「ぐるっとパス」を使っての社会科見学、今日は都内へ。
(1)印刷博物館(写真左上)
先週行ったばかりの後楽園だが、水道橋駅からだとドームを通り越した方角にあるため本館へは行かなかった。トッパン印刷本社ビル内しかも大々的にスペースを取り、業界のリーダーであるというプライドが伺える。
印刷前史を紹介するエントランスを通り展示室に入ると、印刷物の歴史と印刷技術の進歩についての解説が充実。細かな所まで見ていたら、たぶん半日はかかりそう。立派だったのは、トッパンの社史とかに触れられたコーナーがなかったこと。自社PRがあっても不思議ではないのに。
(2)旧岩崎邸庭園(写真中上)
三菱財閥の岩崎弥太郎の長男で三菱3代社長であった岩崎久弥の旧邸。残されているのは洋館と和館の一部、それに撞球場だが当時の栄華は十分に伝わってくる。建物や内装の立派さより、それを建て維持する財力、その源である政界との蜜月ぶりが気になって仕方ないのだった。
(番外)堀切菖蒲園(写真下左)
京成上野駅から京成線で堀切菖蒲園駅下車。ここはパス対象施設ではない(と言うか無料)のだが、開花時期を待って訪問したく、本日の行程に組み入れた。期待に違わず見事な開花、あまり広くはないが綺麗に整理された株とそれらを巡る通路、ここが無料とは。有難いが、葛飾区はサービスし過ぎなのでは。以前のように都の管轄に戻して有料にするか、区民無料で外来者は都の公園並(150円)の入場料を取った方が良いのではなかろうか、せめて開花時期だけでも。
(4)向島百花園(写真右)
堀切菖蒲園から歩いて荒川を渡り、東武の堀切駅から東向島駅へ。園えは東武博物館(写真中下)の脇を抜けてゆく。過去に訪問済みではあるがここの見学も工程に入れ、もっと早く家を出れば良かったな。百花園は花より緑が主、細かな種類まで確かめる気にはならないが、幾筋もある園内通路をのんびり散策していると穏やかな気持ちになる。オナガが数羽、ふわふわと園内を行ったり来たり。ツミも営巣しているそうで、おかげでカラスが近寄らないのだとか。閉館まで1時間近く、呆けていたらあっという間に時間が経った。園内の池の向こうにスカイツリー。
見学を終え、少し歩いた停留所から都バスで日暮里駅に出て帰宅した。