10月22日、2日目。朝の町を散策するつもりがダラダラ過ごし、何も見ずに出発です。今日は快晴、本当に雲一つありません。
栃木からJR両毛線で小山、水戸線に乗り換えて下館。ここから真岡鐡道「SLもおか」に終点の茂木まで乗車します。この列車、乗った気がするのですが記憶が曖昧なため乗ることにしました。機関車はC12 66(写真上左)、客車は50系(写真上右)です。客車がレトロ調に茶色く塗られているのは、ちょっと気に入りません。国内唯一、ほぼオリジナルコンディションで残された50系なんだから「レッドトレイン」のまま走らせて欲しいものです。
小ぶりなC12と言えども汽笛もブラスト音も勇ましく、スムースに時にはガクガクと、3両の客車を引っ張ってゆきます。沿道にはカメラマンもただの見物人も多く、しょっちゅう双方で手を振っています。楽しいね。
茂木で1時間ちょっとの昼食インターバル、1日3本しかないJRの路線バスに乗車し、芳賀町工業団地管理センターで下車。どうやら同じことを考えている人が多く、10人ほど下車しました。すぐ近くのJRバス関東宇都宮支店をフェンス越しに観察後、2㎞近く歩いて本日2つ目のターゲットへ。
芳賀・高根沢工業団地から、今年8月26日に開業したばかりの「宇都宮ライトレール(LRT)」の乗車(写真下左)。郊外への幅広い道での併用軌道に始まり、高架橋の専用軌道、川越えも専用の橋か!軌道敷設にお金を掛けた印象が強いです。海外並みにもう少し速度を出せるとな。それでも報道通り乗車率は好調で、途中からは立ち客が出るほどでした。終点2つ前の駅東公園前で下車して寄り道。
宇都宮と言えば新幹線開業前のメインは東北本線、東北本線と言えば昼の主役は特急「ひばり」、夜は急行「八甲田」と言うのが自分のイメージ。その「八甲田」始め各種列車の先頭に立っていたのがEF57、通称「カブトムシ」。EF58(ゴハチ)よりも「ゴナナ(カブトムシ)」の方が東北本線らしく思えます。これが、駅東公園に保存されています。唯一の現存車両です。柵で囲われており、今日は早く来られれば策の中に入れる公開日だったのですが、残念間に合いませんでした。「カブトムシ」の愛称の由来である、運転室前方に突き出たパンタグラフが判るよう、斜めから撮りました(写真下右)。
来た道を戻り、LRTを終点の宇都宮まで乗車、危うく積み残されるほどの混雑でした。中途半端な時間ではあるけど、餃子を無視はできません。名店とは呼べなそうだが立地の良さから何度も行っている、駅構内の外れの餃子屋で生ビールと餃子と食べ、グリーン車で帰宅しました。計画では下今市まで行って新鋭の「スペーシアX」で帰ろうとしたんですが、指定席発売日の夕方には、狙っていたプレミアムシートは完売で諦めました。いずれ改めてトライします。
この2日間で、以下のターゲットに乗り終えました。ずいぶん残っていたものですが、これで首都圏での心残りはほとんどなくなった気がします。
・東武鉄道「リバティ」
・会津鉄道「AIZUマウントエクスプレス」
・会津鉄道「お座敷展望トロッコ」
・東武鉄道「SL大樹」
・真岡鐡道「SLもおか」
・宇都宮ライトレール
・EF57保存機
栃木 0941
(JR)
小山 0952/1010
(JR)
下館 1030/1035
(SLもおか)
茂木 1206/1330
(バス)
芳賀町工業団地管理センター 1401着
(徒歩1.8km)
芳賀・高根沢工業団地
(宇都宮LRT)
駅東公園前
(宇都宮LRT)
宇都宮駅東口