日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2018年5月9日 【デジ物】さらば、コンパクトデジカメ

2018-05-31 20:36:15 | PC&デジ物、ホームページ
 衝撃的な製品だった「QV-10」以来の伝統がついえることになりました。カシオが「コンパクトデジカメ市場からの撤退」を発表したのです(決算説明会資料)。

 ここ数年、一眼レフやミラーレス一眼の好調とは対照的にコンパクトデジカメは衰退の一途。iPhoneを始めスマホで相当なレベルの写真が撮れるようになったので、プリントしたり大伸ばししたりするカメラ愛好家でなければこれらで十分ですよね。

 旅に持ち歩くのに大きなカメラを頑なに拒否してきた私、カシオのEX-H10も2台目を譲り受けましたが、実は譲り受けて直ぐに動作不良になってしまっていたのです。恐らくは殆ど使われておらずズーム部が油切れ状態のところ、頻繁に使うようになったのに耐えられず壊れたのではないかと。そしてガラケーからスマホに乗り換えたのを幸い、年越し旅行からはスマホで写真を撮っています。画角、画質、いろいろ制約はあるけれど、その範囲で最高の写真を撮れるよう工夫すれば良いと割り切りました。おかげで荷物からカメラ、充電器、ケーブルが減りました。

 自分の割り切りと好きな会社の撤退、近い時期に一致したものだと感慨深いです。
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【映画】リズと青い鳥(2回目)

2018-05-31 06:43:35 | 本・映画・展覧会

 絵柄に惹かれ前売券を二枚買ってしまったので、二回目を観に行きました。今回も「LIVEZOUND」上映。とにかく、終盤のオーボエソロシーン待ちです。3週目特典にイラストカードつき。

 やはり、繊細な映画だなと思いました。イントロからずっと続くシンプルなピアノの音が印象的。続いて(並んでではない)歩く2人の足音は滅多に揃うことがない。ストーリーは判っているのに、やはり観ていて緊張します。

 そしてオーボエソロシーン、次第に周りの音は聞こえなくなり、オーボエの音だけが聞こえるようになるのは、誰かの意識を表しているようで。ソロが終わった瞬間、ふーっと大きく息を吐いてしまいます。

 リラックスして見られる映画ではないけど、本当に細部まで気の配られた作品だと改めて感心しました。

 公式サイト:http://liz-bluebird.com/

 2018年5月8日 川崎・チネチッタにて

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2018年4月27日~5月6日 【旅行】コーヒー買い付けに?中米周遊(9)

2018-05-30 06:18:09 | 旅行・ハイク&ウォーク
 5月5日、日本へ向かいます。フライトが午後なので、朝イチでアメリカン航空設立の「C.R. Smith Museum」へ。ここは昨日とは対照的に、アメリカン航空の企業博物館の色合いが濃いです。実機は一機のみ、しかしピカピカに磨かれた名機DC-3で、機内にも入れます。時間を気にしながらだったので1時間半で出ましたが、真剣に見たら3,4時間はかかるんじゃないかな。また乗り継ぎで時間があるようだったら、再訪しても良いと思いました。

 ガソリンを満タンにしてレンタカーを返却、出発検査の手荷物検査で珍しく荷物が引っ掛かりました。コーヒー豆が麻薬検査に引っ掛かったようで、係員が慎重に試薬を使ってチェック。TSAにしては珍しく丁寧な接遇の人でした。ファーストクラスラウンジは改修工事で閉鎖中。どうも昨日からダラスはついていないな…JL7011/AA61便(N790AN:777-200)で12時間46分かけて翌6日に成田到着です。

 例によって最後にひと仕事、乗継割引を利用して札幌往復の予定でしたが、韓国釜山の濃霧の影響で札幌行き機材の手配が付かず2時間近い遅れ。それだと今日中に東京に戻れません。国際線航空券の部分払い戻しと、別途購入の国内線航空券の全額払い戻しを受け、格安バスで東京駅へ。拍子抜けするほどバスも道路も空いていました。

 そして夕飯を食べようとしたら財布が見当たりません。帰宅して荷物を全部バラしても見つかりません。最後に使ったのはダラスのガソリンスタンド。はぁ、シェルとダラーレンタカーとアメリカン航空あたりに英文で問合せしなくちゃ…常用のクレジットカードが全滅したのが痛いです。最後にドタバタな中米旅行になってしまいました。中米は残り3カ国、来年またGWに行って仕上げるか他のエリアにしようか、迷います。(おわり)
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【本】林 望著 「往生の物語 -死の万華鏡『平家物語』」(集英社新書)

2018-05-29 20:48:28 | 本・映画・展覧会
 著者はなんと、あのリンボウ先生。英国に造詣が深いだけでなく平家物語に関する著書があったとは。

 平家物語の解説本は山ほどでていると思うが、本書はあまたの登場人物の「死に様に焦点を絞り、そこに見える人間性を解説しているのがユニーク。一人一章、全部で十数章。なるほど、そういう切り口でも読めるわけだ。そういう切り口で読むと、好みの登場人物が変わるかもしれませんね。

 で、困ったことに私は平家物語をきちんと読んでいなかったことに気付きました。いかん、勉強しなければ。

 2018年5月4日 グアテマラシティ空港ロビーにて読了
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2018年4月27日~5月6日 【旅行】コーヒー買い付けに?中米周遊(8)

2018-05-29 06:05:02 | 本・映画・展覧会
 5月4日、帰途に就きます。と言っても今日はダラスまで。航空券購入時点では1日後の出発でそのまま成田行きに乗り継いでいたのですが、フライトスケジュールが変更になり僅か数分、最低乗継時間(MCT)を満たさないことになり。結局グアテマラ発を丸1日早めることになったのでした。さらば中米、AA1188便(N964NN:737-800)で2時間59分。

 ダラスで丸1日あるので、レンタカーで航空博物館めぐりをします。今日は雨。砂漠のテキサスで安定の雨男か?コンクリ舗装の道路は滑ります。信号で停車したらABSが効きました。おーと思ったら、後続車が止まりきれずにコツン。あれ、何かぶつかった?程度の衝撃でシートベルトもロックしませんでしたが、バンパーに少し傷が付いたので相手の情報と、取り急ぎの賠償金を現金で貰いました。

 (先日エンジン爆発事故でお騒がせの)サウスウエスト航空(SW)が設立した「最先端航空博物館(Frontiers of Flight Museum)」へ(写真)。SWと言えばボーイング737。シリーズのうち2機種のほか、軍用機や珍しい小型機、昔の機体まで幅広く展示されていました。そしてホテルへ向かうのに大幅に道に迷い…カーナビレンタルをケチり、SIMもレンタルルータも入手せず、事前に印刷したgoogle mapに従って走ろうとしたのですが曲がる場所を通り過ぎ、リカバリーに失敗し彷徨うこと2時間、おかげでダラス/フォートワースの光景を堪能できました(^^;

 Holiday Inn Las Collinas泊
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【本】木村 敏著 「時間と自己」(中公新書)

2018-05-28 19:51:09 | 本・映画・展覧会
 通勤電車で読もうと一度はカバンに入れたが、難しくて仕事の行き帰りに読むとストレスが溜まるため取り出し、旅先で読むことにした。旅先って飛行機の待ち時間やら飛行中など、割とまとまった時間が取れるものなのです。もちろんホテルやカフェ、公園などで読んでもいい。ただし荷物を持ってかれないよう気を付けて。

 最初の章は「もの」と「こと」の関連性を示すが、延々と言葉遊びをしているようで読み辛くペースが上がらなかった。後の章で分裂患者、抑うつ病患者、癲癇(てんかん)患者それぞれにおける時間の概念(とらえかた)の解説があり、ははぁそういう風に認識するものなのかと感心した。それを知っていないと会話が成り立たない惧れもある。著者(精神科医)の面目躍如。

 本書を読んで時間を大事に(有効に)使う方法などは得られないが、日常の生活で大抵の人は追われている感じがするであろう「時の流れの認識」って何なのだろうと、ちょっと立ち止まれた気がする。

 2018年5月4日 グアテマラシティ空港ロビーにて読了
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2018年4月27日~5月6日 【旅行】コーヒー買い付けに?中米周遊(7)

2018-05-28 06:50:24 | 旅行・ハイク&ウォーク
 5月3日、実質最終日にようやくグアテマラシティ散策です。今回、空港近くにホテルを取ったのは大正解だったなあ。ただし周辺に食堂がないので夕食には困りましたが。

 著名観光地そっちのけ、タクシーで向かったのは鉄道博物館(写真)。もはや鉄道は走っていませんが、往時の中央駅を利用した割と大きな博物館があります。蒸気機関車、ディーゼル機関車、木造客車、軌道巡回車などの実車多数と駅員の制服や保線作業用具など。これでグアテマラに思い残すことなし。

 鉄道博物館から観光の中心、中央広場まで、メインのショッピングストリート「6a Av.」を2kmほど歩いてゆきました。高級ブランドは少なく、庶民的でも屋台よりはずっとハイセンスな店が中心。靴と衣料品の店が多かったです。そして中央広場、お祭りなのかいつもそうなのか、人でぎっしり、そこら中に屋台や大道芸人。隣接する宮殿前には警官がずらり、何かあるようで内部見学はできず。隣の大統領官邸前にも警官がずらり。

 もう少し街を彷徨ったあとタクシーで、ホテルのスタッフがお勧めのZona(Zone)16「Paseo Cayala」へ。市街地の外れに作られたアウトレットモールみたいなところでした。確かに街の喧騒は逃れられたんだけど、作り物の町並みに高級ブティック、趣味じゃないんだよなぁ…一瞥して訪問の最後、国立考古学民族博物館へ。閉館時間が近く30分ちょっと急ぎ足で観ましたが、マヤ文明のあれこれが展示してあり良かったです。

 明日も早朝の出発なので、今日のうちに荷造りはあらかた済ませてしまいました。今回は1週間の荷物を機内持込サイズのスーツケースとデイパックに収めることができ、我ながら上手く纏められたと思います。

 Hotel Villa Tuscana泊
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【本】田中淳夫著 「森と日本人の1500年」(平凡社新書)

2018-05-25 20:50:55 | 本・映画・展覧会
 実は終戦直後あたり、日本は禿山だらけだった。その後の植林の結果、今のように緑の山が甦った。ただしそのやり方が良かったかどうか。

 身近なようで身近でない山林。本当の原生林はなく殆どは人工林であること。植林に用いられた樹種とその理由。日本の林業、木材業の特徴と欠点。国内で唯一と言って良いほど見事なシステムである吉野の林業。理詰めの話もあるのだが難しさを感じることなく、一気に読み終えてしまった。

 ひところ、枝打ちボランティアとかしてみたかったんだよね。流石にもう身体がキツくて無理かな。何にしてももう少し、放置されている日本中あちこちの森林に人の手が入ればなあと思う。

 2018年5月2日 グアテマラ・アンティグア「十字架の丘」にて読了
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2018年4月27日~5月6日 【旅行】コーヒー買い付けに?中米周遊(6)

2018-05-25 06:56:21 | 旅行・ハイク&ウォーク
 5月2日、今日はグアテマラシティの郊外にある古都・アンティグアへ。観光要素としてはグアテマラシティより上のようです。空港から乗り合いバンがあるので、今日も空港近くのホテルに滞在して正解なのです。途中で渋滞して1時間半くらいかかりました。

 石畳の町に低い家並み、うーん、どこかで見た雰囲気…キューバのトリニダーかな。あそこより道路幅が狭く、町中に教会そしてカフェやホステルの軒数が多い。ほぼ格子状に道路が廻らされており、ガイドブックの地図1枚で十分。ランチにカレー屋に入ったのが旨かった!主人は父親がオランダ人、母親がインドネシア人だと。

 市街地から15分ほど歩くと小高い山の中腹斜面に十字架が建てられており、周辺が園地になっています。ここから、ささやかな町並みを一望できました(写真)。風に吹かれてしばしうたた寝…のんびりした時間が過ごせました。

 夕方の空港行きバンで戻りホテルで降ろして貰いましたが、ドライバーが失念し通り過ぎてしまい、次のポイントまで行って引き返し。自分の宿の位置を把握していないとコワいことになります。

 Hotel Villa Tuscana泊
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【本】大田昌秀著 「沖縄、基地なき島への道標」(集英社新書)

2018-05-24 20:16:57 | 本・映画・展覧会
 学者であり沖縄県知事も務めた著者は沖縄に関する著作が何作もある。どれにするか迷ったがさしたる理由なく本書をチョイス。

 本書は琉球王朝時代の話、戦前の話には必要最小限のことしか触れず、戦後の占領から返還、その後の基地問題と辺野古問題について書かれている。新しい著作ではないため辺野古問題は場所選定くらいまで。

 日本の米軍基地が沖縄に集中している事実は広く知られていると思う。本書では一歩進め沖縄本島内の各自治体の面積に占める米軍基地の割合も出されており興味深い。嘉手納って町の85%だったが基地だって。少ないところでも3割とかが基地になっている。沖縄本島内をクルマやバスで走ると「軍用地買います」と言う珍しい看板を見ることがある沖縄の特徴は、それら基地の土地が国の所有でなく、民間に地主がいて(多くはないようだが)使用料が支払われていること。

 基地存在の必要性は、軍としての機能上どうかと言う話が一つ、あと地元への経済的影響がどうかと言う話も無視できない。それらを冷静に分け書いてある点は評価できるが、軍としての必要機能に関してはより専門的な分析を読んでみたい。「実は経済的にも基地の貢献度は高くない」と言う本書の主張は興味深かった。

 2018年5月1日 サンサルバドル空港ロビーにて読了
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