日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2024年6月13日 大人の社会科見学・都内の公園3つプラス1

2024-06-28 20:00:00 | ノンジャンル

 「ぐるっとパス」を使っての社会科見学、今日は都内へ。

(1)印刷博物館(写真左上)
 先週行ったばかりの後楽園だが、水道橋駅からだとドームを通り越した方角にあるため本館へは行かなかった。トッパン印刷本社ビル内しかも大々的にスペースを取り、業界のリーダーであるというプライドが伺える。
 印刷前史を紹介するエントランスを通り展示室に入ると、印刷物の歴史と印刷技術の進歩についての解説が充実。細かな所まで見ていたら、たぶん半日はかかりそう。立派だったのは、トッパンの社史とかに触れられたコーナーがなかったこと。自社PRがあっても不思議ではないのに。

(2)旧岩崎邸庭園(写真中上)
 三菱財閥の岩崎弥太郎の長男で三菱3代社長であった岩崎久弥の旧邸。残されているのは洋館と和館の一部、それに撞球場だが当時の栄華は十分に伝わってくる。建物や内装の立派さより、それを建て維持する財力、その源である政界との蜜月ぶりが気になって仕方ないのだった。

(番外)堀切菖蒲園(写真下左)
 京成上野駅から京成線で堀切菖蒲園駅下車。ここはパス対象施設ではない(と言うか無料)のだが、開花時期を待って訪問したく、本日の行程に組み入れた。期待に違わず見事な開花、あまり広くはないが綺麗に整理された株とそれらを巡る通路、ここが無料とは。有難いが、葛飾区はサービスし過ぎなのでは。以前のように都の管轄に戻して有料にするか、区民無料で外来者は都の公園並(150円)の入場料を取った方が良いのではなかろうか、せめて開花時期だけでも。

(4)向島百花園(写真右)
 堀切菖蒲園から歩いて荒川を渡り、東武の堀切駅から東向島駅へ。園えは東武博物館(写真中下)の脇を抜けてゆく。過去に訪問済みではあるがここの見学も工程に入れ、もっと早く家を出れば良かったな。百花園は花より緑が主、細かな種類まで確かめる気にはならないが、幾筋もある園内通路をのんびり散策していると穏やかな気持ちになる。オナガが数羽、ふわふわと園内を行ったり来たり。ツミも営巣しているそうで、おかげでカラスが近寄らないのだとか。閉館まで1時間近く、呆けていたらあっという間に時間が経った。園内の池の向こうにスカイツリー。

 見学を終え、少し歩いた停留所から都バスで日暮里駅に出て帰宅した。

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【写真展】パーカー倶楽部  第7回写真展

2024-06-28 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 川崎図書館に行ったら、階下のギャラリーで写真展をやっていたので覗いてみた。パーカーとあるので万年筆に関係あるのかと思ったが、どうやら臨海部に工場のある日本パーカライジング(株)社のOBが中心のサークルらしい。

 作品一点ごとに作者のコメントがつけられ、どういう意図で撮ったかが解るのはありがたい。それが自分の感覚と合うかどうかは別として、そういう考えで撮るのかという気付きがある。その一方で撮影データはなく、やたら技術を云々するより感性重視の雰囲気なのかなと思った。

 OBで構成されたクラブと言うことで、定年後の愉しみと言うことなのだろうか。新しい会員が入って来なければ高齢化が進み、たぶん活動の中心人物がいるだろうからその方が活動できなくなると自然消滅というリスクがあるように思う。今後も写真展を開催できるよう祈ります。本稿の写真はなし。

 2024年6月13日 川崎・アートガーデン川崎第3展示室にて

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【本】吉岡圭子著 「鉄道と愛国-中国・アジア3万キロを列車で旅して考えた」(岩波書店)

2024-06-27 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 タイトル通り中国を筆頭にベトナム、ラオス、タイ、マレーシア、インドネシア、インド、ハンガリー、韓国、香港の鉄道に乗ったり取材してきた著者が思うことをまとめた書。歳も殆ど変わらず各国鉄道に対するイメージが近いためか、著者のスタイルが「乗り鉄」であるためか、書かれていることの多くに納得したり共感した。

 高速鉄道の売り込みに当っては、あくまで採算ベースの日本と政治的思惑から採算度外視の中国、それに今後は韓国とアジア内だけでも3カ国が名乗りを上げる。しかし日本は冷静と言うか商売っ気がないと言うか、はたまたセンスが足りないのか、どうも上手くゆかないケースが多いように思えてならない。

 本書で異端なのはハンガリーだが、ここでも中国の影がちらつく。もしアフリカを取り上げたなら、それはより露骨なものになるだろう。著者には本書のアフリカ編を上梓いただきたい。そう言えば本書では、フィリピンが取り上げられていないねえ。

 海外で鉄道に乗車した時は、その車両がどこ製なのかが気になる。メーカーや製造国を知って不愉快になることもあるけれど、だからと言って乗車を取り止めることはない。本書を読み、またアジアの鉄道に乗りに行きたくなった。

 2024年6月12日 米子市のホテルにて読了

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2024年6月9~12日 【旅行】隠岐島前3島+大山山麓周遊(4)大山周辺ドライブ

2024-06-27 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 6月12日、4日目最終日。今日は昨夜飲んだ友人がクルマを出してくれ、大山(だいせん)山麓をドライブする。その前に朝の散歩で、ホテル近くの公園に保存されている古い客車(日の丸自動車法勝寺線フ50)を見に行く。1887年英国製で、現存する日本最古の客車なのだそうだ。あいにく公園が整備工事中で間近まで近寄れなかった。そして9時過ぎに出発。回って頂いたコースは以下の通り。

ホテル

キナルなんぶ(日ノ丸自動車法勝寺線デハ203保存車)

植田正治写真美術館(休館)

地蔵滝の泉

本宮(ほんぐう)の泉

天の真名井(あめのまない)

妻木晩田(むきばんだ)遺跡

大山池野営場

道の駅 蒜山(ひるぜん)

鬼女台展望台

鍵掛峠展望台

大山まきばみるくの里

地元スーパー「まるごう」

米子鬼太郎空港

 市内を抜ければ道路はどこも空いており、おまけに今日も好天気。なんでバイクじゃないんだ―!と元々がバイク繋がりの友人に散々グチられる。申し訳ありません…改めてレンタルバイクを予約して出直そうかねぇ。

 米子空港まで送って頂き、コンビニで缶ビール(友人はノンアル)と惣菜を買ってロビーでプチ宴会、ターミナルがら空きの時間帯だったのでまあ良いでしょ。昨日今日とお世話になりました、色々な話もできて本当に楽しかった。お土産も有難うございました。NH390便(JA215A:A320)で羽田まで1時間4分はあっという間。

 大波乱のスタートだったが終わってみれば目的はすべて達成できた。やらかしてくれたレンタルバイク業者との補償交渉はこれから、期待できないが粘り強く主張し補償を求めたい。(おわり)

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【写真展】堀内洋助 「再生の原風景-渡良瀬遊水地と足尾-」/Prashant Panjiar 「Indiaisms」

2024-06-26 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 写真月間と言うことで、1会場にで「SDG's」と「アジアの写真家」の両方を紹介。

【国内企画展】堀内洋助 「再生の原風景-渡良瀬遊水地と足尾-」
【国際展】Prashant Panjiar 「Indiaisms」

 2024年6月8日 新宿・ニコンプラザ東京 THE GALLERYにて

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2024年6月9~12日 【旅行】隠岐島前3島+大山山麓周遊(3)中ノ島

2024-06-26 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 6月11日、3日目、隠岐の最終日。朝食を済ませ港まで送って貰い、レンタカーを借りる。今日のお供はワゴンRで普通のオートマ。

 例によって島の道路すべてを走る意気込みでスタート、だが中ノ島は細かな道が多い。まずは南端の木路ヶ埼灯台へ。水上カルデラを一望できるポイントのはずだが、木が成長し視界を遮る。そこから細道を辿るが、カーナビに従ったらとんでもない細道に入ってしまい探検家気分を味わう。それはそれで面白かったが。

 人の住むエリアは限られているものの、海士(あま)町は若い移住者が多く、寂れゆく離島という感じは全くない。漁業と畜産の経済二本柱なのは島前3島に共通のようだが、特に中ノ島では活気が感じられた。隠岐の旅の最後は明屋(あきや)海岸、ジオパークである隠岐らしい光景が見られた。赤い岩は、火山活動の際に生じた鉄分によるものだそうだ。レンタカー返却時、距離を見て「島内くまなく走った感じですね」と言われた。走り回るばかりでなく、由緒ある神社に参るくらいすべきだったか。

 本日の走行距離:54km

 別府港(西ノ島)で乗り換えジェットフォイルで七類へ戻り、出迎えてくれた友人と3年ぶりに会う。米子まで送って貰い、夜は久しぶりに旧交を温めた。

 [米子ユニバーサルホテル 泊]

0900~1200 レンタカー
中ノ島(菱浦) 1321
(内航船いそかぜ)
西ノ島(別府) 1328/1412
(高速船レインボージェット)
七類港 1512
*** 友人と飲む ***

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【写真展】村上賀子 「Anonymous Danes」

2024-06-25 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 第23回(2021年度)三木淳賞受賞作家新作展と言うサブタイトルの展示会、気鋭のカメラマンと言うことか。

 Daneとはデーン人、「現在のデンマークおよびスウェーデンのスコーネ地方に居住した北方系ゲルマン人(ノルマン人)の一派である」(wikipediaより)そうだ。その生活様式の中に溶け込み今でも大切にされているのがローソクらしく、本展の作品は火を灯した一本のローソクを持った一人ひとりの写真ばかり。

 多くの人は、ローソクの灯を見つめている。焚き火でもそうだが、人間、火をぼーっと眺めがちなのかもしれない。何を想うのか、何も思っていないのか。そうしている人々の表情に笑みは少ない。火が目線より下にある置かれているせいかな。手で掲げたローソクを見ている人の中には、笑みが浮かんでいることもある。上向きの視線は希望の証なのだろうか。そんなことを考えながら会場を回った。

 2024年6月8日 新宿・ニコンサロンにて

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2024年6月9~12日 【旅行】隠岐島前3島+大山山麓周遊(2)西ノ島

2024-06-25 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 6月10日、2日目。今日から予定とは全く変わったスケジュールで旅を続ける。

 宿で朝食を済ませ、コミュニティバスで港へ。待合所にドリップコーヒーの自販機があるのが嬉しい(島前3島どこも、港でドリップコーヒーが飲めた)。島前3島間は本土との便とは別に、高速船とフェリーが運航されており往き来に便利。西ノ島に到着し、軽レンタカーを借りて走り出す。旧型アルトのAGSミッション、オートマとマニュアルの両方の機能を持つ。操作に慣れると、マニュアルの方が状況に合ったギアで走れるようになった。

 島はアップダウンが多い。島前3島いずれも水上カルデラ、阿蘇の外輪山が海に沈み上の方だけが海面に顔を出して島となっていると思えば理解しやすい。放牧された牛が多いのも知夫里島と同じ。摩天楼ならぬ摩天崖からの眺めは見事、国賀海岸の垂直な崖と、その上の放牧地に点々と見える牛。天気快晴、バイクならもっと気持ち良く回れただろうに…。

 レンタカーを借りる時に割引券を貰ったので、国賀海岸めぐりの遊覧船に乗った。他にオーストラリアからの観光客4名。陸上係員も船長も全く英語がダメなので、通訳することに。大いに感謝されたが、そんなんで良いんですかね?最もこの島までインバウンド客がいるとは驚きだが。海岸に沿って走るだけでなく、岩を回る狭い水道を通ったり、海蝕洞に入ったりと変化に富んでおり楽しかった。島は島前3島で一番大きく、結構な距離を走った。

本日の走行距離:79km

 夕方の船で中ノ島に移動、宿で送迎してくれるので助かった。今回はレンタルバイクで回るつもりだったので、あえて港から離れた宿を予約していたのだった。食堂にはバンドセットや照明、たまに島外のミュージシャンを呼んでのライブハウスとなるらしい。

 [民宿なかむら 泊]


薄毛 0735
(コミュニティバス)
知夫里島(来居) 0747/0805
(内航船いそかぜ)
★西ノ島(別府) 0822/1530
0830~1430 レンタカー
(内航船いそかぜ)
★中ノ島(菱浦) 1537

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【写真展】喜多規子 × 片岡 司「Nature Colors~OM SYSTEMで撮る自然風景~」

2024-06-24 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 ショウルームの壁面を彩る、美しい自然。1枚1枚、撮影データが添えられておりとても参考になる。スマホのAUTOモードでは比べるべくもないが、どれくらいのシャッター速度と絞りそれに露出補正をかけているか、判るだけでも勉強になる。いやホント、明暗差の激しい構図でどちらも的確な明るさで写し込めるのは、ボディが良いのかレンズが良いのか。熱心に見ていたら店員が嬉しそうに話し掛けてきた。売り込みではなく、スペックまで熱心に検証する来場者が珍しいと言うことなのかもしれない。

 2024年6月8日 新宿・OM SYSTEM PLAZA Creative Wallにて

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2024年6月9~12日 【旅行】隠岐島前3島+大山山麓周遊(1)知夫里島

2024-06-24 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 東日本の島々はあらかた行ったので、離島制覇は西日本への遠征ばかりとなる。今回は山陰・島根県隠岐を目指す。隠岐は島前(どうぜん)3島と島後(どうご)1島に大別されるが、島後は過去に訪問しているので島前3島を回る。それがまさか、とんでもないトラブルが起こるとは。

 6月9日の夜行バス(WILLER EXPRESS BE9151便)で出発。19時台と早い出発だがカーテンは閉じられ、休憩放送は海老名と23時頃の遠州森町まで。夜中に気が付くとスマホに知らない番号からの着信が数度それにメール。明日借りるレンタルバイク業者からで、「5月に発生したシステムトラブルの影響で、いったん配車したバイクを誤って引き上げてしまい、明朝お貸しできません申し訳ありません」と言う連絡だった。ガッデム!夜中にスマホを弄り回し、バイクなしでも島までは辿り着けそう、そこから先は出たとこ勝負と方針を決め再び寝る。

 10日に入り土山、加西、大山(だいせん)で休憩、定刻に米子着。バスはこの先松江、出雲市、出雲大社までゆく。久しぶりのWILLER「コモド」シートだったが、ちょっと眠りが浅かった気がする。座席のせいか、3列席が車体後部に配置されているせいか、体調の問題か。
 ここから予定外の行動。JR境線で境港、連絡バスで七類港。窓口で事情を話し、計4区間の原付予約を取り消して貰う。幸い取消料金は発生しなかった。フェリーで2時間、知夫離島へ。ターミナルの案内所で島内を回る手段を相談したところ、原付のレンタルバイクがあるとのこと。空きがあったので夕方ギリギリまで借用。車種はヤマハビーノ4st、車種は変わったけどレンタルバイクで島めぐりは予定通り。レッツゴー!

 小さな島だがアップダウンは激しい。それと、島内いたる所に牛が放牧されている。沖縄と違うのは、柵の向こう側だけでなく道路にも寝そべっていたりすること。脇をゆっくり通れば大丈夫とは聞かされたが、2度ほど数頭で完全に塞がれかつこちらにノッソリ向かってきたので、Uターンして逃げた。赤ハゲ山からの展望、本当に真っ赤な赤壁、豪快なアップダウンと、初日から離島の雰囲気を満喫できた。午後からぽつぽつと降り出し、持参したレインコートが役立つ。本降りになったので1時間早く切り上げ、それでも島内くまなく走れたので心残りはなし。宿もちょっとお高めだけあって行き届いた設備と接客。夜は土砂降りかつ雷鳴まで。

 本日の走行距離:39km

 [民泊 小新家本店 泊]

 

【6/8(土)】
バスタ新宿 1940
(WILLER BE9151便)
 [車中泊]

【6/9(日)】
米子駅 0645/0730
(JR)
境港 0817/0824
(連絡バス)
七類港 0839/0930
(フェリーくにが)
★知夫里島(来居くりい) 1130
1130~1700 レンタルバイク
1700 コミュニティタクシー(→薄毛)

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