日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【写真展】山畑俊樹展 「今日もパレスチナにいる」

2015-06-30 20:55:01 | 本・映画・展覧会
 海外案件の「当落発表」が遅れているため今週は仕事に余裕ができたのを幸い、30分早退して新宿へ。久々に西口の写真ギャラリーをハシゴしようかと。そうそう東日本大震災以来消灯していた「新宿の目」は、LED照明に交換のうえ再点灯していますよ~。というわけで。

 昨年7月にテルアビブ&エルサレムへの弾丸旅行を計画していたが、情勢悪化で出発前日にまさかのフライトキャンセル。その後のイスラム諸国の治安悪化の傾向を見ていると、しばらくは行けないのだろうか…そんな思いを抱きつつ本展に臨む。

 と言っても、ドンパチ最前線の写真などない。作者はまだ学生さんらしい。すごい行動力だね。「月」の単位で滞在し、しっかり撮ってきている模様。費用の工面も大変だろうな。

 その作品群の印象はと言うと、淡々としたものに映る。ことさらに確執を撮らず、せめぎあう各宗教の信者たちに日常を撮っている。1枚ごとに字数の多いキャプションが付いており理解を助けてくれるが、それか若しくはこの地域の争乱の理由、歴史的背景を知らなければ「よく解らないけど中東の人々の写真がある」で終ってしまいそうだ。作品(群)に報道的要素を入れるのは難しいものだな。

 会場内のベンチで数人の若い男女が談笑していた。ひょっとして作者はあの中に居たのだろうか?もしそうなら、たとえ仲間と話している最中でも来場者には立ち上がって挨拶をした方が良いと思う。違ってたらゴメン。

 2015年6月24日・新宿ニコンサロンにて
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2015年6月24日 【PC】マウス買い替え?

2015-06-30 06:19:32 | PC&デジ物、ホームページ
 ケータイよりもデジカメよりも身近な物、それがパソコンのマウス。

 ウチで使っている「MA-50UPDSV」(サンワサプライ製)はノートパソコン三代にわたり使用してきた。価格.comの登録日が「2008年6月23日」となっているので、その頃に買ったとしたら約7年使っていることになる…が、もっと前から使っている気がする。調べたところ2007年に同サイトは大幅リニューアルをしており、それ以降に再登録されたのではないだろうか。写真の通り、塗装が擦れて落ちて樹脂の色が出てしまっている。

 最近ボールやホイールの回転がおかしくなることがある。そう、有線式でしかも光学式でなくボールなのだ(笑)。時々カバーを開けてボールと中のローラーを掃除しているから外観がボロい割に動作しているのか。マウスが無いととてつもなく面倒なことになるのは必定だから、転ばぬ先の杖で買い換えようと思い立ち会社帰りにいつもの家電量販店へ行った。

 今のパソコンも黒に近いダークグレーなので、似た色が良いな。もちろん次はコードレスにしよう。3ボタンで十分だ。レーザーやブルーLEDでなくても良かろう。そんな込み入った操作はしていないのだ。そうだ、会社のノート用のも一緒に買っちゃおうかな。付属品はもちろん有線のペラペラ品だから、こちらは使い込んでいなくても未練などない。同じモノの色違いを家と会社に置けば、同じ手触りで作業できるね!

 機能とデザインで自分の「要求仕様」が固まり、ズラリと並ぶサンプル品を幾つも操作して概ね絞り込んだ。あとは使用中のマウスを持って行って実際に大きさを比較してみようかな。

 些細な物でも、買い替えってのは心が躍りますね。
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【映画】あん

2015-06-29 19:42:08 | 本・映画・展覧会
 いつも行く映画館は1日と23日に映画1,100円♪

 本作は作品のストーリーもキャストやスタッフもろくに知らぬまま観に行ったのだった。チラと見た記事では樹木希林演じる老女が永瀬正敏演じる店の「あん(餡)」作りを手伝い始めたところ店が繁盛して…知っていたのはそこまで。ところがそこは(面白いが)導入部に過ぎず、もっと深く重いテーマがその後に続いていたのだった。ひとことで言えば偏見や差別との闘い。

 重い。観客は「あなたが老女である彼女や、店長である彼の立場ならどうしますか」と問いかけられていると感じた。正解はあるの?ないの?正義はどうなの?なぜ彼は声を荒げて立ち向かわないの?自分や作品への問いかけで脳内「???」充満。でも終り方にはちょっとまとまりが無いように感じた。

 何でか知らないけどドイツ、フランスとの共同作品で、しかも監督は有名な河瀬直美でした。知らなかった。初めて観た。カンヌ映画祭でも上映されたそうで、差別に対する静かな抗議ってニュアンスで捉えると日本よりヨーロッパの方が反応が良いような気がしますね。
 
 2015年6月23日 川崎・チネチッタにて
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2015年6月22日 訃報に思う

2015-06-29 06:22:04 | ノンジャンル
 ギタリストの堀尾和孝さん繋がり(と言うほどの間柄ではないのだけど)の「BUN」さんが亡くなった。まだ還暦を迎えていないのに…
 今月の初めの堀尾さんライブでお会いして間もない。大変お気の毒ではあるけど、日記で拝読する日頃の食生活ぶりから正直それほど長生きされるタイプではないと思っていたので驚きは少ない。とは言えまだ50代、なによりも軽い脳梗塞で入院したが快方に向かっているかように書かれており、それが薬の副作用による急逝だそうで、そのことの方がショックだった。どうであれ、心よりご冥福をお祈りします。

 そろそろ、身の回りで亡くなる人が出てくる年代に差し掛かったかな?若い頃は同僚や友人の親御さんがなくなるケースばかりだった。しばらく平穏な時期を過ごし、今度は本人が逝く時代になりつつあるのだ。

 さて、自分が死んだら諸々の始末がどうなるか。とりあえずの連絡とか手続きとか…。色々な登録ものとか、ある程度ファイルには纏めてあるが、それ以前にあちこち知らせたりするのって…誰?やはり、「非常時作業手順」を作成し封印し、来るべき時に頼りになりそうな人に預けておくべきだな。そしてなるべく手を煩わさないように情報の整理やモノの廃棄を進めておかなければ。でも何よりは、親より先に死なないことだと改めて思うのだった。
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2015年6月21日 【旅行】ウィークエンドは島ウォーク・新潟粟島(後半)

2015-06-28 06:54:14 | 旅行・ハイク&ウォーク
 朝食は普通のと名物料理「わっぱ煮」(要追加料金)を選べ、せっかくなので「わっぱ煮」を。宿の前の石浜のテーブルで、具材と薬味の入ったわっぱに焼けた小石を入れると瞬時に沸騰し同時にダシも出る…カワハギとオキメバルが溢れんばかりに入っていました。薄めの味噌味、塩分ほど良し。天気も良く朝から絶好調!その他にたっぷりおかずも付き、ごはん3杯も食べてしまいました。

 1泊2食8,000円と感激プライスのチェックアウト、「送りは?」「結構です」「それじゃ荷物だけでも」「それも結構です」「お迎えもお送りもせず申し訳ありません」とんでもない、素晴らしい一夜でした。機会つくってまた来たいですよ。では南半分を回りましょう。8時半にスタート。昨日より距離が短いので2時間あれば着くとみた。

 釜谷の集落を外れるとすぐに登り。ここから両側、山林じゃなく畑。けっこう奥深くまで耕されており、ジャガイモやナス、ナギ、キャベツなど多種多様。平地が殆ど無いので米はムリかな?かなり自給自足できそうな島のようです。集落は2ヶ所だけ、平地は少ない。冬は厳しそうだなぁ特に西海岸。

 一周道路からそれる形で八幡神社への道があり、展望台もあるので向かったのだけど歩道の補強木材が腐食していて通行止め、そういうのは外周道路からの入口に掲示して欲しい…もうひと登りしたら後は長~い下り。

 本日は年に一度の「クリーンアップキャンペーン」、日帰りでイベント参加の人も少なくないようで、昨日以上に盛大な出迎え(写真)~開会式~分散出発と続くなか島を後にした。漕ぐのがハードでも昨日レンタサイクルで島を一周、今日イベントに参加すれば良かったかな。でも合計25km以上歩いて久々の充実感を得ました。帰りは大宮で下車し「上野東京ライン」を使ってみましたが、大して時間も増えず良いかもしれないです。

【6/21】
粟島1100
(高速船)
岩船港1155/1155
(乗合タクシー)
村上1210/1209
(いなほ8号)
新潟1257/1307
(とき324号)
大宮1454/1503
(上野東京ライン)
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2015年6月20日 【旅行】ウィークエンドは島ウォーク・新潟粟島(前半)

2015-06-27 07:02:57 | 旅行・ハイク&ウォーク
 週末に3月の沖縄以来の島旅をしようと思い、気温と梅雨前線の動向を鑑み、日本海側の島を候補にしました。北海道と西日本は遠いのでパス、そうなると能登の舳倉島か新潟の粟島か山形の飛島。旅費を抑えたいこともあって一番近い粟島に。釣り師で賑わう島のようです。現地での時間を確保すべく前夜の夜行バスで東京から新潟へ、列車で村上そして乗合タクシー(要事前予約)で岩船港へ、朝一番の高速船で粟島に到着。宿は前日に(^^;)観光案内所に電話して取って貰いました。ちなみに最近お疲れ気味なのでバスは3列独立シート便をチョイス。良く眠れました。

 島で、特に何かする気はありません。行ってのんびりできればそれで良し。幸い周囲23kmの島の一周道路が整備されており、島の反対側にも集落があって民宿もあるため、「2日かけて島を一周歩く」をテーマにしました。港に到着し観光案内所で宿の予約手配の御礼をしつつ島の地図を入手。「歩いて回ろうと思います」「南側と北側、どちらから回られますか?」「キツい方から」「どちらもキツいですよ」あぅ…では距離の長い方からと言うことで、北側を回ってゆくことに。

 港の食堂で早昼を食べて12時にスタート。港のある内浦からいきなり始まる急登、「島にレンタサイクルはあるがお勧めしない」とネットで読んだ記事が頷けます。海は見え隠れしますが対岸の新潟~山形を眺めつつ北へ。ずっと舗装道路なので楽だけど退屈でもあります。北端に近い「鳥崎展望台」から海を眺めると、北海道からのフェリーが見えました。

 その後も海岸線を綺麗になめるわけでなくアップダウンあり、カーブありで歩きでがあります。内浦から島を横断してくる道と合流した地点より少し内浦側へ、そしてひたすら登り階段(何百段あったんだろう…)で粟島灯台へ。今は無人化され燈台守の官舎の跡もありません。日本第二位の到達距離(40km以上)を誇るそうですが敷地は緑に囲まれ残念ながら眺望は開けず。せっかくここまで登ってきたのに…しかし無線機を持ってくれば良かった!それにしても午後ずっと歩いて最後のこの登りは結構こたえました。

 灯台からは下る一方で釜谷(かまや)集落へ。30戸ほどの集落ですが民宿が10軒以上。宿には徒歩で行くと言っていたので、観光協会から無事に着いたか確認の電話が入っていました。凄すぎるぞ観光協会!刺身、煮魚、焼魚、フライ、サザエ焼、海藻酢の物…部屋食をゆっくり頂き、仕上げにビール。残念ながら名物の夕日は厚い雲に沈んでしまいましたが、それを補って余りある滞在であります。


【6/19】
鍛冶橋2345
(JAMJAMライナー451便)

【6/20】
新潟0600/0643
(JR)
村上0759/0902
(乗合タクシー)
岩船港0917/0930
(高速船)
粟島1025

民宿松太屋 泊
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【写真展】TATSURO展 「Limited Color」

2015-06-26 07:24:03 | 本・映画・展覧会
 「撮影の仕事の合間に短期バックパッカーとして80カ国以上を渡り歩いた」と言う紹介に興味が湧いて訪問。とは言え本業がカメラマンなので二足のワラジって言うほどでもない。余技、とも言えないな。副業?

 展示されているカラフルな作品群は街の景色を撮ったものと人々を撮ったものとに大別される。よくよく見回してみると、写真展タイトルにあるように単にカラー写真というだけでなくカラフルな写真が多いことに気付いた。もっとも町並みが必ずしも色とりどりとは限らず、その場合は綺麗に発色するシーンを狙っていると評価すべきか。

 そう考えると、やはり単なる旅の記録でなくテーマを持った撮影行なのではないかと思う。同じように短期の海外旅行を重ねていても自分には真似できない。

 2015年6月19日 キヤノンギャラリー銀座にて
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2015年6月19日 【食べ物】日吉・がっとん

2015-06-25 19:41:19 | 食べ物・飲み物
 日吉(東急東横線・横浜市営地下鉄)にライブを聴きに行くんだと言ったらギタ友のご子息がラーメン屋がいっぱいあるんですよねと言った。へぇそうなの?だったら下調べしておこうかな。うわ、ホントにいっぱいあるわ~。

 先週末もラーメン食べたし、テイストが被らないようにしようと九州豚骨系の店をチョイスし訪問。ちょうどライブ会場と同じ方向だし。派手な看板はあまり好きではない。ままよ。

 少し前に「なんちゃって豚骨」とも言うべき軟弱なのに当ったので、ここのはイイね。ちょっと匂いの強いスープ、若い人も多い町なんでウケるんじゃないかな。楽器らしいケースを背負った学生服の女の子4人連れが入ってきた!この匂いが平気って若さだね~。麺は「かため」で。「バリかた」でも良いかもしれない。サービスで海苔を増量して貰ったのだけど、ライス+辛子高菜にすべきだったか。

 また日吉でライブ聴くことがあったら寄りたいけど、でもその時は他の店も開拓したいな。良かった、普段通る駅じゃなくて。でなければ全店制覇まで食べまくりになっちゃうところ(笑)。
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【写真展】柴田れいこ展 「届かぬ文 戦没者の妻たち」

2015-06-25 06:21:38 | 本・映画・展覧会
 偶然なのか、時期的な必然なのか。「おかあさんの木」では戦争で離れ離れになった母子が描かれていたが本展のテーマは離れ離れになった夫婦(もしくは家族)である。

 地方らしい広い敷地の家の前で、もしくは施設のベッドで撮られた寡婦のポートレイト。写真ごとにインタビューで得た身の上話のダイジェストが添えられている。短い人は僅か9日間の結婚生活。出征が決まり慌てて結婚したのだろうか。多くの人が子供を抱え必死に生きてきた。そういう時代だったのか、田舎(取材対象は作者の住む岡山県内)だからか、舅につらく当られた人が少なくない。

 残る妻子を思いながら突撃したり体当たりして逝った夫と、還らぬ人を待ち続け戦後70年を苦労して生きてきた妻と、どちらがつらいだろう。数は変われど、PKOとかで海外派遣された自衛官の妻の不安はそう変わらないと思うけど、自衛隊の最高指揮官ドノはどうお考えなんでしょうね。たぶん一々そんなこと考えていたらやってらんないでしょうから、敢えて考えないようにしているのでしょうね。

 2015年6月19日 銀座ニコンサロンにて
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【映画】おかあさんの木

2015-06-24 20:25:36 | 本・映画・展覧会
 戦争関連の映画の興行が始まると夏、8月が近づいているのだなと思う。本土に住む日本人ならではの感覚でしょうか。

 大正から昭和の初め、長野の山村に暮らす子沢山の「おかあさん」、ご主人は不慮の心臓発作で早くになくなり、女手ひとつで6人の息子たちを育て上げた。本当はもう1人(これも男)いたのだが、子供の出来ない姉夫婦が是非にと養子に貰っていった。時代は戦争へ、養子も含め7人の息子はみな戦地へ。1人出征のたび、おかあさんは「身代わり」に1本の木を植え慈しみ世話をし語りかける。帰ってこい、帰ってこーいと呟きながら。戦局は悪化し、次々と息子たちの悲報が届く。最初はお骨で帰ってきたものが戦地の砂になり、終いにはカラ。7人のうち、戻って来られた者は?おかあさんの人生は?

 映画は鈴木京香の一人舞台って感じ、頑張りました。「男たちの大和」でも似たような別離劇が描かれていたっけ。子を戦争に送り出す悲しみは間違いなく、父親より母親の方が大きいと思う。時代が変わっても国が変わっても、この悲しみが変わる事はないでしょう。月並みな感想だけど。憲法改正の動き、日本はどうなっちゃうんでしょうね。

 2015年6月17日 川崎・チネチッタにて
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