため挑戦することにした。このご時世で運休していたのだが、1月のみ限定運行と言うのも後押し。ちなみに、同じく東京丸の内を基点とする「スカイバス」のもあって。こちらは定期観光タイプとややこしい。

 スカイホップバスのコースは3つ。スタンプラリーもさることながら、都内遊覧も楽しみたい。数種類あるタイプどのバスが来るかもお楽しみ。しかし下車してスタンプを捺していると、全コース乗るのに大層な時間がかかってしまう。そこで、まず3コースに乗り、その後で賞品を頂ける最低限のスタンプポイント巡りをすることにした。回った順序は以下の通り。
 三菱ビル前 09:15発 (ブルーコース) 三菱ビル前 10:26着 ※芝お台場など
 三菱ビル前 10:50発 (ブルーコース) 三菱ビル前 12:20着 ※浅草など
 三菱ビル前 13:00発 (ブルーコース) 三菱ビル前 14:38着 ※新宿渋谷

 ブルーコースはUNVI-メルセデスの新型バス。二階席も前方の屋根部分が長いタイプで、解放部分との仕切りドアがあり暖房付きで寒さ知らず。最初から最後まで乗客1名だった。レインボーブリッジを2度渡るので、オープン席に座れば良かったかもしれない。
 レッドコースはネオプラン、後方に伸縮式のキャンバス屋根を装備したタイプ。浅草辺りで下車して歩く「ウォーキングツアーコース」の客が10人近く、さすが著名観光地を回る。
 グリーンコースはネオプランだが後方屋根なしタイプ、いずれも街中はエンジン音がガーガー煩く、このコースは最後に高樹町から霞が関まで首都高を走り、その時は静かで快適だったのは皮肉。

 レッドコースはともかく、他の2コースは便数が少なく気軽に降り乗りできるダイヤではない。1時間おきとは言わないが、せめて2時間おきのパターンダイヤで運行して貰わないと使いづらい。
 乗車が終わり、東京からJRで両国、スタンプ推して隅田川沿い経由でスカイツリーまで歩いてスタンプ、都営浅草線で宝町から歩いて京橋近くでスタンプ、そして丸の内の三菱ビルまで戻り、案内所で台紙を見せてフィニッシュ。賞品は同社バスのチョロQである、コレクションする気はないけど。

 二階建てバスの高い視点から都内をウロウロ、そのあとはそこそこ歩いて良い1日だった。

 本日の歩数:約24,000歩
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【本】岡本隆司著 「東アジアの論理 日中韓の歴史から読み解く」(中公新書)

2022-01-27 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 タイトル中の「論理」と言う文字に惹かれて読んでみたのだが、面白かった。論理=理屈=主義、と解釈する。なぜ中国や韓国の行動が日本人に理解できないか、を解説しており、腑に落ちた気がする。

 彼の国の人々(と一纏めにしてしまおう)にとって、法律なんざどうだって良い。尊重すべきは法律でなく、主義なのだ。歴史的合意に反しようが、西欧各国から批判されようが、どうでも良い。大事なのは自分たちが拠り所とする主義を崩さないことなのだ。なるほど、これでは会話が嚙み合わず埒が明かないわけだ。

 となれば、未来永劫、彼の国との間に生じる摩擦は消えないのではないか?そうなのだ。消えることはないのだ。どちらの国が、民族が、己の拠り所としてきた主義を捨てない限りは。ただし、摩擦が消えないかもしれないが、擦り合わせて発火させる必要はない。諦めの境地に至ればイライラも解消する、本書はそう言っているように見えた。その点で、福沢諭吉翁の「脱亜論」は極論過ぎると斥けられている。

 2022年1月15日 スタンプラリー中の小田急線にて読了
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2022年1月15日 【食べ物】百合ヶ丘・燻

2022-01-27 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 「燻製麺」とは何ぞや?小田急スタンプラリーを終えた百合ヶ丘駅、滅多に来ることのない場所なのでこの辺のラーメン屋探訪をして帰ろうと検索して目に留まった。店は駅前から狭い階段を下りた、街道沿い。

 特徴は麺を4種類からチョイスできること。一番スープの絡みの良さそうな多加水麺を、特製鶏白湯(醤油)ラーメンで作ってもらう。特製と言うのはチャーシューと味玉がプラスされるが、そうでないのはちょっと寂しい感じ。諸評にある通り、1,000円越えとお高い。

 鶏白湯と聞くとすっきりクリアスープを連想するが、ここはどろりとした、濃厚魚介系によくある感じのスープ。啜ってみると看板通りの燻製の香りが漂う。クリーミィで胡麻のテイストが舌に残る感じ、不思議な感覚。ここのは唯一無二かもしれないな。期待通り麺との相性は良かった。
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【写真展】山岸正和展 「東京ラッシュ」

2022-01-26 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 そもそも今日の午前は写真ギャラリーめぐりをしようと思っていたのだ。小田急スタンプラリーで新宿へきて折返しのロマンスカー発車待ちの40分、1カ所だけ観に行くことにした。

 東京の人混みをモノクロで撮ったシリーズ、撮影は2019年、敢えて新型コロナ渦前と言うタイムラインを設けた作者。冬場に撮ったせいでマスク姿も散見されるが、それでも8割以上の被写体はマスクを着けていない。ああ人ってこんな顔なんだなと改めて思う。

 新型コロナ渦が過ぎれば、人々はまたマスクを着けなくなるのだろうか。そうなると、これらの写真は意味を失うかもしれない。今だからこそ、の写真で合って欲しい。

 2022年1月15日 新宿・オリンパスギャラリー東京にて
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2022年1月15日 【旅行?】小田急線でスタンプラリー

2022-01-26 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 昼過ぎにボランティア作業を終え、午後は小田急線のスタンプラリーに挑戦した。「小田急線駅スタンプラリー~ロマンスカー編~」と言い、9駅に設置されたロマンスカーの絵柄入りスタンプを台紙に捺して回るもの。デジタル版でないところが嬉しい。

 午前の作業からの流れで、起点は登戸駅。一日乗車券を買い、和泉多摩川→代々木上原→新宿と捺してゆく。普通電車停車駅では連続する通過電車にイラつく。

 新宿からはロマンスカーに乗って一気に移動を目論む。1本見送ると、あと2か月足らずで定期運行を終了する「白いロマンスカー」VSE編成に乗れることが判ったので、特急券を買った。さすがに展望室は満席だったが、普通席はガラガラだった。売店で缶チューハイと鶏唐を買い、僅かに窓側に向けてセットされた椅子で寛ぐ。小田原まであっという間に着いた。

 小田原から折り返すが、スタンプ設置時間は19時まで、間に合うか?時間が気になる。富水→新松田→本厚木→海老名→玉川学園前→百合ヶ丘。18時40分過ぎに終了、何とか間に合った。

 賞品も抽選で当たるのだが、外れても台紙が残りVSEに乗れたことで満足、時間を見事に活用できた。乗り換えなどで歩いたせいか、12,000歩を記録。
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2022年1月15日 【エセ善人】フードバンク作業(9回目)

2022-01-25 20:00:00 | エセ善人ねた
新型コロナ株感染拡大で作業ペースが落ちたり、自粛解除で自分が出歩き始めたりと、活動参加ペースが落ちていたフードバンク作業を久々にした。また入庫処理待ちの山。

廃棄予定品ばかりでなく新規購入品を送って下さる支援者もいらっしゃるので、一概にフードロスが増えていると断じることはできない。わざわざモノで送って来なくても、相応の額を募金して頂けた方が物流分のコストは浮くし配送の環境負荷も減ると思うのだが、そこは支援者のポリシー次第なので強制はできないのだそうで、なるほど。

お届けする食品は事前に要望を伺ってチョイスするが、「あのお宅には(茹でる必要のある)乾麺はお届けしない」なんてこともある。即ちガスを止められる可能性のある家だと言うことだ。時おり新聞で電気水道ガスを止められた上での悲劇を読んだりするが、実は身近にもそういうリスクのある家庭は存在すると知った。

3時間みっちり入庫作業をやり、スペースの無駄なく箱詰めした結果、少し作業場がすっきりした。
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2022年1月13日 【ジェミニ】車検で新店開拓

2022-01-25 06:00:00 | クルマ
 川崎市の銭湯巡りに珍しく車を使ったところ、行った先でブレーキがスカッと抜けた感じになる不具合が発生。ブレーキだけにその後は怖くて乗れず。12月に車検になることもあって整備工場行き。

 前の車検までずっと診てもらっていた工場が閉業してしまったので、いすゞ関係者の紹介を受け、自宅からも近い整備工場へドックイン。地味な工場だが、その筋では有名な所で、存在は知っていたが敷居が高くて行ったことがなかった。実際に社長にお会いしてみると実に気さく、他の社員の方々も人当たりが良く、いわゆる職人肌のような険のある人がいない。

 年末年始が絡んだりして1か月半を要したが、ブレーキ整備と車検延長を終えて本日引き取ってきた。ブレーキは経年による動作不十分が原因のようで、踏み心地が柔らかすぎるくらいに変わった(もちろん効く)。もう少し乗り込んで、感覚を掴む必要がある。

 自宅からも近く、技術力に定評あり、しかも高くない。今のクルマに乗り続ける限り、お付き合い頂きたい。
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