日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】フォードvsフェラーリ

2023-08-31 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 公開時に見逃した作品が国際線機内で観られると言うのは有難い。映像も音響もレベルは比べるべくもないのは止むを得ない。

 ベビーブーマーへの販売拡大を目論み、若きアイアコッカ(のちのCEO)の提案でレース参戦を目論むフォード。M&Aよろしく、経営難に陥っていたフェラーリの買収を目論むが総帥エンツォを怒らせて破談に。代わって、元ドライバーでデザイナーでもある有能なシェルビーに声を掛け、その彼が見出した偏屈だが有能なドライバー・マイルズを軸にレーシングカーGT40の開発を行い、ル・マン耐久に挑む。だがそこから、大企業らしいフォードの意思決定プロセスや社内権力闘争と言う壁が立ち向かう。

 著名カーメーカーの闘いと言うタイトルでありレースシーンでもGT40Mk2と330P3の死闘が描かれるが、巷で評価されるほどそうしたシーンには心動かされなかった。本作で印象に残ったのは、フォードの大企業病や二世(実際には孫)社長の善悪など、企業ガバナンスに関する部分だった。とは言え、興味ある自動車業界の話だからこそ観たのだが。本作は史実と脚色が混在しており、事情通でない自分にはどこが実際と違ったのか、判断つかなかった。

 ちなみに個人的には、GT40と330ならGT40の方が好き。そしてガルフカラーならなおイイ。ガルフカラーと言うと、後年のポルシェ917よりGT40の方を思い出すのだ。

 2023年8月13日 NH232便(ブリュッセル→成田)機中にて

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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(11)ベルリン市内見学、ベルリン→ブリュッセル→東京

2023-08-31 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
8月12日、11日目最終日。午後までベルリン市内を見学の後、ブリュッセル(ベルギー)乗継で帰国する。現地最後の朝食は贅沢して、宿泊ホテルのレストランにて。天井の装飾が素晴らしかった。高雄MRTの美麗島駅を思い出す。(写真上左)

(番外)"https://www.gdw-berlin.de/en/home/">ドイツ抵抗記念館(無料)
 旅程検討段階では気付かなかったが、ホテルから近い場所にも興味深い博物館があって寄ってみた。と思ったら建物の前の慰霊碑には前回の友人との訪問時に行っており、どうやらその後に開館したらしい。
 文字通り、主としてナチズムに抵抗した人々を称え追悼する施設。個人名と仕事が並ぶ。どちらかと言えば縁者向きの施設かもしれない。ただ、民衆ではなく個人のクローズアップ写真を見ると、大勢で括られた中の一人ひとりが浮き上がってくるようだった。

(16)"https://www.berlinstory.de/">歴史防空壕博物館
 本日のメインであり、この旅最後の訪問先。灰色の巨大な塊であるコンクリート製の防空壕の内部を整備し、第二次世界大戦当時の戦況の推移や人々の生活、防空壕の使われ方に留まらずベルリンの都市としての歴史など40以上の小部屋(コーナー)に分けて解説、予想以上のボリュームに圧倒された。場所は違うが、ヒトラーが自決した地下防空壕の自室の再現や、自決直後の壕内の写真などもあった。

(番外)https://technikmuseum.berlin/en/”>ドイツ技術博物館
 上記で見学は終わりと思っていたのだが、前に行った博物館で、Fw200「コンドル」航空機のレストアが進展したのだけ観たいとの友人の希望により、短時間立ち寄り。他を見直す時間の余裕はないため自分は入館せず。首尾はと言えば、残念なことにレストアされたFw200は別の施設に運ばれて展示中とのことだった。残り僅かな滞在時間を割いて行ったのに無念の敗退。

 Uberでホテルに戻ってシャワーを浴び、スッキリして身支度する。レイトチェックアウトでこれができるため、最後はこのホテルに泊まったのだ。あらかた括っておいた荷物を仕上げ、さて帰国。今回は薄手の夏物ばかりだからか、中型(65cm)スーツケースに半分ちょっとしかスペースを使わず我ながら驚いた。それでもワイン3本を買ったので、重さは20kg近い。リミットギリギリの16時5分前にチェックアウト、駅まで引っ張っていくのは面倒なので、空港まで一気にUberで行く。今春にオープンしたばかりというルフトハンザ(LH)セネターラウンジは人も殆どおらずノンビリ、軽く腹ごしらえ。帰りは行きとは別の航空会社で、SN2588便(OO-SSX:A319)までブリュッセルまで1時間ちょっと。機内でCAから「ショートコネクションなのでコレを使って乗り継いで」と、イミグレの優先レーン通行カードを頂き、座席も直ぐ降機できるよう荷物を持って最前部へと指示された。これは有難い。

 おかげでシェンゲンエリア出国は素早く行え、やはりパスポートにスタンプを捺され嬉しい。NH232便(JA880A:787-9)搭乗ゲートには、搭乗開始前に到着できた。JALとは異なり、ANA欧州便の日本行きルートは南回り。ヨーロッパからトルコ、西アジアから少し北上してヒマラヤ山脈の北側を通って北京に至り、日本に向かう。幸い機内食は口に合い、少なくとも今回はJALより美味しく感じた。一方で横配置がJALより一席多い座席はやはり窮屈、まともに正面を向くと隣人と肩が触れ合ってしまい、避けるため常に身体を捻っているとそのうちに腰や肩が痛くなってきた。改めて書いておこう、選択の余地があるのであれば、機材が787(-8/-9どちらも)のフライトではANAよりJALをお選びなさい!そう言えば今回は、アフリカ出張シリーズで効果を感じた腿の下に敷くエアクッションを持参し使用したのだが、往復ともさほど効果を感じなかった。降りても特に脚が痛くならなかったのが、効果なのかもしれないが。(写真上左以外の3枚)

 ブリュッセル便は毎日運航ではないこともあってか、発着は成田。12時間39分かかって到着すると、雨だった。幸いスーツケースも中のワインも無事、京成スカイライナーで日暮里に出て帰宅。ラッキーなことに最寄駅からの道は雨が上がっており、傘を差さずに帰宅できた。
 
 前回のドタキャン騒ぎから10年。友人はようやく念願の各所への訪問ができ、自分も消化できなかった部分にケリをつけることができた。さらに追加で、第一次大戦以降のドイツの動きやナチ、冷戦と言った負の遺産に触れることもできた。訪問した博物館などを数え直す必要ないほど、充実感に溢れた旅の終わり。それは単に数をこなしただけでなく、5年ぶりの友人との旅と言うことも大きかったのだと思う。(おわり)

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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(10)ベルリン市内見学

2023-08-30 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
8月11日、10日目。今日はこの旅で初めて、30度近くまで気温が上昇。ホッとしたけど、それはそれで暑い。

(番外)東ドイツ製特急型気動車「VT18.16」("https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%9B%BD%E9%89%84VT18.16%E5%9E%8B%E6%B0%97%E5%8B%95%E8%BB%8A">wikipedia)(写真上左)
 きょう最初の見学地へ、Zoo駅まで歩き、朝食を摂ってからSバーンで向かった。Lichtenberg駅で下車したところ、見慣れない、しかし明らかに古く華のある列車が留置されており、下車してホームを移動したり、外に出て歩道から写真を撮った。車体に「DR」と書かれている通り、旧東ドイツ鉄道の車両で、同国の威信をかけて1964年から製作されたと言う。長いノーズ、高い運転台は、日本の新幹線0系とも、151系に始まるボンネット型特急電車とも相通じるデザイントレンドを感じさせる。後刻いろいろ調べたが、同駅自体が東ドイツ時代はターミナル駅だったとのこと。今は近郊電車の発着駅にしか見えないが、確かに地下のS/Uバーン駅のホームは、極めて歴史がありそうな雰囲気が漂っていた。

(13)"https://www.stasimuseum.de/en/enindex.htm">シュタージ博物館(10.00EUR)
 ナチ統治時代のいわゆる秘密警察が「ゲシュタポ」なら、分割後の東ドイツに設置された似たような機関が「シュタージ」で、本館はそこに関する内容を、当時の建物の一部に展示する。秘密警察などと言うものは時代や国を問わずやることは似たようなもので、言論統制や反動者の抑圧、拷問など。創設に関ったり組織拡大に「尽力」した人物群や組織構成などについて詳しく、監視の方法とくにカメラや録音、盗聴装置などの実物展示は興味深かった。一方で取り調べや拷問に関する展示は少なく、さすがにバツが悪いのか人道上の背後なのか或いは資料として残されていない闇の部分なのか、ちょっと疑問が残った。

(14)"https://www.ddr-museum.de/en">DDR博物館(13.50EUR)
 Uバーンで中心部に戻りMuseumsinsel(博物館島)駅で下車し地上に出ると、ベルリン大聖堂がドーン(写真上右)。シュプレー川を隔てた向こう岸に、前回時間切れで訪問し損ねた本館がある。有名な自動車「トラバント」を始め東ドイツ時代の種々の製品、風俗風景、ジオラマで埋め尽くされている。同時期の西ドイツ或いは日本の製品と比べるとどうだろう?やはりデザイン的にも、恐らくは技術的にも、ひと世代の遅れは否めない。全てが野暮ったく古臭く見える。西側諸国の発展を知らなければ、きっと庶民は「こんなもの」で生活でき、劣等感にさいなまれることはなかったんだろうか。
 
(15)"https://coldwarmuseum.de/en/">冷戦博物館(16.00EUR)
 ベルリンと言うとどうしても歴史的、政治的な部分に興味が多く、その手の博物館が多いものだから見学先が偏ってしまう。本館は文字通り、東西対立の時代の資料館。ユニークかつ面白いと思ったのは、東西を比較する形での展示が徹底されていたこと。同じころ、東側西側ではそれぞれどうだったかを、ほんの少し目線を動かすだけで理解できる。映像が多かったのも、理解が早くて助かった。そのためか、入館料は少し高めか。

(番外)"https://www.topographie.de/en/">テロのトポグラフィー(無料)
 友人の希望で追加訪問。もとはナチス政権時代の重要機関が入居するビルだった一角で、さすがに建物は取り壊されたが敷地の一辺に沿った基礎部分だけが遺構として残され、その前と新たに建てられた近代的な平屋の建物内にナチスの興亡と犠牲者や抵抗者たちの記録がぎっしり収められている。展示は写真パネルがメインだが、追悼のため個人名の検索システムもあり、日本でも原爆犠牲者や戦没者の検索ルームがあるのと同じ。今回あれこれ施設を訪ねており既に見た写真も多かったが、謀反失敗から10年と経たずにドイツの頂点に立ち、世界を大混乱に陥れたヒトラーとその時代を思うと、その勢いや熱狂し追随した人々のエネルギーに驚きおののくばかり。

(番外)首相官邸跡地
 本日の最期は、これもまた友人の希望で追加訪問した首相官邸跡地。当然ヒトラー時代のである。建物は取り壊されて久しく跡地にはコンクリートのアパートが建てられているが、その敷地内の一角、公園となっているエリアあたりの地下まで壕が伸び、ヒトラーが拳銃自殺による最期を遂げた場所と推定されるとか。かつてはそのことを記した案内板が建てられていたのだが、ネオナチとかの「聖地」として集会が行われたりしたのか、それも撤去されてしまったとこと。先人のブログを辿り恐らくここかなぁと呟けど、爽やかな風に公園の木々が枝葉を揺らすだけだった。

 今日は多くの博物館を訪ねただけでなくブランデンブルグ門(写真下左)、ポツダム広場の「壁」(写真下右)などベルリン名所にも寄り、連日とは違った意味で充実した1日となった。

 InterContinental Berlin 泊
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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(9)ハンブルク市内見学、ハンブルク→ベルリン

2023-08-30 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 8月10日、9日目。今日はハンブルク市内で博物館見学の後、最後の目的地・ベルリンへ移動する。荷物をまとめてチェックアウト、駅前のホテルなので、駅のロッカーでなくフロントに荷物を預けて出られるのが嬉しい。

(11)プロトタイプ自動車博物館(5.00EUR)(写真上段)
 徒歩でアクセス。「地球の歩き方」を読んだ時には気付かなかったが、Google Mapでハンブルク市内を見ていて存在に気付いた。いやココ面白そうじゃん?と言うことで訪問。
 ビルの中ゆえ柱が多く天井が低いのが欠点だが、コレクション内容は興味深い。ポルシェは、シルバーでなく濃色のボディにヘッドライトのリングが妖しい否ユーモラスな「タイプ64」(1939)ほか何台も。NSU車の古いフォーミュラカーもあれば、新しめなところではミヒャエル・シューマッハが最初に乗ったF-1カー「ジョーダン191」(1991)、スーパーカーとしてランボルギーニ・ミウラがあったりと、レアカーと言う共通点を持つ車両が数フロアに分散して並べられていた。

(12)国際海洋博物館(15.00EUR)(写真下左)
 徒歩数分で次の博物館へ。ここは凄かった。海洋博物館と言うことで船のこと全般に渡って展示がされているが、とにかくすごい(素晴らしい)のはスケールモデルの品々。古いビルの9Fまで、帆船時代から現代までの商戦、客船、軍艦の模型が果てしなく並ぶ。一隻一隻を詳細に検分するとしたら、いったい何週間いや何か月かかるだろう。海戦風景や歴代の提督、船長などを描いた重厚な絵などもあり、観るのに集中力が続かない…最後1フロア半を残し、無念の閉館時間となった。

 海洋博物館で予定を1時間以上オーバーしたため、予約していた列車の指定券はパアに。Uberでホテルに戻り、荷物をピックアップして駅へ。次に発車するICEは、先頭車がエコトラベルを主張する緑帯車しかも振り子機構付き「ICE-T」(写真下右)。道中では振り子機構の動作を感じられた気がしたが、友人は判らないとの感想だった。とすれば、期待し過ぎの気のせいだったのかもしれない。

 ベルリンまではノンストップ。久々に中央駅に降り立ち、再びUberを使ってホテルへ直行した。旅も大きなトラブルなく、ついに最終目的地までやってきた。

 InterContinental Berlin 泊

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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(8)キール(ラーボエ)・ドイツ海軍記念館およびUボート記念館

2023-08-30 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 8月9日、8日目。ハンブルクから日帰りで北部の港町・ラーボエを訪れる。ここは、入り江の奥まった港町キールへの玄関口。
 ハンブルク中央駅から電車でキールへ。何故か途中でスローダウンが続き、30分延着。駅前からのバスで乗車方向を間違え、都合1時間のロスで終点ラーボエに着いた。キールではストックホルム行フェリーが見え、乗りたくなる。
 バス停近くはヨットハーバー、土産物屋やレストランが並ぶが、目的の施設まで1kmほどは砂浜で、歩道が伸び気持ち良く歩ける…風がなければ。とにかく強い風、気温も低く、体感温度は10℃ちょっとか?本当に今は8月か。

(10)ドイツ海軍記念館およびUボート「U-995」博物館(2館セットで13.00EUR)(写真上右)
 本来は戦没者慰霊塔として建てられた塔の内部に、ドイツ海軍に関する資料や模型が展示されている。塔の最上部に展望台があり、エレベータがあるにも関わらず階段で昇ったためたいそう疲れた。展望台からの眺めは素晴らしいが、風と寒さで1分しか居られず。
 上記施設と向かい合う形で、VIIC型Uボート「U-995」が陸上固定されており、内部を見学できる。上記とセット料金がおトク。先日ブレーマーハーフェンで見た潜水艦より古い設計のため、内部随所の違いが解った…友人の説明で。

 なにか魚料理を食べたいとバス停近くの店で良く解らぬままオーダーしたら、大きなヒラメのフライだった。タルタルソースが旨く、ビールが進むが、1本にしておく。当地のトイレは大抵1回0.50ユーロかかる。最近の近郊列車ではトイレなし車両が増えており、ちょっとリスクがある。
 一人ではここまで足を伸ばすことはなかったろう。行きたいと言った友人に感謝。今日は早目に終了、ハンブルク市内見学はやめてホテルで休養した。

 Reichshof Hotel Hamburg 泊
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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(7)ムンスター・ドイツ戦車博物館見学

2023-08-29 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
8月8日、7日目。パンツァー・フォー!今日は友人にとってのメインイベント・ドイツ戦車博物館見学。
 
ハンブルク中央駅構内で朝食し、まずはUelzenへ。10分ちょっと遅れて到着、乗り換え列車のホームに行ったがいない!接続を取らずに発車したのか、運悪く昨日から工事で区間運休で代行バスに間に合わなかったのか。次の便だと着くのが2時間遅くなるため、売店の兄ちゃんに頼んでタクシーを呼んで貰い35kmをタクシーで。結局1時間遅れで到着。道中の景色が良かった(写真上左)。

(9)ドイツ戦車博物館(10.00EUR)
 コレクションの八割はドイツ物だが、第二次大戦期を中心に現代までの戦車や自走砲などをコレクション。現代のモデルには実際にいまウクライナ・ロシア衝突に供与されている物もあり、兵器としての現実味を感じた。えっ感想それだけ?いっぱいあり過ぎて、何が何やら解らないんだもの。写真は撮りだしたらキリがないので、アニメ「ガールズ&パンツァー」(通称ガルパン)に登場する車種を撮った。
 (上右)(右より)大洗女子学園あんこうチーム用ドイツ四号、プラウダ高校用ソ連T-34、サンダース学園用アメリカM4シャーマン
 (下左)黒森峰学園用ドイツ「ティーガーⅠ」ただしFRP製レプリカ…
 (下右)大洗女子学園生徒会チーム用ドイツ「ヘッツァー」、背後はティーガーII号通称「ケーニッヒティーガー」、日本ではキングタイガーとかK虎とも呼ばれる。

 風が強く、流れてきた雲で豪雨になったり青空になったりの繰り返し。帰りは駅まで歩き、列車+代行バス+列車。乗り継ぎが悪く、代行バスが着いたら目の前で列車が出発する非情で、ハンブルクまで3時間掛かった。旅のメインノルマをこなせ、やれやれといった感じ。
 
 Reichshof Hotel Hamburg 泊
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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(6)ハイデルベルグ→ハンブルグ、ヴィルヘルム・バウアー(Uボート)博物館

2023-08-29 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 8月7日、6日目。今日は長距離移動と見学1ヶ所。まずICEを乗り継いでブレーメン、早朝から開いている駅構内の売店でサンドイッチ(パニーニ)を1つとオレンジジュース1本がほぼ日課となっていたが、今朝はICEの似たようなメニューだが食堂車で摂る。大聖堂のあるケルンでスイッチバックした。友人は列車に乗ると直ぐに居眠りを始めるが、自分は景色を見飽きない。おかげで、持ってきた本は一向に消化されない。ちなみにICEの車両は最高速度を抑えた廉価版「ICE4」が大量に配備されている(写真右下以外)。
 ブレーメンで荷物をコインロッカーに入れ、待ち時間に駅前で昼食。ローカル電車でブレーマーハーフェンへ。前にドタキャンされて一人で来たが、まさか再訪するとは思わなかった。

(8)ヴィルヘルム・バウアー(Uボート)博物館(4.00EUR)(写真右下)
 駅前から何系統もある路線バスに迷いながら乗ると、少し走って海が見えた。南部のミュンヘンから北部のブレーマーハーフェンまで来た!海沿いのプロムナード越しに潜水艦が見え、1停留所乗り過ごして下車。風が猛烈に強く、寒い。
 Uボートにも幾つかタイプがあり、本艦は第二次大戦末期に登場したXXI型、もっと早く完成していれば戦況は変わっていただろうという能力を存分に発揮できぬうちにドイツは敗れたという悲運の艦とのこと。艦首から艦尾へ、魚雷室や寝室、厨房に機関室、操艦室と見てゆく。狭い艦内を記録するのに、現用のOPPO Reno7Aの超広角モードは便利。友人の代わりに撮影してあげる。

 気温が15度くらいなのに加え強風のため、半袖しか持ってこなかった友人に長袖ジャケットを買うことを進言、潜水艦前に展開する大きなショッピングビル内で買い物。その裏(と言うかそちらがメインのプロムナード)からバスで駅に戻り、ローカル列車でブレーメンへ。荷物をピックアップすると、今日の目的地ハンブルクまではICEで1時間で着いた。当地のホテルも、中央駅を出れば建物が見える位置。やはり風が強く、寒い。

 Reichshof Hotel Hamburg 泊

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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(5)ジンスハイム・自動車・技術博物館

2023-08-29 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 8月6日、5日目。過去2日は1日2館を訪問したが、今日は1日かけて1館を観尽くす意気込み。雨が降ってきたのは残念。ホテルで朝食を摂り、Sバーンで出かける。

(7)自動車・技術博物館(21.00EUR)(写真)
 事前の調べでは乗り換えなしで行けたのだが、実際に乗ってみると1駅手前のSinsheim((Elsenz)乗り換え、この僅かな手間がうっとうしい。駅のホームから博物館の建物の屋上に展示された航空機群が見える。とにかくここのチャームポイントは、超音速旅客機「コンコルド」とそのロシア版ツポレフ144(通称コンコルドスキー)が縦列に機首上げ姿勢で展示されているところ。前から、後ろから撮影(写真上段)。どちらも機内に入れるが、大混雑かつ狭い客室に入るのを待つ間は強風に晒され、なかなかの苦行だった。
 航空機は屋外、館内は自動車や軍用車両、レーシングカーなどが置かれ、まともに見て行ったら絶対に1日では終わらない。さして詳しくない自分でさえこのザマなので、マニアが行ったなら見尽くすのに2,3日は掛かる。どうぞ隣接のホテルへ♪
 プロストやマンセル、シューマッハなどの乗ったF-1カーも良かったが、ランチアストラトスと037ラリーの展示が胸アツなのだった。ストラトスはアリタリアカラーで見たかったけど。

 予想通り、かなり手抜きして観たものの夕方までたっぷり掛かり、いささか疲れた足を引きずりながら朝きた道をホテルまで戻った。ホテル横のカフェで、日曜夕方のみタイ料理が出せるというのを食べてみたらめっぽう旨かった。

 ibis Heidelberg Hauptbahnhof 泊

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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(4)シュトゥットガルト~ポルシェ博物館、メルセデス=ベンツ博物館

2023-08-28 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 8月5日、4日目。今日は移動→見学→移動と忙しい。早朝のICEに乗りシュトットガルトへ。駅のコインロッカーにスーツケースを押し込み、身軽になってSバーン(近郊電車)に乗り込んだ。

(5)ポルシェ博物館(10.00EUR)(写真上段)
 Neuwirtshaus(Porscheplatz)で下車。駅名に「ポルシェ広場」とある通り、駅の目の前に博物館の建物。その向こうには工場が。玄関前には最新モデルが並んでお出迎えだが、さして興味はない。
 入場すると、楕円状にフロアを上ってゆく感じで見学ルートが展開するが、意外なことに創業当初のモデルが殆ど見当たらない。一方でやはりと言うか、911以降のモデルは結構な数がある。ナローにRSにRSR、そして917や930ターボ、935に959ラリー仕様。この辺りが自分も関心を持って眺めていたモデルなので、ちょっとテンションが上がる。逆に言えば、誰でも目にすることのできたモデル以外わかっていないシロートだと言うことでもある。
 見学途中で火災報知機が出され、真剣な指示で全員退館。建物からも離れるよう誘導され消防車が駆け付けたが、結局は誤作動だった模様。戻って良いとの指示で一目散に館内へ、おかげで人の入らない写真を撮ることができた。

(6)メルセデスベンツ博物館(12.00EUR)(写真下段)
 来た道を引き返し、中央駅で乗り換え、Neckarpark下車、ここから数百mで特徴ある博物館の建物が見える。と、車は乗り入れ禁止なはずの建物前に自分の愛車の原型となったオペル・カデットC(ただし4ドアセダン)が!入館はそっちのけで観察。さ、満足したので帰ろう…冗談です。
 ポルシェ博物館とは対照的に、100年以上の歴史を誇るベンツ社そしてダイムラー社それぞれの製品が延々と続く。申し訳ないがオールドスタイルモデルで見たいのは、ヒトラーも愛用した「グロッサーメルセデス」(メルセデス・ベンツ770)だけなんだ。そのグロッサー、展示車の中には「里帰り」した昭和天皇の御料車も含まれており、朱塗りに菊の御紋章が輝いていた。
 そして多種多様なレースカーは、レーシングコースのバンクを模したフロアにパレードランのように並べられ、展示の高度差により多くの車両が見られる。古くは戦前の「シルバー・アロウズ」軍団、近年ではDTMの190E2.5Evo.とか、グループCのザウバーメルセデスとか。面白いところではトラックレース用のトラクタも。
 やはり企業としての年数や車種数など、ポルシェとは規模の違いを見せつけられた気がした。友人は、予期していなかったC111の実車に大コーフンの態。

 同じ道を中央駅まで戻り、荷物をピックアップしてICEに乗車。予定より早くかつハイデルベルグを通る通る列車だったため、乗り換えなしで今日の目的地に着くことができた。ホテルは駅横、部屋の窓からホームの駅名標や一部の電車が見える好ロケーション。

 ibis Heidelberg Hauptbahnhof 泊

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2023年8月2~13日 【旅行】リベンジのドイツ(3)ミュンヘン~ドイツ博物館-交通センター分館、本館

2023-08-28 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
8月4日、3日目。最初の見学先が近く出発時刻に余裕があるため、ホテルで朝食に変更。小雨が上がるか上がらないか。

(3)ドイツ博物館-交通センター分館(8.00EUR)(写真上段)
 ホテルから徒歩20分弱、敷地入口には可愛らしいAEG製凸電と急勾配用電機が置かれ、気分が盛り上がる。
 交通とはあるが陸上交通すなわち自動車自転車と鉄道ばかり、もちろん異存はない。特定メーカーに偏らず多種多様な車両が展示され、これまで見た記憶の無いハインケル製三輪車「バブルカー」や丸っこい車体と天窓が印象的なケースボーラー社製バス「セトラ S11」などが印象的。鉄道車両では古いベルリンSバーンや試作車ICE V、ケーブルカーなど多種多様。単なる車両展示に留まらず、旅という文化の起こりや発展についても説明があるところが素晴らしかった。

(4)ドイツ博物館-本館(15.00EUR)(写真下段)
 本館を差し置いて先に分館を見学するなど失礼極まりないが、関心の向きがそちら方面なので致し方ない。UBERで移動。
 歴史とか生物とか文化、そういった展示かと思っていたが産業や科学系の展示が多いのは有難かった。意外なほど充実していたのが航空関係、すべてシュライスハイムかと思っていたらさにあらず。Ju-52は他でも見ているが、これは知らなかった!の前進翼機・HFB320 ハンザジェットとか、ビジネスジェットGrob G180とか、航空機用エンジンとか。ここでかなり(と言うか大半の時間)引っ掛かっていたので閉館時刻までに観終えることができず、1フロアを残して終了。

(番外)ビュルガーブロイケラー
 ここも友人の希望で追加。その名でGoogle Mapを検索しても出ては来ない。検索するなら「ガスタイク」、ミュンヘンフィルハーモニーの本拠地ホールとなる。この敷地にはかつてビヤホールがあり、ヒトラーが定期的に演説をし、爆薬を仕掛けられ間一髪で難を逃れた場所。広い敷地の中に記念プレートがあるとのことで、先人のブログの写真を見ながら探して見つけた。ドイツ博物館からは徒歩10分ほどだった。

(番外)ホフブロイハウス
 ガスタイクからRosenheimer Platzまで歩き、SバーンでMarienplatz下車、旧市庁舎など歴史的建造物を見つつ人混みの道をミュンヘン一のビヤホールへ。今夜のビヤホールは自分の希望、これまで訪れたことのなかったビヤホール、連れがいた方が楽しめるので希望した次第。今夜もビールと肉料理。
 飲み終わってホテルまで2kmほど、酔い覚ましの散歩がてら歩いたが、たいてい友人はナビを間違える。Google Mapも事前検索で印刷までできるのに、リアルに携帯端末だと指示が理解できないケースがあるとは思わなかった。

 Flemings Hotel München-City 泊
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