日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

クレイグ・マクラクラン 「ニッポン縦断歩き旅」(小学館文庫)

2007-07-31 23:53:13 | 本・映画・展覧会
今日は暑い。外に出かける予定だったが家に篭ることにした。そうは言ってもエアコン入れるわけではないから、汗を流しつつゴロゴロしているのだ。昼寝。

 次々と4冊買った著者の本、読む順序がメチャクチャだが本書が日本語版の上梓第一作となる。既に過去2冊で大体の旅のスタイル、起こる出来事とそれらに対する著者の反応は分かっており、特に目新しいこともない。第一作だからもっと新鮮な驚きが記されているのではと言う期待は裏切られた。

 にも関わらず一気に読めてしまうのは、100日にわたる鹿児島佐多岬から北海道宗谷岬までの徒歩旅行のエッセンスをギュッと詰め込んであるからか。自分がやりたくて出来なかった(諦めるのはまだ早い!?)旅の記録だからか。

 およそ10年前の旅行記だが、こういうスタイルで一人旅をする外国人への日本人の態度はきっと今も変わっていないだろう。いや、その後の事件の多発を考えれば、より冷たくなっていることも考えられる。

 YOKOSO JAPANキャンペーンとは何か?政府は外国人に何を見せたいのか?もし自分がこういう旅人と遭ったらどう振舞えば良いのか?けっこう難しい問題を突きつけられていると思う。

  2007年7月28日 自宅にて読了
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2007年7月22日 香港旅行(3日目)

2007-07-31 07:04:39 | 旅行・ハイク&ウォーク
 2泊3日の旅行ですから今日はもう帰る日。チョロチョロと出かけている僕としては余裕あるスケジュールに思えるのですが、やはり他の人には短く感じるようで…初香港のU君は朝からションボリ。帰るのが悲しいのだそうです。それが次の旅への原動力となるのだよ、青年。

 昼には空港へ向かうことにして、同室のY君と近所の粥麺専家で粥を啜り、青菜をつまみます。旨いけど高いなぁ。もう少し下町エリアに行けば安いのですが…その後スーパーでくっだらない菓子など購入。ホテルへ戻る途中、別室組と出会ったので再び彼らをスーパーへ案内。安く色々なお土産が買えて
大喜びして貰いました。

 色々な乗り物に乗りたいと言うリクエストにお応えして、機場快線(列車)で空港へ。飛行機に乗れば機内食が出ることを知りながら、ついつい最後の食事。意外にも美味しく、大満足で香港を後に…U君はドナドナされるかのように。機内では緊張が解けたのか現実社会に戻りたくないのか、ひたすら寝ていましたナ。

 久々に、雲海に沈む夕陽を眺める、短くも充実した旅の終わりでした。
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土屋賢二 「ツチヤ学部長の弁明」(講談社文庫)

2007-07-30 22:14:56 | 本・映画・展覧会
 ツチヤ学部長とは?哲学者にしてお茶ノ水女子大学(お茶大)の学部長に就任した方である。どんな方か、就任当時すこしは話題になったのか、申し訳ないが記憶にない。が、きっとユニークな方なのだろうと、最近の例にもれなくカヤノフ氏の書棚から頂いてきた。

 ご本人が哲学者だからといって、この本に難しい内容はないよう。。。いや、深遠なテーマはあるが、それを見事に隠し、平易かつユーモアあふれる書きぶりでまとめているに違いない。いしいひさいちのイラストがまたイイ。私は「がんばれタブチくん」以来この人のイラストが大好きなのだ。

 通販生活、文芸春秋、他人の本の解説…あちこちに書いた散文集である。それゆえ、短い紙面で読者を惹き付けなければならない。テンポ良く面白く、かつ的確に自分の主張を伝えなければならない。そういう背景を思えば、この書き振りは不真面目だと批判するに当たらないだろう。が、やはりこの本で一番のくだりは、お茶大のHPに書いた学長挨拶の一節ではないか。

 「大学の四年間は貴重です。金になるかどうか、役に立つかどうかといったケチくさいことを考えずに、知りたいことを自由に追求できる夢のような時期です。」そして多くの人は、その時期が過ぎ去ってだいぶ経ってからそのことを実感するのだ。

 2007年7月27日 出張帰りの車中にて読了
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2007年7月21日 香港旅行(2日目)

2007-07-30 06:54:44 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今日は二手に分かれて行動。以前もそうだったのですが、我々の「ツアー」は全員揃うのは食事のみ、あとは小グループでの行動が原則。今回は航空券+ホテルのみのパッケージなので自由も利きます。最終日の空港送迎(ショッピング立ち寄り付き)もキャンセルしちゃったし(^^;

 香港はこれまで15回くらいは来ていますが、実は行った事なかった海洋公園にF君と2人で行きました。入場料高くて迷ったんだけど、なかなか面白いところでした。公園から見る外海は青々として綺麗だったし。しかし暑かった…34℃。ほか4人は旺角の電脳商場を冷やかしたり銅羅湾で買い物をしたりしてたらしいです。

 夜8時から、香港島中環~湾仔それに九龍チムサァチョイの主だったビルを使った光のショウが行われます。ビルの所有者・管理者はざまざまだろうにそれらを纏めてエリア全体の一大アトラクションを仕立て上げてしまうダイナミックさ、地勢的要因やショッピングの魅力などを割り引いても、この勢いに日本は逆立ちしたって敵いっこないワイと思いました。
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クーロン黒沢 「裏アジア紀行」(幻冬舎アウトロー文庫)

2007-07-29 21:30:56 | 本・映画・展覧会
 アジアにエスニックな響きやン千年の歴史のロマンを感じる人も居れば、もうちょっと怪しい魅力に惹かれる人も居る。異性関係も含めて…

 アジアの旅行者…と言うよりは放浪者…の間ではたぶん知名度の高い著者は、一般的に見れば日本の社会をドロップアウトしたダメ人間。バンコクよりさらに深く、生活費の安いカンボジアはプノンペンに「沈没」している超ダメ人間。その辺の暮らしぶりなどを記した本を何冊も著しているので、その印税で生活しているんだろうか…?

 この本に纏められた(概ね)一国一編のストーリーは、ごくごく普通の生活をしている人(含む自分!)からはトンでもない、心底どうしようもない出来事の羅列である。と同時に、こんなロクでもなく凄まじい環境でも人間は暮らしていけるのかと妙に感心したりもする。

 アジアには、このように世捨て人みたいな生活にハマっている日本人が結構いるらしい。単にバンコクに「沈没」している程度であれば数百人は居るんじゃないかな。そういう生活自体は羨ましいとは思わないが、彼らの時間感覚だけは羨ましいと思わないこともない。

 この本を読んで思い出すのは、旅行者の間では有名な、かの落書きの一節。

 「豊かな青春、惨めな老後」

 この本の登場人物たちの、その後をぜひ追ってみたいものだ。


 2007年7月26日 帰宅の通勤電車にて読了

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2007年7月20日 香港旅行(1日目)

2007-07-29 06:15:11 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今日から香港2泊3日、もちろん旅行です。お願いだから出張させてくれ。

 で、今回は珍しくも会社の以前同じ職場に居た仲間、総勢6名。1名を除き他は全員、過去に香港旅行しています。なので観光は特にしなくてもヨシ。じゃあ何するの?「メシ~!」

 今年は香港返還10周年、返還当日を僕と一緒に現地で迎えたメンバーも居て、みな久しぶりの香港の、街並みの変貌に目を奪われてます。街の姿は変わる、それを簡単に目の当たりに出来るのが香港でもあります。

 楽しく美味しい食事の後、夜景を見に山に上りました。晴れてるようで夜は雲の中になっちゃうことも多く、晴れてる時にいっとかないと。唯一「初香港」の最年少U君は「すっげー」の連発。明日はもう少しボキャブラリーを増やすよう指導しないといけません(笑)。
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選挙へ行こう!2007

2007-07-26 07:45:13 | ノンジャンル
週末が近づいてきたのでとりあえず書いておきます。
私は期日前投票済ませました。
どこに入れても良いので選挙には行きましょう。
現行制度で白票は無効になっちゃうのが悔しいですけどね~
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2007年7月18日 至れり尽くせり

2007-07-20 05:22:10 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今度の旅は一人旅ではなく、ツアコンです(笑)。10年ぶりの「同窓会」+アルファ。で、ツアコンですから申込、支払立替(^^)、ツアーキット受取、チェックイン…何でもやるんです、えぇ。ピンハネなんてしませんよ、明朗会計。報酬はマイレージです、きっと。

 で、ツアーなんぞ参加するのは10年以上なかった気がするんですが、配布されるキットの中身は変わり映えしませんなぁ…それにしても色々な紙が入ってるなぁ、バス乗り場案内図、オプショナルツアー、保険、荷物託送、お土産…ホントに至れり尽くせり。感心しちゃったよ。で、自分の分は要らないモノをポイ、ポイ、POI…残ったのは出入国カードと簡単なツアーガイドブック、以上!まぁそうでしょうナ。

 サーチャージが増えたりして、結局個人手配と変わらない値段になっちゃったような…だったら個人手配にした方が良かったなんて思うと気が滅入るので細かい計算はしません!もちろんメンバーにも言いません!細かい計算は苦手。

 あとは食べる所かな。詳しいのは誰かなぁ…最近よく旅先で会うメンバーとは違うけど、ワイワイとテーブルを囲むのは楽しいだろうな。ちょっとご無沙汰のヒトばっかりなんで、会社の愚痴でも語り合おうか(笑)。そう思えばもう少しハードな日々も乗り切れる…かもしれません。


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本多勝一 「事実とは何か」 (朝日新聞社)

2007-07-19 22:33:28 | 本・映画・展覧会
 一般的な本を数冊読んでは本多モノを一冊…と言うのが最近の読書パターン。なかなか在庫は減りませんナ(笑)。でも頑張ります。結構パターンが読めてきましたけど。

 今回のは結構てこずった。手こずったけど、結構まじめに読んだ。何でかって、新聞や雑誌、いわゆるマスコミの報道姿勢にギモンを感じる昨今だから。読み比べてるワケじゃないからあくまで印象なんだけど、例えば旅先でいつもと違う新聞を読んでも、レイアウト以外違和感がない…そんな不満を漠然と持ってるから、かな。

 「絶対的な事実などあり得ない」読めばそうかなと思う。ちょっとこじつけがましいと言うか詭弁な風にも感じるが、じゃあどうなのさと問われれば認めざるを得ない、そんな感じ。 あと「ルポルタージュ」と「ノンフィクション」の定義…これも言葉をこねくり回しているだけじゃないかという見方も出来るのだが…も興味深い。どう違う?うぅん、僕の見方はこの人と違う。ちょっと新鮮な驚き。

 多くが30年も前に書かれた文章、しかしこの本の中で警鐘を鳴らされたマスコミの姿勢、果たして今はどうなっている?

 2007年7月17日 自宅にて読了
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2007年7月17日 ダブルブッキング(?)

2007-07-19 05:58:23 | 旅行・ハイク&ウォーク
 夏休みの旅行手続きで、旅行社にパスポートを預けなければならない。なんかコレって不安なんだよね…ちゃんと帰ってくるか。失くされても記念になるよう、今の状態でスキャナーかけておきたいのだが…ありまへん。

 で、預けて欲しい期間に実はパスポートの使用予定が…気付かずに送っちゃうトコロだったよ、危ない危ない!これドジったらかなり笑えた(落ち込んだ)だろうなぁ。成田から引き返すなんて考えただけでイヤ。

 全体を見ないと失敗する、仕事も同じだね(泣)。今日も23時。

コメント (1)
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