「八幡さま」は他の神さま仏さまとは違う。そう知っている人はどれくらい居るだろう。なぜか八幡だkじぇが大明神や大菩薩などと崇められる。確かに。本書は、八幡神の成り立ちから現代までの移り変わりを解説している。
八幡神の根本は宇佐神宮(大分)であり、本書は宇佐に近付く列車の車窓風景を描くところから始まり、印象的。原始宗教から仏教伝来、既存の信仰との折り合い(神仏習合)となる政治的背景、そして明治政府による神仏分離と、大きな流れを掴むことができた。
本文中には古い書などからの引用が多々あり、ちょっと読み進めるのに苦労。その一方で信仰の対象となった山や、八幡神を奉る社の位置を示す地形図など、豊富な図絵のおかげで飽きずに済んだ。ちょうど国東半島を訪ねてきたばかりだったことも幸いした。
2022年1月19日 自宅にて読了
八幡神の根本は宇佐神宮(大分)であり、本書は宇佐に近付く列車の車窓風景を描くところから始まり、印象的。原始宗教から仏教伝来、既存の信仰との折り合い(神仏習合)となる政治的背景、そして明治政府による神仏分離と、大きな流れを掴むことができた。
本文中には古い書などからの引用が多々あり、ちょっと読み進めるのに苦労。その一方で信仰の対象となった山や、八幡神を奉る社の位置を示す地形図など、豊富な図絵のおかげで飽きずに済んだ。ちょうど国東半島を訪ねてきたばかりだったことも幸いした。
2022年1月19日 自宅にて読了