楽天トラベルの「たびレポ」宿泊都道府県つぶしのため栃木県へ行くことにした。なぜビッグバイクでないのかと言われると、それだと高速でヒュンなのだ。暗くなってからでもアッサリ帰って来れてしまうじゃないですか?なので敢えて高速に乗れない125ccで行くのだ、こじつけだけど。あと、結局冬物ウエアを買ってないので高速を走るととっても寒いと言う切実な問題もある…栃木に泊まるのが第一目的と言う不純な動機ではあるが、プランに肉付けをして出かけた。宿泊はルートイン真岡。
(1)寝台列車食堂車「
グランシャリオ」
埼玉県川口市に本年オープンした施設で、かつて上野と札幌間を走っていた寝台特急「北斗星」の食堂車(スシ24 504、種車はサシ481-64で金沢区に所属し北陸線を中心に活躍)を活用している。ちゃんと内部で食事が出来るので、調べて予約した。隣接の蕎麦処で打ってる蕎麦を使った会席膳をいただいたが美味しかった。空席があれば当日でも利用可。この日の前半はもう1組しか客がいないようだった。
(2)寝台特急客車「
夢空間」
遠回りして三郷市へ。なぜか「ららぽーと新三郷」敷地内に客車が展示されている。厳密にはブルートレインではないが、それと連結して運行された当時としては超豪華な客車。3両製造されたうちの2両がここに展示されている(残り1両は別の場所)。1989年の横浜博覧会当時、桜木町駅前で展示されていたのを見て以来なので四半世紀以上たっての再会。一時期「北斗星」に連結されて実際に営業運転したのだが、当時は乗るカネなかったなぁ。
(3)日本工業大学
工業技術博物館
工業製品ではなくそれを制作する旋盤とか加工機械を収蔵する珍しい博物館、その大半が実働する素晴らしさ。入館すると油の匂いがする。一部には加工工程の説明版もあり、どういう理屈で製品が出来上がってゆくのか理解しやすい。最初期のSL(B6形2109号機)が動態保存されており、年に数回有火で構内運転をする。収蔵のコンセプトといい実働状態で保存する姿勢といい素晴らしかった。機械好きにはぜひ訪問をお勧めしたい。
(4)宮代町役場スキップ広場
工業技術博物館の職員に教えられ訪問、ここには元東武鉄道のB4形SL、40号機を保存。上記工業博物館のがタンク式の貨物用、ここのはテンダ式の旅客用。屋外でオープンスペース保存のためコンディションはイマイチなのが残念だが、もし上記を訪問されるのであればセットで見学を。
暗くなるのは早いし北関東は寒いし、あとは移動して宿へ。風呂で暖まって早々と寝た。午後からは雨が上がったので助かったが、ハンドルカバーは完全密閉ではないことを失念、夏用のグラブはビチャビチャになってしまった。午後も寒かったらけっこう大変だった。薄手のゴム手袋とか、防水対策が必要だ。
(5)ホンダ
コレクションホール(写真)
これまで来たことがなかった施設、バイクと言う移動手段を踏まえ栃木と言う目的地を考えれば、ここがメインターゲットとなるのかな? やはり二輪四輪コレクションの充実はまずまずのもの、コンディションはいずれも上々。懐かしい車両ばかり、さっと見て回った程度だが2時間かかった。本館のある「ツインリンクもてぎ」は全く施設を訪問できなかったのが残念。また改めて来てもいいな。
夕方にコンサートへ行く予定があり急いで帰宅。時間をシミュレートして行動したので余裕で間に合った。
SDH125でのロングツーリングは5月まで乗っていたYBR125(FI)より疲れると覚悟していたが、そうでもなかった。ちなみに燃費はリッター40km程度、バイパス部分でクルマにくっついて相当なスピードで巡航したのが響いているが、やはりキャブレター車の燃費は劣るなぁ。
総走行距離:約360km